エドウィン・ジャクソン（Edwin Jackson, 1983年9月9日 - ）は、旧西ドイツ・バイエルン州ノイ＝ウルム出身のプロ野球選手（投手）。右投右打。MLB・サンディエゴ・パドレスに所属。ドイツの米軍基地で生まれた後、アメリカ合衆国のジョージア州コロンバスで過ごす。のMLBドラフト6巡目（全体190位）でロサンゼルス・ドジャースから指名され、6月18日に契約。この年は傘下のルーキー級ガルフ・コーストリーグ・ドジャースで12試合に登板し、2勝1敗・防御率2.45だった。はA級で19試合に登板し、5勝2敗・防御率1.98だった。はAA級ジャクソンビル・サンズで開幕を迎え、27試合に登板し、7勝7敗・防御率3.70だった。9月8日にドジャースとメジャー契約を結び、9月9日のアリゾナ・ダイヤモンドバックス戦で先発起用されメジャーデビュー。6回を投げ、4安打1失点の好投でメジャー初勝利を挙げた。この年は4試合に登板し、2勝1敗、防御率2.45だった。3月5日にドジャースと1年契約に合意。4月4日にAAA級ラスベガス・フィフティワンズへ異動し、そのまま開幕を迎えた。6月2日にメジャーへ昇格。同日のミルウォーキー・ブルワーズ戦では5回を1失点に抑え、シーズン初勝利を挙げたが、6月4日にAAA級ラスベガスへ降格した。7月3日に再昇格し、同日のアナハイム・エンゼルス戦に登板したが、2回裏2死の場面で右腕の痛みを訴え降板。翌日には「痛みはない」と話し、7月8日のヒューストン・アストロズ戦に登板した。この試合は5回を2安打2失点に抑え2勝目を記録し、その後も先発ローテーション5番手として起用される予定だったが、右腕の痛みを再び訴え、7月17日に15日間の故障者リスト入りした。9月7日に復帰。復帰後は5試合（先発は2試合）に登板したが、防御率10.38と結果を残せず、ポストシーズンのロースターには選ばれなかった。この年は8試合に登板し、2勝1敗・防御率7.30だった。2月28日にドジャースと1年契約に合意。3月26日にAAA級ラスベガスへ異動し、そのまま開幕を迎えた。AAA級ラスベガスでは12試合に登板し、3勝7敗・防御率8.62と低迷。6月にAA級ジャクソンビルへ降格した。AA級ジャクソンビルでは11試合に登板し、6勝4敗・防御率3.48だった。8月21日にメジャーへ昇格。昇格後はローテーションに定着した。この年は7試合に登板し、2勝2敗・防御率6.28だった。1月14日にランス・カーターおよびダニス・バエスとのトレードで、チャック・ティファニーと共にタンパベイ・デビルレイズへ移籍。3月3日にデビルレイズと1年契約に合意。4月1日に傘下のAAA級ダーラム・ブルズへ異動し、そのまま開幕を迎えた。4月22日にメジャーへ昇格。同日のテキサス・レンジャーズ戦で登板したが、25日にマーク・ヘンドリクソンが故障者リストから復帰したため、AAA級ダーラムへ降格。6月20日に再昇格した。リリーフとして16試合に登板したが、防御率6.87と結果を残せず、8月6日にダン・ミセリが故障者リストから復帰したため、AAA級ダーラムへ降格。9月2日に再昇格した。この年は23試合に登板し、防御率5.45だった。2月20日にデビルレイズと1年契約に合意。この年は32試合に登板したが、5勝15敗、防御率5.76だった。は開幕から先発ローテーション4番手として登板していたが、6月5日のボストン・レッドソックス戦で起こった乱闘騒ぎに加わり、翌6日にMLB機構から5試合の出場停止処分を受けた。この年は32試合に登板し、チームトップの14勝（11敗）を挙げ、リーグ優勝に貢献。しかし、防御率4.42は全員が二桁勝利を成し遂げたチームの先発ローテーションの中で一番悪く、14勝目に至ってはレギュラーシーズン最終戦での調整登板で9回に登板して同点に追いつかれた後にチームが勝ち越して手にしたもので、結果的にこの勝ち星がディビジョンシリーズでロースターから外され、以後のプレーオフでも先発登板を回避される皮肉なものとなった。