イヌホオズキ(犬酸漿、学名: )は、ナス科ナス属の植物。バカナスとも呼ばれ、ホオズキやナスに似ているが役に立たないことから名付けられた。茎はまっすぐに立ち、よく分枝して、高さは30-60cmになる。まばらに短い毛を生じるが、無毛のこともある。葉は長さ3-10cmで、基部には1-5cmの翼を持つ葉柄がある。葉は広卵形、先端は鈍いかわずかに突出し、基部は丸いかくさび状。縁はなめらかか、波状の鋸歯がある。葉質はかさついた感触で、葉の両面に短い毛を有する(個体差が大きいが)。発芽したばかりの葉はナスやトウガラシと若干類似する。茎の途中から花柄を出し、その先端に一見すると散房状(一点から複数が周りに広がる形)に4-8個の花をつける。花は白いナス状の花びらに、黄色いおしべが突き出している。果実は未熟な場合には青く、小さいトマトのようである。熟すと直径0.7-1cmの黒色の果実となり、光沢がない(個体にもよる)。世界の温帯から熱帯にかけて広く分布する。日本では史前帰化植物だと考えられていて、日本全土に分布する。主に畑や道端、民家の庭先などに生息する。一般的な家庭の庭にも生え、雑草として家主を悩ます。食用は、全草にソラニンを含むために不可能である。花言葉は「嘘つき」。ナス属()はナスやトマトをも含む大きな属であり、形態的には多様である。その中で、本種にとてもよく似たものはいくつかある。区別はなかなか難しい。日本の在来種では、はやや葉が大きく、花や種子はやや小さい。明確な区別点は、本種では花序が散房状に近くはあるが、その基部をよく見ると、軸の上で互いにややずれて出るのに対して、その部分がごく短く、完全に散房状に見える点である。九州以南に分布する。現在では、むしろ最近帰化したアメリカイヌホオズキなどを見ることが多い。
出典:wikipedia
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