ピクシーは、スーパーファミコン用ゲーム『機動戦士ガンダム CROSS DIMENSION 0079』のオリジナルパート(死にゆく者たちへの祈り)に登場する陸戦用試作型ガンダムタイプモビルスーツ (MS)。後のガンダム関連ゲームでは「ガンダム・ピクシー」と呼ばれることも多いが、本編中での呼称はピクシーである。ゲームの取扱説明書にはガンダムやガンダムタイプではなくRXシリーズという表記を用いている。RX-78 ガンダムや陸戦型ガンダムはビーム・サーベルを用いた接近戦だけでなく、ビーム・ライフルやバズーカといった中・遠距離攻撃用の武器もあつかっていたのに対し、本機は重力下での白兵戦に特化した設計になっており、武装もビームダガーや90mmサブマシンガンといった近距離に適したもののみを装備している。装甲は対実弾兵器用のものが使用され、コア・ブロック・システムや宇宙空間用装備を取り除くことで軽量化され、細身のボディーになっている。さらにアポジモーターが増設されたことで、地上での瞬発力はRX-78を上回り、当時地球圏最速とされる。ジェネレーター出力とスラスター推進力もRX-78のそれを上回っている。全3機が生産され、1号機はベルファスト、3号機はアフリカに配属され、劇中に登場するのは2号機である。2号機はホワイトベース隊の元に届けることになり、輸送任務を受けたアルバトロス輸送中隊がオデッサへ向かうことになったが、ゴビ砂漠においてジオン公国軍の特殊任務班ウルフ・ガーなどの複数の部隊から再三攻撃を受け、届くことはなかった。また、機体には「ビームステルスコート」が塗布されており、ビームに何かしらの作用を働かせるらしいが、その効力は不明。本機のデザインは大河原邦男によるもので、忍者がモチーフとなっている。左肩にはハートに矢が刺さったエンブレムが施されている。頭部が『機動武闘伝Gガンダム』に登場するガンダムマックスターに似ているという意見もあり、ゲーム攻略本の4コマ漫画でネタにされている。宇宙世紀0079年10月9日、ピクシー2号機をホワイトベース隊へ届けるため、ゴビ砂漠基地に駐留しているアルバトロス輸送中隊がこの任務に付いていた。同部隊はピクシーを狙うジオン公国軍の襲撃を幾度と受けており、これに対抗するために、護衛小隊隊長のボルク・クライ大尉は中隊長のノクト・ガディッシュ少佐にピクシーの使用許可を再三求めたが、許可は降りなかった。そして何度目かの襲撃を受けた際、とうとうボルクは命令を無視して独断でピクシーを起動し、敵部隊を退ける。その後、ボルクがノクトの靴を舐めることで当機の使用を認められ、彼の手により、やはり当機の破壊命令を受けたウルフ・ガー隊の襲撃を二度退ける。本隊が基地を放棄して撤収を決定し、その準備を行う際には敵を引きつけるべく囮を務めるが、ボルクの目の前でノクトが彼とピクシーを見捨て撤退してしまい、砂漠に放置されてしまう。そして、ウルフ・ガー隊隊長のヘンリー・ブーン大尉が搭乗するイフリートと無人となった基地で一騎討ちの最終戦を行う。尚、主人公機であるピクシーが最終戦で敗北してもゲームオーバーにならず、敵側のエンディングになる(マルチエンディング)。後のガンダム関連作品では、「3機生産され、うちビームダガーを装備しているのは1機のみ」という設定に準じない、それ以外のビームダガーを装備したピクシーが登場する。漫画『機動戦士ガンダム オレら連邦愚連隊』では、緑色系統のカラーリング機が登場する。敵役として陸軍所属のコルテス中尉が搭乗し、同じ連邦軍である宇宙軍の教導隊ネメシスに所属する主人公ユージ・アルカナの駆るジム・ストライカーと度々交戦し高い格闘戦力を発揮した。また、Gファイターとの連携によるGアーマー形態も登場した。しかし、ウェラブル・アーマーをパージして高機動形態となったジム・ストライカーのボクシングスタイルの攻撃の前に敗れ去る。『機動戦士ガンダム 戦場の絆』では「北米戦線カラー」という名称になっている。ゲーム『機動戦士ガンダム外伝 ミッシングリンク』では、フレッド・リーバーの搭乗機としてベルファストに配備予定だった1号機を裏工作で横取りしたものが登場している。(ゲーム中ではどちらを入手したのかは明確にされておらず、公式サイトに詳細が記載されている)この他、バンプレストより発売された「宇宙世紀オールガンダムキーホルダー Ver.2.0」には、茶とネイビーブルーで塗装されたピクシーが登場している。この商品は他のMSにもオリジナル配色が施されたものが登場している。
出典:wikipedia
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