唐松駅(とうまつえき)は、北海道三笠市唐松にあった北海道旅客鉄道(JR北海道)幌内線の駅(廃駅)である。幌内線の廃止にともない、1987年に廃止となった。電報略号はウマ。住友坂炭礦(現・住石マテリアルズ)の請願駅であった。廃止時点で、単式ホーム1面1線を有する無人駅であった。過去には、列車行き違い設備があったが、駅舎側の1線を残して撤去された。駅舎は北海道の木造駅舎としては非常に珍しい巨大なギャンブレル屋根が特徴であり、古い開拓農家のような建物である。この地域の沢沿いで開拓期に木材を切り出していた人の名前「藤松」が沢の名前に付けられたのを嚆矢とし、その後この藤松沢(とうまつざわ)上流に幾つかの中小炭砿が開坑して藤松沢炭砿、藤松炭砿などと称していたが、住友に買収されて唐松炭砿となった。一方この辺りの当時の地区名は、籐松沢の本来の名前であるアイヌ語のボン=ポプ=パ=オマ=ナイ(茅原野の上手の外れにある沢のさらに上手の外れの小さな沢)が省略されたポンヌッパを字名としており、駅名の方は住友坂炭礦の請願に従って炭砿名から付けられたものである。1944年(昭和19年)になって当地の字名も駅名に従う形で唐松に改正された。廃止後しばらくはそのまま放置され、廃墟となり荒れ放題となっていたが、地元有志により駅周辺の整備、駅舎の修復、記念品の展示、看板のかけ替えが行われ、現役当時の雰囲気に戻った。
出典:wikipedia
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