風見志郎は、特撮テレビドラマシリーズ「仮面ライダーシリーズ」の作品に登場する架空の人物。ここでは、彼が変身する仮面ライダーV3についても解説する。『仮面ライダーV3』の主人公。1950年5月5日生まれ、東京都練馬区の出身。身長180cm、体重78kg。家族構成は自動車修理工場を経営する父・達治、母・綾、妹・雪子。城南大学・生物学部の学生であり、本郷猛(仮面ライダー1号)の後輩。スポーツが得意で、器械体操では「マットの白い豹」という異名を持ち、またモトクロスの全日本選手権で優勝した実績がある。仮面ライダー1号・2号に改造されて仮面ライダーV3となった。本来は陽気な青年で周囲にも明るく接するが、改造人間の宿命や自分以外に不幸になる人を増やしたくないと考え、自分に思いを寄せる珠純子には冷たく接するなど、他人と距離を置こうとする態度もしばしば見せた。しかし、戦いの中で人間的成長を見せ、結城丈二(ライダーマン)が復讐心を捨てて正義の戦士となるに際しても、大きな役割を果たす。少年仮面ライダー隊の子供たちに対しても、良き兄貴分として接していた。家族を殺された身である設定を生かし、親のいない子供やデストロンによって親と離れ離れになってしまった子供への強い思い入れを描いたエピソードが散見される(『V3』第38話や第39話など)。ハーモニカが得意で、雪子との思い出がある「埴生の宿」を好む。歴代ライダーの中でも客演数が多く(最多は2号の27回。V3は21回で2位)、新旧ライダーの「橋渡し」としての活躍も多い。多くの作品に素顔の風見志郎の姿で登場し、変身後のみの登場だった『仮面ライダー (スカイライダー)』第23話や劇場版『仮面ライダースーパー1』、映画『オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー』でも宮内洋が声を当てている。立花藤兵衛のもとでオートレーサーを目指していた矢先、デストロンの犯罪行為を偶然目撃し、デストロンから口封じのため何度も命を狙われるが幸運が続き助かる。自分同様、デストロンの犯罪行為を偶然目撃した珠純子を自宅に匿ったことが原因で、デストロンの怪人ハサミジャガーによって両親と妹を目の前で殺害される。本郷が仮面ライダー1号に変身したのを目撃し、両親と妹の復讐のために改造人間にしてほしいとダブルライダーに志願するが、一度は断られる。しかし、デストロンのアジトに潜入して罠に落ちたダブルライダーを救おうとして、改造人間分解光線を浴びて瀕死の重傷を負ってしまったため、ダブルライダーから緊急改造手術を施されて仮面ライダーV3として蘇った。やがて、東京爆破を阻止しようとして消息不明となったダブルライダーに代わり、デストロンと戦うことを決意。デストロンを壊滅させた後、夕日の中をバイクに乗って走り去っていった。第27・28話、第33・34話、劇場版『五人ライダー対キングダーク』に登場。第5話では回想として(本作品の第34話の映像を流用)、第9話では本郷(1号ライダー)や一文字隼人(仮面ライダー2号)ともども名前のみ登場。藤兵衛が講談で語る歴代仮面ライダーの回想を聞きに来て、神敬介と出会う。クモナポレオンに敗れたXライダーにマーキュリー回路を組み込む強化改造を施した。この際、敬介に自身の血液を輸血したため、通常の戦闘能力が発揮できずクモナポレオンに遅れを取ってしまう。劇場版ではモスクワから帰国(変身シーンが存在するが、映画『仮面ライダーV3対デストロン怪人』の映像を流用)。第35話、第37話、第39話(最終回)、テレビスペシャル『全員集合!7人の仮面ライダー!!』に登場。。歴代ライダーの中で最初に登場し、第35話から合流。マシーン大元帥を追ってエジプトから空路で大阪国際空港(景観は羽田空港を使っている)に入り、マシーン大元帥の上陸した神戸港に向かった。上陸直後のマシーン大元帥と互角以上に渡り合い、必殺のV3キックで敗走させ、ヘビ女に電気パワーを吸収されて窮地に陥っていたストロンガーを助けた。変身ポーズの効果音が変更されている。第37話では、互いを知らずに対立状態になっていたストロンガーとライダーマンの仲裁役に回った。その後、ライダーマンと富士ダム破壊の阻止に向かった際、地震発生装置の地割れに落ちて彼とともに捕まってしまうが、Xライダーとアマゾンに救われて戦線復帰した。