イレズミコンニャクアジ(刺青蒟蒻鯵、学名:"Icosteus aenigmaticus" )はスズキ目イレズミコンニャクアジ科に属する海水魚。同科には本種のみが属する。属名は ("to bring") ・ ("骨") に由来する。"イレズミ"は若魚の体色に、"コンニャク"は体が柔らかいことに由来する。近年まで他の魚類との関係は不明だったが、分子系統解析からはヤエギス科に近縁であることが示されている北太平洋に広く分布する。冷水系の種で、表面水温8-10℃が南限である。若魚は沿岸の表層にも生息するが、成魚は深度1000mほどの深海に生息する。体長は最大2m。体は細長く、やや側偏するが頭部の断面は円い。鱗はない。背鰭は52-55軟条、臀鰭は34-40軟条で、棘条はない。若魚は腹鰭を持つが、これは非常に千切れやすく、成魚になると消失する。若魚は黄褐色の体に多数の紫色斑があるが、成魚では一様な褐色となる。比較的大きな口、軟らかな筋肉、軟骨性の骨格、黒褐色の体色、細い尾柄、幅広い尾鰭、鰾が存在しないことから推測すると、本種は表層から漸深層上部までの幅広い深度を泳ぎまわり、遭遇した獲物を手当たり次第に捕食していると考えられる。本種を捕食する生物として、マグロ類・マッコウクジラ・トドが確認されている。
出典:wikipedia
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