『Laughter Land』(ラフターランド)は、郎猫儿から発売されたボーイズラブゲームである。住人のほとんどが少年の異世界 Laughter Land を舞台にしたボーイズラブゲームである。選択肢によって体に埋め込まれたアライメントジェムの色が変わり、アライメントジェムの色と登場人物同士の親密度によってストーリーが分岐していくアドベンチャーゲームである。それまでの郎猫儿の他作品同様由良が企画したが、育児なども重なり一時休業のため原画には唯月一が起用された。由良が立ち上げ、企画と原画も担当してきた郎猫儿としては初の試みである。シナリオは唯月一の紹介で長野和泉が担当した。神無ノ鳥のときに、長野和泉から唯月一に原画を頼んで以来の縁である。しかし、セーブ時のサムネイルが表示されなかったり、強制終了などのバグにみまわれ、修正パッチによる対応を行い、希望者にはCDの交換を行うに至り、プロデューサーとしての責任を感じた由良は本作品を以て郎猫儿を離れることになった。アライメントジェム(ジェム)は Laughter Land の住人の体に埋め込まれている宝石である。赤いジェムは、現実世界で関わりのあった人の一生分の幸せを用いて、少年の願いをかなえる。ただし、願いを叶えるたびに、現実世界で少年と関わりのあった人が少年の事を忘れていく。少年が大人びた行動を繰り返し「精神(と身体)の成長」をするとジェムは赤色から紫色、そして青色に変わっていき、完全に青色になってしまうと、その能力を失う。特殊な場合を除いて赤に戻る事はない。ジェムの能力は 1ct,2ct,3ct の3段階に分けられる。1ctでは食べ物を出したり空を飛んだりといった、他人に干渉しない個人的な願いだけが叶えられる。2ctや3ctでは、他人に干渉する能力も使えるようになるが、各人が使える能力は1種類だけである。互いの個人情報を読み取ることも可能で、Laughter Land 内でのパスポートのような役割をこなす。 Laughter Land に来てジェムを身につけたばかりの頃は、体になじまず 1ct の力も十分に使いこなせない。Laughter Land は統制区域と禁止区域に分けられているが、統制区域には赤いジェムの持ち主(赤い民・アルマンダイン)しか住めず、ジェムが青色になると禁止区域に追い出される。ジェムは生物ではないが、人間の体に寄生し、その願いを叶えて現実世界から宿主を切り離し、ジェムに依存させていく。進化したジェムは実体のない「悪夢(ナイトメア)」となり、宿主や他の人間を飲み込んでゆく。ストーリーは、メインストーリーとキャラルートに分けられる。メインストーリーで一度クリアしないと、キャラは攻略できないようになっている。また、メインストーリーは4つに分かれている。祭りに出かけたディックはピエロのような少年ギュレッドに会い、「望みがなんでも叶う」喜びの国 Laughter Land に導かれた。ここでは自身のもつジェムが赤い色をしている限り、願いを叶え、幸せに暮らす事ができる。ロディやヨアンの助けを借りながら、ディックは家を建てて暮らし始める。しかしその平穏も長くは続かない。青(セルジ)が統制区域内に進入した前後に、ディックのジェムは青い色に変わってしまう。禁止区域に追いやられたディックはグレッグたちと出会い、行動を共にするようになり、Laughter Landの真の姿を知る。そして、ダグたちの力を借り現実世界に戻るディック。Laughter Landでの持ち物はすべて消えてしまうはずなのだが、唯一残ったダグから託された手紙。それを届ける相手が自分の祖母だということにディックは気づく。それはいったい何を意味するものなのか。気がつくとディックは禁止区域にいた。グレッグの話によると、ディックは10年ほど前に統制区域を追放され、以来ここで暮らしているのだという。以前に居た世界とは微妙に違う世界で、ディックはLaughter Landの謎に迫っていく。記憶を失った状態でディックはギュレッドに出会う。ギュレッドは、みんなの願いを叶える理想郷を守るために自分の手伝いをして欲しいとディックに告げる。ギュレッドはいくら自身が手を差し伸べても、成長しジェムの色を変えてしまう人間そのものを見捨て、新しい理想郷を作ろうとする。血のような赤い空に包まれた統制区域が崩壊してゆく…過去の統制区域でのこと。
出典:wikipedia
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