『オズ』 ("Return To OZ") は1985年公開(日本公開1986年)のディズニー製作のファンタジーアドベンチャー映画。ライマン・フランク・ボームの児童文学作品『オズの魔法使い』の続編作品『オズの虹の国』("The Marvelous Land of Oz")と『オズのオズマ姫』("Ozma of Oz")を原作とする。米国本国の興行は失敗したが、当時最新鋭のSFXが潤沢に使われ、アカデミー賞視覚効果賞他、さまざまな映画賞の部門賞にノミネートされた。オズの国から戻ったドロシーはまったく眠れなくなってしまった。気になるのはオズの国の事ばかり。ヘンリーおじさんとエムおばさんはとても心配する。ある晩ドロシーは流れ星を見た。翌朝めんどりのビリーナが庭に落ちていた鍵を見つける。鍵にはオズの国のイニシャル"O"と"Z"の印があった。ドロシーはオズの国の友達が届けてきたと信じるが、エムおばさんは竜巻で飛ばされた以前の家の鍵だと言う。その日の午後、エムおばさんはドロシーに最新式の電気治療を受けさせようと、遠くの街のウーレイ医師の病院へ連れて行く。ウーレイ医師はオズの国のことはすべてドロシーの脳の故障が作り出している幻覚で、電気治療をすれば一切忘れ、ぐっすり眠れるようになると自信満々に説明する。ドロシーは入院することになる。その晩は激しい嵐になる。診察室でドロシーの電気治療が始まりかけた時、停電が起き、見知らぬ少女が助けに現れる。少女の導きでドロシーは病院から脱出するが、2人とも川の濁流に飲まれてしまう。翌朝ドロシーが目を覚ますと、いつのまにかビリーナが隣に居て、オズの国に戻っていた。すぐにエメラルド・シティに向かうが、住民はみな石に変えられ、エメラルドも奪われた廃墟になっていた。王様のかかしの姿も見当たらない。その上「にわとりを連れている罪」や「ランチの木の実を盗んだ罪」で車輪人間のホイーラーズに追いかけられてしまう。ドロシーはビリーナの見つけた鍵で開く部屋を見つけて逃げ込むが、その部屋で《オズの国の軍隊》ぜんまい仕掛けの兵隊ティック・トックと出会う。ティック・トックはホイーラーズのボスを懲らしめ、かかし王の行方は城に住むモンビ王女が知っていると聞き出す。ドロシーとティック・トックは早速モンビ王女に会いに行く。モンビ王女はシティを征服したノーム王が、かかしを王の領地の山へ連れ去ったことを教えてくれるが、ドロシーの“首”を彼女のコレクションに欲しがる。モンビは好みの“首”を集めては着替えて楽しむ魔女だった。ドロシーは城の塔の上の物置部屋に閉じ込めてられてしまう。その部屋でドロシーは新たな仲間ジャック・ザ・パンプキンヘッド(かぼちゃ頭のジャック)と出会う。ジャックはモンビの持つ「いのちの粉」の実験で生命を与えられたと話す。ドロシーはいのちの粉で空飛ぶソファ・ガンプを作って塔から脱出する計画を思いつく。以前は日本市場向けのVHS版・LD版が発売されたが、2016年現在日本語字幕または日本語吹き替え音声付DVD、Blu-ray Discは販売されていない。米国では2004年にDVDが、2015年に30周年記念リマスター版Blu-ray Discがそれぞれ発売済。
出典:wikipedia
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