『翔んでる! 平賀源内』(とんでる ひらがげんない)は、1989年5月8日から9月18日までTBS系「ナショナル劇場」(20:00–20:54 JST。後にパナソニック ドラマシアター→月曜ミステリーシアター)で放送された時代劇。製作はC.A.L・東映太秦映像。全20回。長らくソフト化されていなかったが、2010年10月に日本クラウンからよりDVD-BOXが発売された。2012年にBS-TBSで再放送がされ、2014年9月16日からは二度目の再放送が行われる。18世紀に実在した蘭学者平賀源内を主人公とした時代劇。源内を探偵のように仕立てた勧善懲悪物で、源内が発明品を使って事件を解決していくストーリーが基本となる。第8話〜第12話は「水戸黄門」と同様の旅物路線の内容となり、水戸光圀の印籠に相当する小道具として、老中田沼意次の書状も登場した。最終回終盤で源内が旅立ち、続編は製作されていない。最高視聴率は、初回(1989年5月8日放映)の26.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。本作は同枠の代表作である『水戸黄門』、『大岡越前』以外の作品としては、『江戸を斬るVII』(1987年、里見浩太朗主演)以来2年ぶりとなる。また、本放送当時は、『江戸を斬る』シリーズも同枠の代表作として位置づけられていたため、番宣では、「『江戸を斬る』以来、約16年ぶりの新作」と紹介されている。本作の音楽は『江戸を斬る』シリーズと同じいずみたくが担当しており、音楽のほとんどは同シリーズからの流用である。『江戸を斬る』シリーズの主題歌「ねがい」をアレンジした音楽も登場した。また、本作のレギュラー・準レギュラー出演者には『江戸を斬るVII』にもレギュラー・準レギュラーで出演していた俳優が多く、森繁久弥、藤岡琢也、鮎川いずみ、高橋元太郎、谷幹一、小松政夫、松山英太郎、大沢逸美、中村錦司と9名もいた。このうち、小松政夫、谷幹一、大沢逸美、中村錦司は役どころも同じだった。さらに大沢逸美は役名も同じお鈴であり、分銅取り縄投げの技も『江戸を斬るVII』のお鈴の技をそのまま引き継いだ。山口弘和と竹田高利も『江戸を斬るVII』には同じ役どころでゲスト出演していた。以上のように本作には『江戸を斬るVII』(1987年、里見浩太朗主演)を彷彿とさせるところがある。本作以前の『大岡越前』(第10部まで)のレギュラー出演者で本作にレギュラー出演したのは松山英太郎、森マリア、高橋元太郎、谷幹一、武田京子(現・高橋靖子)である。このうち松山英太郎、谷幹一、武田京子(現・高橋靖子)は役どころも同様であった。小松政夫と井上茂はこの後の『大岡越前』第12部、第13部でも同様の役どころでコンビを組む。第14回には『大岡越前』でレギュラー出演している竹脇無我が杉田玄白役でゲスト出演している。なお、杉田玄白そのものは第3回にも登場しているが、この時は別の俳優が演じた。悪代官役で有名であった川合伸旺が、悪役では無くドジでありながらも源内に協力する江戸北町奉行役として出演している。『水戸黄門』以来「ナショナル劇場」のナレーションを務めてきた芥川隆行が、本番組ではナレーションの傍ら、第18話で自ら講釈師役で素顔で出演していた。しかし、これが彼にとって、最初で最後の顔出し出演となった。第19回、20回では石濱朗が老中水野出羽守忠成役で田沼のライバルとして登場している。
出典:wikipedia
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