『20世紀最後の真実』とは、落合信彦の著書である。集英社刊。1980年10月の作品である。著者(落合信彦)と集英社の編集者が取材のために南アメリカのチリを訪れる。「第二次世界大戦後チリに逃亡したドイツのナチス党員の残党がコミュニティーをつくって住んでいる」という情報を得たためだ。もちろんいきなり行っても相手が取材に応じるわけはないので、元ナチス党員に同行してもらう。彼は元ドイツ軍人で現在もナチズムを信奉している筋金入りの人物だ。彼といっしょに車で現地に向かった。そして、そのコミュニティーで取材を試みるが拒否され、あやうく拉致されかけるが、駆けつけたチリ警察に救出される。後日、そこには第二次世界大戦のドイツ敗戦後に逃亡してきた元ナチス党員、軍人が多数住んでいるということが分かった。「高度な科学技術を持ち、UFOも製造している。チリ空軍でさえその上空は飛行しないことになっている」という。「フリードリヒ」によると、「UFOは第二次世界大戦中にはすでに試作機が完成しており、現在も製造、運用が行われている」という。この本はあくまで「ノンフィクション」として出版されている。その後内容が訂正されたり釈明されたりしたことはない(現在は絶版)。出版された当時、著者はCIAなどの情報機関に多数の友人がいる元オイルマンで、世界をまたにかけて取材する「国際ジャーナリスト」として学生やビジネスマンから絶大な人気を誇っていた。本書で著者が報告した「エスタンジア」は「ビジャ・バビエラ」という名前の実際に存在するドイツ人移民のコミュニティーであることが、アウグスト・ピノチェト政権の崩壊後に明らかになったほか、この主のパウル・シェーファーも実在している。なお、本書で著者がインタビューした元ナチス党員「フェニックス」の正体については諸説ある。
出典:wikipedia
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