頑火輝石（がんかきせき、、エンスタタイト）は、ケイ酸塩鉱物の一種。マグネシウムに富む斜方輝石。化学組成は MgSiO で、Mg が Fe に置換した斜方輝石が鉄珪輝石（てつけいきせき、、フェロシライト）。頑火輝石（En）と鉄珪輝石（Fs）とは連続固溶体をつくるため、EnFs を境にする。かつては2種間を古銅輝石（こどうきせき、） - 紫蘇輝石（しそきせき、） - 鉄紫蘇輝石（てつしそきせき、） - ユーライト（）に分けていたが、現在では使われない。また、同じ化学組成で単斜晶系のものは、単斜頑火輝石という。火成岩や変成岩を構成する造岩鉱物の一つ。岩手県川井村道又では、放射状の結晶集合が産し、観賞用に採掘された。

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