『続 初恋物語 〜修学旅行〜』(ぞく はつこいものがたり しゅうがくりょこう)は、1997年6月6日にNECホームエレクトロニクスより発売されたPC-FX用恋愛シミュレーションゲーム。タイトルが示すように1993年に徳間書店インターメディアより発売された『初恋物語』の続編に位置づけられるが、ストーリーの繋がりはない。プレイヤーは主人公・神崎弘也となり、幼馴染みの高瀬祐花のサポートを受けながら小学生、中学生、高校生、大学生という4つの時代で初恋成就を目指す。取扱説明書の「解説」において、原作者の古雅ちはやは修学旅行(林間学校、卒業旅行も含む)をモチーフとした理由として以下の2つを挙げている。1995年4月に制作が発表され、1997年6月に発売された。PC-FX用ソフトで唯一2枚組となった作品であり、プレイステーション(PS)版およびセガサターン(SS)版は4枚組となっている。キャラクターデザインには垣野内成美を起用、ゲームのキャラクターデザインは本作が初となった。オープニングやイベントシーンにはアニメーションが採用され、総セル画枚数は約9,000枚にのぼる。1998年にはPSおよびSSに移植され、大学入学前の春休みを舞台に祐花の妹を初恋相手にすることができるシナリオが追加された。また、PS版には初回特典としてオリジナルドラマCD『続々初恋物語 〜感傷旅行〜』(詳細は「関連商品」の項を参照)が用意された。最初に小学生、中学生、高校生から時代を選択する。各時代には初恋相手となりうる女性が3人ずつ存在し、その中から1人を選択する。ここで選んだ相手以外は物語に関わってこないため、いわゆる「同時攻略」の概念は存在しない。修学旅行に出発する前日から物語は始まり、買い物などの準備を済ませれば出発となる。旅行先は、小学生時代:日光・尾瀬、中学生時代:京都・奈良、高校生時代:九州、大学入学前の春休み:伊豆・箱根、大学生時代:デンマーク、である。旅行中は祐花と話し合って30分刻みでスケジュールを決めていく。ここにシミュレーション要素とアドベンチャー要素があり、選択した行動によって各能力値の増減や初恋相手とのイベントが発生する。その過程がゲームのメインである。主人公の初恋が実ったか否かは旅行終了時に判定される。各パラメータの高さや特定イベント発生の有無、さらには最後の告白の有無によって多数のエンディングに分岐するが、一定以上の評価を得られたなら初恋は実ったことになる。各時代の女性3人との初恋を実らせると、その時代の祐花が初恋相手に追加される。祐花を含め、小学生時代から高校生時代までのすべての初恋を実らせると、新たに大学生時代がプレイ可能になる。大学生時代の相手との初恋を実らせれば、大学生の祐花を初恋の相手に選ぶことができる。そして祐花との初恋を成就させるとゲーム完全クリアとなる。旅行中に荷物でウエイトトレーニングをしたり、旅のしおりで勉強したりするような不自然な設定、イベント発生条件の厳しさ、システム周りの不親切さなどによりネガティブな評価を受けることが多い。いわゆるクソゲーとして書籍に紹介されたことさえある。作詞は古雅ちはや(「Lilacの告白」のみ豊芦原恵海)、作曲・編曲は伊豆一彦、歌は各ヒロインの担当声優。各ヒロインのシナリオで、ある条件を満たしエンディングを迎えるとエンディングテーマとして流れる。
出典:wikipedia
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