阪急バス千里営業所(はんきゅうバスせんりえいぎょうしょ)は、大阪府吹田市津雲台七丁目にある、阪急バスの営業所。最寄りの停留所は「千里営業所」と「津雲台七丁目」。古くは吹田営業所傘下の新千里出張所として、現在の千里ニュータウン線・吹田市内線の運行を担当していた。1969年4月28日には千里営業所に格上げされ、現在地に移転。同時に、旧豊中営業所(閉鎖)より豊中市内線(元は阪北ローカル線として発展)を受け持った。北摂の中心地で、阪急バスでも1・2を争う拠点である千里中央バスターミナルを中心に、千里ニュータウンを初めとする豊中市内を走行する路線を持つ。2002年3月末現在、所有車両数は茨木営業所に次ぐ130両で、運行系統数も91と最も多い。阪急バスでは近年、方向幕の書式を丸ゴシックから標準的なゴシック体に変更し、カラー表記を使うなどデザインの一新を行っているが、当所が管轄する豊中市内線には前者の旧式が多く現存していた。2008年12月の路線再編に伴い、現行のデザインに統一された。「千里営業所」と「津雲台七丁目」の各停留所を通る系統は、「津雲台七丁目」のみを挙げている。なお、千里営業所管内の路線では区間便の系統番号の末尾に「A」を付けている。豊中市北西部及び中部を走る路線で、管内で最も乗降数が多い。2008年12月12日のダイヤ改正で26年振りの抜本的な再編が行われ、千里中央 - 桃山台駅間直通系統や桃山台駅を基点とする循環系統の増加や、系統番号の整理(豊中で番号を分断)、一部系統の減回・廃止が行われた。運行形態は「千里中央 - 豊中」と「豊中 - 桃山台駅」の2つの区間を骨子に、経由地により前者はさらに4つ(東豊中、上野坂一、北緑丘、西緑丘経由)に、後者は3つ(東豊中団地、豊中市役所北・旭ヶ丘、阪急曽根・旭ヶ丘経由)の系統に大きく分けられる。そこからさらに、細かい経由地を差し引きした系統(例として、東豊中団地系統では上野坂や熊野町西への経由便など)もある。また、千里中央 - 豊中 - 桃山台駅間を直通する系統もある。この区間を走る系統は40番台で、下1桁は0 - 4が北緑丘団地系統、5が東豊中経由、その他が派生系統となる。なお、千里中央 - 豊中間の所要時間は短い順から、上野坂一=東豊中<西緑丘<北緑丘(団地)経由となる。東豊中経由の45系統が基本。千里中央 - 豊中間では、豊中営業所担当の阪北線9系統(上野坂一丁目経由)・10系統(東豊中経由)が並行して走っている。昼間は45・49系統を合わせて平日・土休日共に15分間隔で運行されているが、49系統は約2時間間隔と少ない。なお、前述の9・10系統はそれぞれ2時間に1本ずつで、両者合わせて1時間ごとの運行である。2008年12月の改正では、49系統の一部が45系統に差し替えられ、上野坂一丁目を経由する便が削減された。また、上野坂一経由の千里中央 - 桃山台駅間の連続運行や、豊中 - 上野坂一・東豊中循環系統は廃止になった。千里中央 - 豊中間の基幹路線で最も本数が多い。データイム10分毎の運行で朝夕には北緑丘団地や柴原発着の区間便が設定されている。46系統は平日朝のみの運行で利用客の多い北緑丘団地を経由せず、同団地を経由する40系統と棲み分けを図り混雑緩和に努めている。千里中央 - 桃山台を直通する系統でも北緑丘団地経由が基本となり、阪急曽根・旭ヶ丘経由または東豊中団地前経由の2ルートだったのが、さらに豊中市役所北・旭ヶ丘経由を加えた3ルートとなった。また、柴原駅経由便が桜井谷経由から少路二丁目経由になった。2008年12月の改正より深夜バスの運行が開始された。西緑丘地区を経由する。昼間は平日・休日共に15分間隔で運行され、朝のラッシュ時や深夜には少路二丁目発着の区間便も加わる(上記の改編で上野東三丁目発着から変更)。この他、同改編からは北緑丘団地 - 柴原駅 - 豊中 - 桃山台駅 - 津雲台七丁目系統(48・30・32系統)が西緑丘を経由するようになった。