『MASKED RIDER DEN-O EDITION -1971年4月3日-』については、後述。名前の由来は、「勝利(Victory)」を意味する「V」と、ライダー3号としての「3」を合わせている。1号ライダーの技と2号ライダーの力を象徴するダブルタイフーンを装備し、ダブルライダーの変身ポーズを組み合わせたポーズと「変身!V3!」の掛け声で変身する。戦闘開始時は左右の指先でそれぞれVの字を作りながら、右前腕を地面と垂直に立てつつ右手の甲を敵に向け、左手指先は右肘に当てながら左前腕を胸の前で水平に組んで、左右の前腕同士で90度に交差したラインを作るという独特のファイティング・ポーズを決めるのが通例であった。ショッカーのナノロボットによって改造された風見志郎が変身する仮面ライダー。能力は1号および2号を遥かに上回っており、劇中では苦戦の描写すらない圧倒的な強さを誇り、まともに戦える相手も殆ど存在しなかった。最大の特徴であるベルトのダブルタイフーンは、風や熱のエネルギーを吸収し、V3自体の力に変換させる。なお、本作でのV3の意味は、旧『仮面ライダーV3』における「勝利(Victory)」と「仮面ライダー3号」を組み合わせたものとは異なり、「仮面ライダー1号・2号を凌駕した力を与えられたVersion 3」という意味になっている。そのため、公式設定ではトンボがモチーフとされているが敢えてそれを意識せず、「1号・2号からショッカーライダーを経てV3に至る」という系譜を想定したデザインになっている。ホッパーとは1号および2号のショッカー内でのコードネームを指す(前作を参照)。カラーリングは基本的に往年のV3に準じるが、全体的に原作より暗めのダークトーンになっており、また襟とマフラーが緑に、グローブが濃い金色(ショッカーライダーの物と同じグローブ)になっている。ベルトには原作と同様にV3ホッパーが装備されているが、劇中未使用のため機能は不明(デザイナーの出渕裕曰く「使わないと聞いていたが、敢えて装備させた」とのこと)。劇中明確な「V3」の呼称はなく、1号、2号より強力な改造人間と言う扱いである。本郷と初めて対峙した際、配下のチェーンソーリザードとショッカーライダーと共に劣勢に追い込み、圧倒的強さを印象付けた。しかし中盤で打倒1号・2号を豪語するも、琴美から妹の一件を聞かされ心が揺らぐ。やがて自身を改造したナノロボットが、妹の身を冒したことを知り、ショッカーへの不信感と恐怖心を募らせる。ナノロボットを日本中に散布するというショッカーに一人立ち向かう本郷を止めるよう一文字に頼むも、その一文字もまた本郷と共にショッカーに攻勢をとってしまう。そして自身もまたショッカーに反旗を翻し、1号・2号と共にショッカーに立ち向かう。多勢に無勢の1号、2号であったが、V3の加入により形成が逆転した。これらは児童誌などの設定によるものもあり、本編未使用の能力も少なくない。V3の専用オートバイ。志郎が常用するオートバイが、V3への変身に伴って高性能オートバイに変形する。ライダー1号が設計し、2号が部品を集めて開発したもので、元来はダブルライダーが自分たちで使う予定だったが、V3が誕生したために譲ることになったとされる。2話で初登場した。原子力エンジンを搭載している。伸縮式の翼の下にロケットブースターが装着され、10時間の空中飛行が可能。オフロードの機動性も高く、地上戦でも威力を発揮した。カウル前部に仮面ライダーの変身ベルトと同じタイフーンを装備し、風力エネルギーを吸収しながら走行することが可能。風車の色はスピードに応じて、青から黄色、赤へと変化する。さらにV3の脳波を受けて無人走行もできる。必殺技はハリケーンダッシュとハリケーンラストダッシュ。風見の常用バイクはGT750。水冷2サイクル3気筒の大型車。V3専用としてカスタムアップされたオートバイ。1号2号のサイクロンが立花レーシング製(つまり民間製)なのに対して、こちらはショッカーの手によるものである。他の戦闘員を遥に凌駕する身体能力を持つV3に合わせて開発されているため、ショッカー戦闘員が乗るバイクはおろか、ダブルライダーの駆るサイクロン号をも上回る驚異的スペックを誇る。
出典:wikipedia
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