阪急バス豊中営業所(はんきゅうバス とよなかえいぎょうしょ)は、大阪府豊中市庄内西町五丁目()にある、阪急バスの営業所である。最寄りの停留所は「日出町(阪急バス本社前)」で、阪急バスの本社も併設されている。なお、営業所に面する国道176号の交差点名も「阪急バス本社前」である。また、加島出張所が大阪市淀川区加島の加島駅近くにあり、当営業所の傘下として一体的に運用されている。一般路線は梅田から北側の大阪市内(北区・淀川区)と、豊中市、吹田市、箕面市及び兵庫県尼崎市に路線が延びる。1997年からはスルッとKANSAIの磁気カード、また2007年2月1日からはPiTaPa・ICOCAにも対応している。各営業所の中で最も梅田に近いことから、高速道路を経由する有馬急行線や関東・信越から中国・四国地方をカバーする長距離の高速バス路線も当営業所が管理している。なお、かつては1970年までは同名の豊中営業所(熊野田車庫)が別に存在したが、現在地とは大きく離れている(豊中市夕日丘)。以下、「日出町(阪急バス本社前)」は「日出町」と略して表記する。北は箕面及び千里中央、南は梅田、西は阪急園田、東は江坂までの、大阪府北部の衛星都市へ向けて運行している6つの路線の総称。49・91系統を除く全系統が本社・営業所のある日出町に発着する。阪北線のルーツは戦前にまでさかのぼり、全盛期には池田、宝塚などとを結ぶ系統も運行していたが、併走する阪急宝塚本線の利便性向上に伴って、現在では梅田 - 日出町 - 豊中間を中心に、千里中央・箕面方面に向かう系統で形成されている(個々の系統は1時間に1、2便程度もしくは2時間毎の運行と少ないが、複数の系統が重なり合う梅田 - 日出町・豊中間などでは、1時間に2 - 7便程度となる)。大阪市内側の起点である「梅田」は、元々阪急百貨店の正面に停留所があったが、現在は百貨店西側のJRガード下で乗降扱いを行っている。豊中市内では他に千里営業所管轄の豊中市内線があり、豊中 - 千里中央間や豊中 - 永楽荘四丁目間等の一部区間で重複し、49系統では共同運行も行っている。9系統と10系統は豊中以北の経由地違いで、交互に運行される(日出町 - 豊中間は合わせて1時間毎)。豊中以北は9系統と並行して49系統、10系統と並行して45系統(豊中市内線)が運行されている。2000年12月7日のダイヤ改正以後、上津島発着便の一部を阪急園田まで延伸した。梅田側では豊中・箕面系統と合わせて30分毎となっており、阪急園田へは1時間もしくは2時間へ1回となり一部が上津島での折返しとなる。2013年7月13日のダイヤ改正より日出町までの区間便も設定された。2000年12月7日のダイヤ改正から、箕面発着便は平日のみとなり、土曜・休日は全便豊中止まりとなった。63系統は市立豊中病院の移転に合わせて、1998年9月に13系統の柴原駅を経由する系統として設定された。梅田発着は概ね1〜2時間に1回で、箕面発着は平日のみであり、土休日はすべて豊中止めとなる。日出町発着は箕面側で1時間毎とするため梅田発着の間に設定される。2013年7月13日より梅田 - 箕面便が増発されている。旧称「空港線」。1997年4月の千里中央 - 空港系統の廃止により、阪北線に編入された。160系統は空港と豊中市内を結ぶ目的で運行されており、1984年3月に、昼間のみ新大阪まで延長されるようになった。2013年7月13日より新大阪発着が増発された。発足当初は吹田営業所担当の吹田線として運行されていたが、1997年の豊中病院線の整備に伴い移管された。豊中病院線・64系統の短縮運行と捉えることもできる。吹田営業所担当の頃は、桜塚 → 克明小学校前 → 豊中 → 北桜塚 → 桜塚 の一方循環運行(豊中に到着する前の克明小学校前からも緑地公園駅前方面への乗車が可で、緑地公園駅前方面から乗車した際にも豊中発車後の北桜塚で降車が可)だったが、移管後は豊中を起終点とする扱いとなり、豊中をまたいで利用することができなくなった。阪北線のうち、20番台の系統群は庄本線とも呼ばれる。梅田から十三を経て、JR東西線の加島駅までの区間をメインとする路線。東西線の開業前は、昼間時でも6分毎で、並行する大阪市営バス97号系統(当時は幹線97号系統)を合わせると、待たずに乗れるほどの濃密なダイヤだった。東西線開業後は減便こそされたものの、市バスと合わせかなりの数が保たれている。