サラソウジュ(沙羅双樹、娑羅双樹、学名: )は、フタバガキ科Shorea属の常緑高木。シャラソウジュ、サラノキ、シャラノキともいう。ラワンの一種レッドラワン(")と同属である。幹高は30mにも達する。春に白い花を咲かせ、ジャスミンにも似た香りを放つ。耐寒性が弱く、日本で育てるには温室が必要である。日本では温暖な地域の仏教寺院や植物園に植えられている程度である。かつて本種の代用として、各地の寺院でツバキ科のナツツバキが植えられたことから「沙羅(シャラ)」と呼ばれることもあるが別種である。インドから東南アジアにかけて広く分布。二本並んだ沙羅の木の下で釈尊が入滅したことから、沙羅樹は沙羅双樹とも呼ばれる。サンスクリットではシャーラ()またはサーラ()と呼ばれる。日本語の沙羅樹の「シャラ」または「サラ」はこれに由来している。現代ヒンディー語での名はサール(sāl)。釈迦がクシナガラで入滅(死去)したとき、臥床の四辺にあったという、4双8本の沙羅樹。時じくの花を咲かせ、たちまちに枯れ、白色に変じ、さながら鶴の群れのごとくであったという(「鶴林」の出典)。以上のように伝本により木の本数には異同がある。しかし、いずれにせよ「双」は元々の樹木の名に含まれておらず、二本もしくは二本組ずつになった木の謂である。かつて東南アジア、とりわけマレー半島近隣で用材として家屋の建築やカヌー(舟)等に広く使用された。樹脂は香料や船板の水漏れ防ぐための槙皮(まいはだ)として、種子胚芽から取れる油は地域によって燈火や料理に用いられる。
出典:wikipedia
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