富丘駅(とみおかえき)は、北海道(網走支庁)紋別郡興部町字富丘にあった北海道旅客鉄道(JR北海道)名寄本線の駅(廃駅)である。名寄本線の廃線に伴い1989年(平成元年)5月1日に廃駅となった。一部の普通列車は通過した(1989年(平成元年)4月30日時点(廃止時の時刻表)で下り5本上り5本(快速運転列車ほか))。廃止時点で、単式ホーム1面1線を有する地上駅であった。ホームは線路の南西側(遠軽方面に向かって右手側)に存在した。仮乗降場に出自を持つ無人駅となっており、駅舎は無いがホームから少し離れた位置に待合所を有していた。ホームは木造で名寄方に90度の角度で設置されたスロープを有し駅施設外に連絡していた。駅全体が周囲より高台の海岸段丘上に位置し、道路へ出るには防雪覆い付きの階段を下る形で連絡した。当駅の所在する地名より。元はアイヌ語のオ=シカリ=サロル(川尻が迂回する湿地)またはオ=ム=サロル(川尻が塞がる湿地)から「思沙流」と呼ばれた段丘地帯であったが、昭和26年の字名地番改正の際にこの地区の開拓先駆者で自治功労者の名前から「富」の一字を採り、それに「丘」を付けて「富丘」とした。2001年(平成13年)時点では道路から駅構内への防雪覆い付きの階段のみが残存していた。駅前後の線路跡は農道として再利用されている模様であった。2011年(平成23年)時点でも同様に防雪覆い付きの階段は残存しており、ホーム跡には枕木が外された形で放置され、散乱していた。線路跡も確認出来た。築堤上の空き地になっている。また、旧駅附近の国道に立てられている「農業基盤整備事業」の看板には、当駅附近の名寄本線の絵が描かれていた。
出典:wikipedia
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