梅田の乗降場は阪北線とは異なり、大阪駅北口のノースゲートビルディング1階にある、JR高速バスターミナル(大阪駅北側バスターミナル)に設置されている(2011年5月21日までは御堂筋北口)。ターミナルが西方向への一方通行となっている関係で、ここを出発すると大淀南一丁目(なにわ筋、朝日放送旧社屋跡前)を経由しており、逆方向が国道176号を直進してくるのとは経路が大きく異なっている。2009年8月1日のダイヤ改正では、18系統の梅田 - 加島駅前系統を約120本前後(昼間時7 - 8分毎)から約100本前後(同10分毎)の80%に減回、昼間時の梅田 - 阪急塚口系統を西川発着に短縮するなどの再編が行われた。この改正によって、西川以遠・阪急塚口まで運行する系統は18系統の加島駅前 - 阪急塚口系統のみとなり、本数も1日あたり8往復から土日祝の1往復のみと大幅な減便となった。また、運賃も梅田 - 西川間または加島駅前 - 阪急塚口間の均一制に変更した。この阪急塚口発着便は、かつては「阪丹線」という路線名で、阪急伊丹まで運行していた。2013年7月13日にさらに減便され、平日昼間(梅田発10 - 15時台前半)は15分毎に、土休日は12分毎(梅田発7 - 19時台、20時台以降は15分以上)とされ、正月ダイヤ(土休日ダイヤの一部を間引く)は土休日ダイヤに集約された。加島西には加島出張所(前述)があり、当路線運用の大型車が常駐して旺盛な需要に応えている。なお、大阪市営バスの昼間回数券は当路線でも使用できる。その名の通り、大阪モノレール・柴原駅前にある市立豊中病院へのアクセスを目的としており、平日昼間のみ運行される。土休日には、緑地公園駅前 - 豊中間のみを運行する阪北線・91系統が事実上の代替となる。阪急曽根(曽根駅)から西に向かい、大阪国際空港の南側にある原田下水処理場に併設されたクリーンスポーツランドとを結ぶ路線。1998年の同施設のオープンに合わせ、利便性向上のために開設された。開設当初の本数は1日16往復(1時間当たり1 - 2本)だが、最大で2時間運行がない時間帯もあった。阪急曽根の他、クリーンスポーツランドでも阪急伊丹へ向かう伊丹市営バス(23系統)に乗り継ぎができるが、同線の本数はさほど多くない。1日の乗客が100人以下の典型的な赤字路線で、赤字分は豊中市が補填している。2005年度には、運行時間帯の見直しや阪急バス自身での人件費削減などによって補助額の削減を行った。その後豊中市議会で利倉・利倉西エリアへの乗り入れが議論され,2010年12月11日よりコミュニティバス路線の『エコラボbus』として第2のスタートを切った。2013年3月31日をもってエコラボBusの運行を終了し、4月1日より一般路線(クリーンランド線)として再開した(同日よりクリーンスポーツランドは休館となり、停留所名もクリーンランド前に改称されている)。うめきたの開業に伴い、2013年4月24日開設。阪急梅田駅を起終点として1周27分で梅田の南北を巡回する。10 - 20時台に10分毎に64便を設定でスタート。運賃は100円(小児50円)均一で、ICカード、阪急スクールパス(学生用定期券)、阪急グランドパス65(高齢者用全線定期券)、スルッとKANSAI2day・3daysチケットでの利用も可能なほか、当路線専用の一日乗車券(大人200円/小人100円)、回数券、定期券も設定される。2014年12月1日改正より平日朝7〜9時台までの運行を本格化させるとともに、最終を繰り上げ19時台で運行終了となり平日57便、土休日48便体制としている。一部の車両には沿線に本社を置く毎日放送のマスコットキャラクターであるらいよんちゃんのラッピングが施された車両が存在する。梅田と有馬温泉を結ぶ路線で、1948年7月15日より運行されている。有馬や西宮市山口地区の住民の、大阪方面への通勤路線としての役割も果たしている。阪急にとっては、阪急電鉄の前身が『箕面有馬電気軌道』という名称であったように有馬まで電車を通す計画があったが、結局六甲山内の区間を鉄道ではなくバスによって接続し、梅田と直通した格好になる。当初は一般道を走っていたが、1972年5月より中国自動車道(中国池田 - 西宮北IC)を経由するようになり、スピードアップが図られた。