2008年12月10日にマット・ジョイスとのトレードで、デトロイト・タイガースへ移籍した。の前半戦は18試合に登板。7勝4敗・防御率2.52の成績を残し、オールスターに初選出された。この年は33試合に登板し、13勝9敗・防御率3.62だった。2009年12月9日、タイガース、ダイヤモンドバックス、ニューヨーク・ヤンキースを交えた三角トレードによって、マックス・シャーザーら若手投手2人とのトレードで、ダイヤモンドバックスへ移籍した。6月25日のレイズ戦で8四球で投球数149、6奪三振ながら、ランディ・ジョンソンに次ぐチーム史上2人目のノーヒットノーランを達成した（ただしジョンソンは完全試合）。この年は21試合に登板し、6勝10敗・防御率5.16だった。2010年7月30日にダニエル・ハドソン、とのトレードで、シカゴ・ホワイトソックスへ移籍。移籍後は11試合に先発し、4勝2敗・防御率3.24・WHIP1.21と好投した。は19試合に先発し、7勝7敗・防御率3.92・WHIP1.42の成績を残した。2011年7月27日にジェイソン・フレイザー、ザック・スチュワートとのトレードで、マーク・ティーエンと共にトロント・ブルージェイズに移籍したが、同日にブライアン・タレット、、トレバー・ミラー、コルビー・ラスムスとのトレードで、オクタビオ・ドーテル、コーリー・パターソンと共にセントルイス・カージナルスへ移籍した。移籍後は13試合に登板し、5勝2敗・防御率3.58だった。オフの10月30日にFAとなった。2月2日にワシントン・ナショナルズと1100万ドルの1年契約を結んだ。この年は31試合に先発し、10勝11敗・防御率4.03、WHIP1.22の成績を残した。オフの10月29日にFAとなった。1月2日にシカゴ・カブスと総額5200万ドルの4年契約に合意した。この年は31試合に登板したが、8勝にとどまり、5年連続で記録していた二桁勝利が途切れてしまった。18敗はリーグ最多となり、防御率は4.98だった。も引き続きカブスの先発ローテーションで28試合に登板（27試合が先発登板）したが、防御率が更に悪化し、6.00を超えてしまった (6.33)。15敗はリーグワースト3位、WHIPも1.64であり、2年連続で不振に終わった。また、規定投球回未達に終わったのは実に7年ぶりの出来事だった。はリリーフとして起用されるが好不調の激しい投球が続く。7月20日にDFAとなり、27日に自由契約となる。移籍までに23試合にリリーフ登板し、防御率3.19・2勝1敗という成績をマーク。また、31.0イニングでホームランを1本も許さなかった。2015年8月14日にアトランタ・ブレーブスとメジャー契約を結ぶ。11月2日にFAとなった。移籍後もリリーフ専任で投げ、24試合に投げた安定感が増した。カブス時代とは打って変わって、24.2イニングで4本被弾したものの、防御率2.92・WHIP0.93という素晴らしい数値をマークした。カブスとの通算では47試合にリリーフ登板し、4勝3敗1セーブ・防御率3.07・WHIP1.17という内容であり、キャリア初のリリーフ専門のロールを見事にこなした。1月13日にマイアミ・マーリンズと1年契約を結んだ。5月31日にDFA、6月2日に自由契約となった。2016年6月20日にサンディエゴ・パドレスとマイナー契約を結び、25日に傘下のAAA級エル・パソ・チワワズへ配属された。7月17日にメジャー契約を結んで25人枠入りし、同日のサンフランシスコ・ジャイアンツ戦で先発して6.1回を3失点の投球で移籍後初登板初勝利を挙げた。上腕筋を痛めて球速を落としてしまった経験があるが、タイガース移籍後は球威が復活し、最速100mphの速球を武器に活躍している。変化球ではスライダーが決め球で、チェンジアップやカーブも操る。

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