おはよう川村龍一です（おはようかわむらりゅういちです）は、MBSラジオ（毎日放送）でかつて放送されていた生放送のラジオ番組である。『おはようMBS』時代のアシスタントは日替わりで、当時毎日放送と専属契約を結んでいた森口かすみ（TTB所属のフリーアナウンサー、後に読売テレビの牧野誠三アナウンサーと結婚）や、現役の女子大生が担当していた。1995年1月17日の午前5時46分、阪神・淡路大震災が発生。この時間帯は、「三菱ふそう全国縦断・榎さんのおはようさん〜!」（TBSラジオ制作）のネット受け放送中であり、当番組は、地震発生後に放送された初のMBSラジオのローカル生放送番組となった。「榎さんのおはようさん!」において、同番組のパーソナリティ・榎本勝起は、放送中に「関西地方で非常に強い地震発生」の一報を受けていたため、番組中たびたび「地元放送局の方、番組の途中でも（ローカルに差し替えて下さって）結構です」などと繰り返しアナウンスを行い、また番組終了間際においても、全国放送にも関わらずこの後のMBSでのローカル放送を担当する川村らを気遣うコメントを残してエンディングを迎えた。午前6時30分、通常通り「おはよう川村龍一です」の放送が開始されたが、川村は芦屋市内の自宅からスタジオに到着できておらず、当日（火曜日）のアシスタントであった豊島が一人で番組を進行させていた。番組開始後、川村はMBSのスタジオに向かうタクシーの車内から、携帯電話にて現場のリポートを行った。途中、何度も通話を途切れさせながらの現場報告であったが、その中での「阪神高速（3号神戸線）は、落ちました」という発言は、MBSに限らずあらゆる報道機関に、この地震に関する事の重大さを認識させるに至るなど、非常に重い意味を持つこととなった。放送開始後38分経過して、川村がスタジオに到着するも、当日の放送は通常のコーナーをすべて休止。当日はその後も、この番組中に強制自動送出扱いとして放送された2本のCMを除き、すべてのCMをカットして特別番組体制で放送を行うこととなった。

出典:wikipedia