1976年8月に中国道の通過区間を宝塚ICから西宮北ICにまで延ばし、新たに急行便を設定した。また、一時期には蓬莱峡などを経由する系統も設定していたこともがある。高速道路を経由する路線ながら、分類上はいわゆる「高速バス」ではなく「一般路線」として分類されており、公式サイトを始めとする各種案内上も「"高速バス、有馬急行線では利用できません"」というように、必ず「高速バス」とは別に表記されている。2013年4月1日より阪急観光バスとの共同運行になった。阪急バスでは、高速バスに該当する路線を「高速線」と総称しており、全ての路線を豊中営業所が管轄している。各路線の詳細は、路線ごとのページもあわせて参照のこと。いずれの路線も同業他社との共同運行を行なっているが、路線名が統一されていないこともある。以下では、原則として阪急バスでの呼称で表記している。以下の路線では、阪急三番街高速バスターミナルの窓口において、阪急バスに予約・発券業務が委託されている。「中国新見・三次線」は、運行会社により停車地が異なるため、注意が必要(例として、阪急・備北は阪急梅田、中国は新大阪が起終点)。古くは東城町(庄原市)発着だった。2003年以降、全線の運行業務を阪急観光バス(大阪営業所)に移管している。ただし、1989年に同社を分社する前の大阪観光営業所には『ムーンライト号』の2代目車両が配置されていた。「クリーンスポーツランド線」を利倉(とくら)・利倉西エリアに延伸する形で、猪名川公園前まで運行していたコミュニティバス路線。3年間の実証試験運行という名目上、2010年12月11日より運行されていたが、利用客の増加が見込めないとして、予定通り2013年3月31日をもって運行を終了。翌日よりクリーンスポーツランド線の運行が再開(同時にスポーツランドの休館に伴いクリーンランド線に改称)された。1997年の再編前は、梅田発の加島線はいずれも17系統であった。なお、大淀南一丁目停留所はこの時期まで「大淀町南一丁目」となっていた。上記は昭和20, 30年代 - 1979年頃?の阪丹線の路線であり、1979年当時には昆陽ノ里方面への17系統と総監部前方面への18系統に分かれていた。また、現在の坂部 - 阪神水道前間は高架道路を経由しなかった(川田経由、現在は道路を分断)。時期によっては、梅田・十三 - 神崎橋・西川・伊丹本町・電気試験所前(伊丹本町から5.95km、西川から1.17km)などの区間系統もあった。上記路線は2009年8月1日改正によって廃止された。末期は1日8往復(梅田発9時〜16時台で1時間ヘッド)、梅田 - 阪急塚口間を240円で結んでいた。同改正以降は加島駅前-阪急塚口系統に短縮され、運行回数も土曜、日曜の1往復となり、運賃も区間制から均一制に変更となった。加島駅前と阪急岡町(岡町駅)を結んでいた路線で2014年12月27日に全系統が廃止された。平日昼間は豊中病院線と共に市立豊中病院へのアクセスとして柴原駅まで運行していた。庄内出張所発着の75系統は、そのうち1往復だけ設定されていた。なお、阪神高速11号池田線の外側を通る府道10号大阪池田線を経由するため、上津島停留所は阪北線とは別の場所(100mほど東側)にあった。JR東西線の開業までは、西淀川区内の歌島橋を経由して千舟橋まで運行されていた。下記の「千舟線」を参照。岡町加島線の前身。JR東西線の開業と同時に加島以南を廃止し、代わって加島駅へ乗り入れ「岡町加島線」に改称された。この改正では全体としての本数を15往復から17往復に増便した一方で、下記の普通(各停)便を廃止し、梅田・新大阪・千里NT - 有馬の輸送に特化した運行形態となった。この頃は各停便であっても「急行」などの種別がついていた。前述の北六甲台経由便は7時台に有馬・北六甲台を出て8時台に梅田着、帰りは18時台に梅田を出て19時台に北六甲台・有馬に到着していた。2005年11月より運行された、りんくうプレミアム・アウトレットへの買い物客向けのツアーバス(募集型企画旅行)。同施設を運営するチェルシージャパンが協賛している。2007年7月からは、新規開業した神戸三田プレミアム・アウトレットに向けても運行を開始。2010年7月分より、主催社が阪急バスから阪急観光バスに移管された。
出典:wikipedia
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