太郎坊(たろうぼう)は静岡県御殿場市の富士山中腹の地名。表富士周遊道路(富士山スカイライン)と御殿場口登山道(静岡県道152号富士公園太郎坊線)の分岐付近(標高1,300m)から、さらに御殿場口登山道五合目(標高1,500m)までが太郎坊と呼ばれることが多い。富士山須走口で祀られていた天狗太郎を、明治時代初期ごろに御殿場口で祀るようになり、そのために建てられた建物が太郎坊と呼ばれた。太郎坊は登山やスキーのための基地になっていたと伝えられる。その後、太郎坊が地名化したため、太郎坊の厳密な範囲ははっきりしない。やや張り出した尾根上の地形で、背の低い樹木を縫うように登山道路が走っている。所々で火山砂が露出している。雪崩が起こりやすい場所であるため、冬季は閉鎖される。御殿場市を見下ろす位置であることから、地上波アナログテレビ放送の御殿場中継局が設置されている。雪崩のために中継局が停電になったことがある。1966年には英国海外航空機が墜落し、現在は慰霊碑が建てられている。1975年にはリフトを備えた本格的なスキー場である御殿場市営スキー場が開設された。しかし、雪崩被害がたびたび発生したため1990年に廃止された。
出典:wikipedia
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