与太郎(よたろう)は落語に登場する架空の人物。「熊さん八っぁん」などと並ぶ、代表的な落語の登場人物である。例外なくぼんやりした人物として描かれる。性格は呑気で楽天的。何をやっても失敗ばかりするため、心配した周囲の人間から助言をされることが多い。こうしたキャラクターから、与太郎の登場する噺は爆笑ものが多く、与太郎噺と分類される場合もある。さらに「愚か者」の代名詞となっており、楽屋の符丁としてこのような人物を表す際にも用いられている。定職を持たずにぶらついていることが多いが、職を持っている場合は大工であることが多い。「大工調べ」では、棟梁の信頼が厚い職人として登場する。「孝行糖」では親孝行ということになっている。「牛ほめ」などに父親が登場する。母親が直接登場することは少ないが、2人で暮らしていることが窺え、間接的に存在が明らかにされる噺は父親より多い。「ろくろ首」では兄がいることになっている。また、「錦の袈裟」では妻がいる。伯父はきまってしっかり者で、彼から意見されたり就職の世話をされたりするが失敗するパターンが多い。もっぱら江戸落語のキャラクターである。東西の落語について論じられる際、しばしば上方落語の「喜六と清八」の喜六が与太郎との関連として挙げられるが、両者には類似する点もあるが、相違する点もある。
出典:wikipedia
LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。