この改編で旧39系統(千里中央 - 上野口 - 豊中系統)が廃止されたことで、中央環状線を経由する路線はこの系統のみとなり、一部の停留所が休止となった。上記の改編からは、旭ヶ丘方面を経由する系統が20番台、東豊中団地前方面を経由する系統が30番台に整理された。また、東豊中団地前・旭ヶ丘団地前方面 - 桃山台駅間を走る系統は全便が「上新田住宅前」を経由しなくなった。上記の改正前は桃山台 - 豊中間の区間便のみだったが、全便が桃山台駅循環の連続運行に変わった。上記の改正では、夕方以降に東豊中団地経由の旭ヶ丘北口行きを新設、及び阪急曽根発着便の一部が豊中・桃山台駅方面への循環連続運行となった。旭ヶ丘を経由する便が20 - 23系統、旭ヶ丘を経由しない便が27・28系統を名乗る。上記の改正では、運行が30分間隔から60分間隔に減便された。ニュータウン東部及び南部を経由する。60系統及び62系統は2011年1月28日のダイヤ改正で新設された系統である。67系統は千里営業所の入出庫系統。ニュータウン南東部にある佐竹台・高野台方面への系統。68系統は東町センター前・津雲台センター前等のニュータウン東部、69系統は南町二丁目・桃山台駅前等のニュータウン南部を経由する。一部の時間帯には、桃山台駅前や南千里始発着の便がある。千里中央からニュータウン北部を経由し、北千里に至る系統。片道約15 - 20分の短距離路線だが利用客は多く、昼間でも毎時4本運行されている。ルートは阪大病院線・72系統と並行している。千里中央から北千里を通り、ニュータウン北東部にある古江台・藤白台方面への系統で、千里中央から東に直行し約10分で北千里に着く。本数は毎時4本で、76系統と77系統が交互に運行される。吹田営業所との共同運行。かつてはエキスポランドへの足として一定の運行回数があった(並行して阪急茨木とエキスポランド間には近鉄バスの路線もあった)。2013年7月4日の改正で平日の運行をとりやめ、土休日2往復のみとなっている。なお、JR茨木と万博記念公園駅間には2015年10月16日よりエキスポシティ線(茨木営業所担当、近鉄バスと共同運行)が走っている。東豊中経由の31系統が基本で、上野坂一丁目経由の32系統がそれに加わっていた。現在と同様に、阪北線・9系統(上野坂一丁目経由)と10系統(東豊中経由)と並行する。改編後は運行本数を維持したまま、東豊中経由が45系統、上野坂一経由が49系統となった。当初の旭ヶ丘側の起終点は「旭ヶ丘南口」だったが、2000年に「旭ヶ丘」停留所と統合され、「旭ヶ丘」発着に変更された。1989年に豊中営業所から移管された。昼間でも10分間隔で運行されるほど利用客も多かったが、1997年の大阪モノレール柴原駅 - 大阪空港駅間延伸に伴い、164系統の千里中央 - 阪大本部前間を除き廃止された。なお、千里中央 - 阪大本部前間は阪大病院線として引き続き運行されたが、2006年に石橋営業所に移管された。休日や夏休みには臨時便が出るほどの盛況ぶりだったが、1990年の大阪モノレール開通後は多くの系統が廃止・減便され、現在は112・113系統のみが残っている。千里中央 - 北千里間でルートが違っており、72・73系統と74・75系統がそれぞれ対(逆回り)になっている。昭和50年頃には72・73系統は往復(千里中央発後・着前)ともに西町三丁目を経由していたが、昭和55年頃に下記のような形態に改められた。その後に76・77系統が開設したあと、これらは集約されて現在のようになる。1978年頃のルートで、後に61・68・69系統が残存することになる。2006年に阪大病院線・164系統と共に石橋営業所へ移管された。旺盛な需要に対応するため、大型長尺の車両が多く配置されているが、千里ニュータウン線の専属車には中型ロング車も見られる。最近は三菱ふそう・エアロスターの新車投入が進んでいる。
出典:wikipedia
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