『世界の駄っ作機』(せかいのだっさくき、"InFamous Airplanes of The World")は岡部いさく(執筆名義は“岡部ださく”)の著作物。モデルグラフィックス誌に連載されているコラムまたはそれを単行本化したもの。2014年現在で7巻まで刊行されている他、特別編として駄作名作関係なくイギリス機全般を取り扱った『世界の駄っ作機 番外編―蛇の目の花園』(せかいのだっさくき ばんがいへん じゃのめのはなぞの、The Special Issue of InFamous Airplanes of The World "JANOME GARDENS")が、モデルグラフィックス誌の姉妹誌である『スケールアヴィエーション』に連載されており、こちらは単行本が2巻まで刊行されている。この『世界の駄っ作機』なるタイトルは、文林堂より刊行され、岡部も執筆及び製作協力として関わっている『世界の傑作機』(Famous Airplanes of The World)シリーズのパロディであり、単行本のカバーイラストも『世界の傑作機』と同様に佐竹政夫が担当している。様々な要因により開発に失敗してしまった、または実戦に投入されたものの大した成果を挙げることができなかった、あるいはセールスの面で全く成功しなかった、等で航空史の闇に埋もれていった、しかし欠陥機や失敗作とも言い切れない航空機たち、すなわち「駄作機」について書かれているもので、ユーモア溢れる筆致で愛情を込めながら斬っているのが特徴である。しかし、駄作機の基準はいろいろと理由を述べているがあくまでも岡部個人の主観によるものだということに注意する必要がある。なおFw191 まで、第二次大戦期のドイツ機は一機も登場していなかった。その理由について第一巻の後書きに「世間には優れたドイツ機研究者がたくさんいるので、付け焼き刃程度の知識しか持ってない私が語るのは恐れ多い」と述べられている。また、日本機の場合は「存命中の関係者がいる」事や「駄作になった理由を突き詰めていくと暗くなってしまう」からという理由で当初(単行本1〜2巻収録分)では登場しなかったが、のち(3巻以降)からは少しずつ登場している。なお、本文中では「駄作機」「駄っ作機」よりは「駄目飛行機」「ダメ飛行機」という言い回しの方が多用されている。※表記はすべて当書籍のものである。※『蛇の目の花園』では「駄作機」以外の機体も扱われている。*いずれも大日本絵画より刊行
出典:wikipedia
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