『雛鳥の囀with殻の中の小鳥』(ひなどりのさえずりウィズからのなかのことり)はSTUDiO B-ROOMから発売された美少女ゲームで、過去にPC98で発売された殻の中の小鳥と続編の雛鳥の囀をWindows版としてリメイクした作品。過去にSTUDiO B-ROOMから販売された雛鳥の囀with殻の中の小鳥の原画集の中でシナリオの栄夢のコメントでは殻の中の小鳥はキャラに入れ込みすぎた為、消えていった要素があり、地味なリメイクで評判や評価は高くはないと語っている。雛鳥の囀は大幅に変更をし、キャロルの性格変更、新キャラの追加、一般のゲームでもあまり出て来ない「薬」を扱う予定であったが、作業中に自身の作品でないと振り返り、DOS版に準拠する形をとっていると語っている。なお、この2作品とストーリー上関連性はないが、シリーズとして渡り鳥に宿り木をが発売されている。また2007年7月5日に公式ホームページにて殻の中の小鳥の再リメイク版を開発中と発表されたが、2010年4月20日に発売中止を発表した。CGの一新とシナリオの再構成を重点に置いていた。舞台はヴィクトリア朝風のある街。元調教師「フォスター」は国賊として追われる身であった。そんなフォスターを鉄道王「ドレッド=バートン」は自身の屋敷へと招く。かつての事件の書類を手に入れたドレッドにフォスターは逆らえず、その屋敷で暮らしていた少女「クレア」を始め、街で出会った4人の少女たちをメイドという名の娼婦に養育させていく。なお、最初のDOS版はBLACK PACKAGE名義で発売され、KENJI氏がメイド物を作ろうとして、新人の栄夢氏を起用して作られた。メイドブームの始祖で、この作品がなければ秋葉原がメイドの街になることはなかっただろう。ドレッドから屋敷を譲り受けたフォスターと屋敷の主となったクレア。しかし、中央の財閥であるウェラクスタ家はかつてのドレッドの遺産である鉄道事業に乗り出し、屋敷を不当に奪い取る。フォスターとクレアの元に屋敷の新たなる主人、「キャロル=ウェラクスタ」がやってくる。彼女はドレッドにあやかって屋敷を根城とし、交渉にメイドを使う方法までも模倣しようとフォスターに再びメイドの調教を命じた。正統な続編で、コミケにコスプレも多数現れ、この作品でメイドブームは頂点に達した。殻の中の小鳥と雛鳥の囀の共通のシステムであるが、接客によって収入を得、調教によりキャラクター達のパラメーターを上げより高度な接客によって更なる収入を得るという独特のシステムをとっている。しかしキャラクター毎に体調の概念があり、高度な接客や調教によっては体調が落ち、接客どころか調教も不可の状態に陥るのである程度バランスを考えなければならないといった状況に陥る。殻の中の小鳥のクレア、雛鳥の囀のクレア、メイ、途中加入のリズを除くヒロイン達も最初から屋敷にいる訳ではなく、それぞれ生活をしている。彼女らを身請けするにはある程度の日付や所持金が必要など、かなり入り組んだ構造になっている。STUDiO B-ROOMのゲーム全般に見られる特殊なシステムを理解していないプレイヤーにとってはかなりハードルが高いゲームとなっているが、手馴れたプレイヤーには作業ゲームとしての意味合いが強い。調教は全てカードによって行われる。優れたカードを手に入れたとしても、キャラクターの各種パラメーターによっては優れたカードでも効果は発揮できず、カード同士の組み合わせによるカードコンボを発生させる事で各種パラメーターの経験値を効率よく上げる事がゲームを進める上で重要である。カードの配布に関してはランダムで行われる為、いつも狙ってコンボを組む事は出来ない。またキャラクターによっては無効とは言えないが、パラメーターがあまり伸びないカードもある為、誰にどのカードが有効かを把握しておかなければならない(キャラクターの容姿と性格。調教後CG、接客CGにヒントが隠されているので難しい事ではない)。エンディングも従来のゲームと違い、クレアを除く4人のメイド達に設定されている接客による収入がある程度行くとそのキャラクター達のエンディングを迎える。しかしエンディングを迎えたキャラクター達は当然屋敷から出て行くのでここでもバランスを考えなければならない。また接客の初歩である「お茶汲み」だけでもエンディングを迎えられるキャラクターもいる。『殻の中の小鳥』I〜V、『雛鳥の囀』前編、後編としてそれぞれOVAアニメ化された。
出典:wikipedia
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