国文法でいう助動詞(じょどうし)とは、時制(テンス)、相(アスペクト)、態(ヴォイス)、法(ムード)などの文法機能を表す品詞である。付属語だが、助詞と異なり活用する。なお、言語学でいう「助動詞」(助動詞 (言語学) )は国文法では補助動詞に相当する。活用の様式は多岐にわたっており、動詞の活用をするもの、形容詞に近い活用をするもの、形容動詞に近い活用をするもの、独自の活用様式を持つものなどがある。その他の助動詞の例:補足:以下の表は中古文の語法が中心となっている。語法とは時代によって変化するものであり、時代によって助動詞の表す意味(すなわち語法。語の使い方)も変わってくる。この表は一時的でも使われていた意味は記し、なるべく備考の欄に使われていた時期などを記した。学校文法を成した橋本進吉によれば、助動詞「り」の接続は命令形である。これは四段及びサ変動詞にしかつかない。一般的な高校学習参考書類では、サ変命令形に対して「せ」を認めることは少ないが、本来の活用形は「せ」であると考えられる。命令形「–よ」の語源として間投助詞「よ」を認めることができるのは、カ変からも明らかである。かつて、存続「り」は次の接続であるとされた。これらは、上代(奈良時代ごろ)の仮名遣いである上代特殊仮名遣の研究により否定された。四段正格活用の已然形・命令形は同形に見聞きできるが、上代仮名遣いでは母音エに対して二通りの表記が存在する。この二通りをそれぞれ甲類・乙類と呼びならわす。四段已然形では乙類、四段命令形では甲類が使われており、この仮名遣いを調べれば接続もわかる。存続「り」の場合、甲類にばかり接続するために「命令形接続である」と論証したのである。学参や辞書において四段への接続は、「已然形と命令形」どちらか定まるわけではないが、。サ変に関しては、「せ」の形は未然形と命令形に認められるが、ここは四段と同じだと考えて命令形とする。なお命令形は「事象が続く」ことへの命令(必然性、命令は「当然・運命」の意に通ずる)と解釈できる。命令形「せよ」の古形「せ」につくことからも、これが「たり」にとって代わられた一端を垣間見られるであろう。
出典:wikipedia
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