阪急バス能勢営業所(はんきゅうバスのせえいぎょうしょ)は、かつて大阪府豊能郡能勢町大里にあった、阪急バスの営業所。最寄りの停留所は「大里住宅前」。1967年に開設。2002年度末現在、運行系統数は22、所有車両数は15両という小規模の営業所である。能勢町内 - 山下駅・日生中央駅・妙見口駅への路線を担当する。設立当初から赤字が続いていることから、1972年6月には日本初のデマンドバスシステムを導入した『能勢デマンドバス』を運行し始め、脚光を浴びた。一時的に赤字は減少したものの、黒字への転換が叶うことはなく1997年10月に廃止となる。また、同時期には子会社の阪急田園バスに運行業務を委託するようになった。この他、能勢町の要請による福祉バスや天王 - 西中学校のスクールバスといった貸切便も請け負っていたが、駐車用地を貸すのみで運行業務には関与していなかった。結局は長年の不採算に足を引っ張られ、2012年12月9日には全ての所管路線を他の営業所に引き継ぐ形で閉鎖された。2012年12月10日より、西能勢線と杉生線は猪名川営業所に、豊能西線と妙見口能勢線は豊能営業所に移管された。以下の路線データは廃止された同年12月9日時点のものである。2003年6月末に廃止された、京都交通(現・京阪京都交通)吉川線・森上線・野間線を継承。大半の停留所には、小型の専用標柱が使用されている。運行開始当初の能勢町域の路線は、池田から国道173号・国崎線・杉生線を経由する能勢系統、長谷循環線、名月線などによって構成されていた。1972年6月27日の『能勢デマンドバス』の運行開始後は、町内を走る路線は大多数がデマンド化され、町内の各地域に拡充された。一方で、定期路線は「西能勢線」として統合されて、池田・山下 - 国道173号 - 能勢系統に集約された。一庫ダムの建設に伴い、国道173号を経由する便は全て民田経由に切り替えられた。採算が合わなくなったことから、1997年10月10日に廃止。廃止後は、一部の地域を走る路線は定期路線バスを延長した形で現在も運行されている(豊中センター方面など)。2009年2月16日の改正時で、妙見口駅(かめたに駐車場) - 住宅前 - 国道477号分岐(川西市・豊能町境南側)の区間が廃止され、妙見口駅(南側ロータリー) - (保育所前) - 国道477号経由にルートが変わった。また今西系統は今西 - 森上 - 月峰寺 - 宿野間が廃止されたことで、能勢町宿野系統に短縮された。2003年6月以前、京都交通によって運行されていた該当する路線は、以下の通り。主に、同社が設けていた本梅車庫前発着の路線が中心で、倉垣橋と本滝口では亀岡方面などに連絡できるダイヤになっていた。また、本滝口 - 本梅車庫、本滝口 - 山辺口間では『メロディ自由乗降バス』と称したフリー乗降制となっていた。奥田橋 - 吉野 - (亀岡市)東加舎、および本滝口 - 大原口 - 野間峠の各区間は引き継がれていない。大原地区については能勢町福祉バスが代替として乗り入れるようになったが、2007年春に廃止された。また、同区間には豊能町内線が運行されているが、区間内にある大原口や本滝寺などの停留所は引き継がれていない。
出典:wikipedia
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