『レイドック』(LAYDOCK)とは、T&E SOFTが開発、発売したコンピュータゲーム。ゲームジャンルとしてはシューティングゲームに当たるが、レベルなどロールプレイングゲームとしての要素も含む。ゲーム開始時に、1プレイヤーあるいは2プレイヤーどちらが出撃するかを選択する(両方選択すると二人同時プレイとなる)。パスワードあるいはディスクに保存データがある場合、育成した自機でゲームを再開する事ができる。1プレイヤーのみで出撃する場合、予め使用するオプションウェポンを選択する(レイドック2を除く)。ステージボスが地上施設の場合、地上攻撃用ウェポンを選択しないとステージクリアできないので注意を要する。自機の武装はメインショット(2連装2連発)とオプションウェポン。また後述するドッキングを行なう事により攻撃の幅を広げる事ができる。これらを駆使し、空中・地上に配置された敵機を破壊していき、ステージラストに控えるボスキャラを倒すとステージクリアとなる。但し、1ステージまるまるボスキャラとの戦闘を行なったり、ステージ間がボスキャラを挟まずシームレスに繋がっている場合もある。自機は残機制ではなくダメージ制を採る。敵・敵弾等と接触する事によりシールドエネルギーが減少し、全て失うとゲームオーバーとなる。2プレイヤー同時プレイ時は片方がやられてもゲームは続行し、生き残った自機がエネルギーを失った時点でゲームオーバーとなる。シールドエネルギーは特定の地上物を破壊する事により回復する事ができる逆に、破壊する事でシールドエネルギーが減少する敵もいるため見分けが必要となる。ステージクリア後、敵機の撃墜率により自機のレベルが上がり、一定レベルに達する毎に新たなオプションウェポンが追加される。二人同時プレイ時、ドッキングエネルギーが時間経過と共に蓄積され、一定以上蓄積されるとプレイヤー機同士が合体(ドッキング)する事ができる。ドッキング中は自機の攻撃力が増加し(縦合体時はメインショット4連射、横合体時は2倍の広さの弾幕を張れる)、戦闘中に任意のオプションウェポンを選択し使用する事ができる。ドッキング状態でないと使用できないオプションウェポンもある。ドッキングエネルギーは敵・敵弾・地形との接触により減少し、ゼロになると強制的に合体が解除される。ゲーム中どちらかのプレイヤーが撃墜された場合、そのステージ内では基本オプションウェポンの対地ミサイルしか使えなくなる(レイドック2を除く)。ハードウェアによる縦スムーススクロール機能を持つ機種で発売。二人プレイ時においてプレイヤー同士が合体すると、メインウェポンの強化と複数オプションウェポンの選択・使用が可能となる。このシステムは続編にも継承されている。「魅せてあげよう、1ドットのエクスタシー」のキャッチコピーは、MSX2のVDPには、スプライトの衝突判定が機能として存在し、表示位置の比較ではなく、ドット単位での移動、描画、衝突判定が可能だった事を示している。その為、移植された機種ではそのコピーは使われていない。MSX2版ではタイトル画像(タイトルCG)がディスクに収まりきらなかったため、CGのみを収めたカセットテープが付属した。オープニングデモでは、PSGによる1BitPCMでの音声合成を駆使し、無線交信を再現している。なお、このゲームでのメニュー画面のウィンドウ処理は描画プライオリティーによるものではなく、データも保持したマルチウィンドウとして実装されている。後に発売された2機種版の内容はMSX2版の内容に加え、情報ディスプレイの追加(画面右端に点数、使用中オプションウェポン名称、プレイヤーの残シールド量などを表示)、FM音源に対応したBGMの追加などがなされた。当たり判定については、敵、自機に等しく、敵キャラクタもまた、障害物に衝突した場合は破壊される。FM77AV版はその強力なCPU処理能力と、グラフィックスサポートにより、表示色、解像度共に最も高い仕上がりになっているが、反面登場キャラクターが多いシーンでは処理落ちも見られる。MZ-2500版は、4096色パレットボードに対応するが、320x200ドット16色の描画である。ハードウェアによるスムーススクロールこそあるものの、スプライト機能を有しないMZ-2500では、3ドット前後の単位でキャラクタは描画、判定される。ユーザーがMZ-2500版を独自にX68000に移植したものも存在する。ハードウェア縦スクロール機能を持たない機種で発売。8ドットスクロール。キャッチコピーは「更にS・U・P・E・R」。サブタイトルの「ミッションストライカー」は公募により採用された。レイドックからBGMや面構成、演出が強化されている。また、プレイ内容による難易度調整も実装されている。自機はネオ=ストーミーガンナーとなり、レベルアップによるオプションウェポン強化も健在。MSX版は、当時としては大容量の2MbitROMカートリッジでの発売だったが、バッテリーバックアップ機能は無く、セーブはパスワードにて行う。またMSX版のみ、モデムを使用して全国のプレイヤーとハイスコアを争う事が出来るネットワークバージョンが存在し、京都の日本テレネットから発売された。X1版では、オープニングデモのアニメーションが大幅に追加され、搭乗者の乗り込みシーン、自機の発進シーンなどが追加されている。またFM音源にも対応しており、その際PSGは効果音のみに用いられる。X68000版も発売予定だったが、写真が一度雑誌に掲載されたまま、延期が続き機を逸して開発中止となった。前作を移植したユーザーによるX1版を独自に移植したものも、スクリーンショットは公開されたものの、プログラムの公開などは行われなかった。MSX2+本体と同時発売。キャッチコピーは、「これは、最大最後の戦いの記録である」。FM音源対応。MSX2+の自然画モード(SCREEN 12)に対応したタイトルグラフィックが1枚収録されている。またステージ中間のアニメデモも強化された。対応ハードがハードウェア縦横スクロール機能を実装した事を受け、横スクロール面が追加された。これに加え、単純な縦横のみならず斜め方向にもスクロールする。またこのスクロール機能を生かし、BGで描かれた複数画面を占有する巨大ボスキャラクターが複数登場する。前作までと違い、一人プレイ時でも戦闘中に全オプションウェポンを選択できる様になった。二人プレイのドッキング時はオプションウェポンの性能が強化される。元々イベント用として公開された後、パナ・アミューズメントコレクションに正式収録された、レイドックシリーズのパロディ版。FM音源・PSG両対応で、それぞれ専用のBGMが用意されている。基本的なゲーム内容はレイドック2を踏襲するが、舞台を宇宙から、当時T&E SOFT本社屋のあった愛知県名古屋市に移した。キャラクターは全てデフォルメされ、敵キャラは名古屋名物のエビフライなどに、自機のオプションウェポン名は「きしめん」「ういろう」といった当地の名産品に変更されている。一人プレイではジョイスティックが使用できず、二人同時プレイ時の2プレイヤー側のみスティック使用可能という仕様になっていたが、プロジェクトEGG版では両プレイヤーともジョイスティック使用可能に変更されている。1:レイドック、S:スーパーレイドック、2:レイドック2。
出典:wikipedia
LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。