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実戦型詰将棋

詰将棋において実戦型(じっせんがた)とは、実際の対局に出現しそうな局面を元にした問題である。新聞や雑誌の詰将棋欄に出題される問題も、この形式の物が多い。実戦型に厳密な定義は存在しないが、以下の特徴の多くをもっている。現存する最古の詰将棋集である初代大橋宗桂の『象戯造物』の問題は、実際の終盤からとられたような問題が多い。このことから、実戦型詰将棋は詰将棋の草創期からあったといえる。歴代の名人は詰将棋を作っているが、初期の作品はほとんどが実戦型であった。五代大橋宗桂の頃から趣向を持った詰将棋が登場し、二代伊藤宗印が全作品で玉が4段目より上にある作品集『将棋勇略』を作ったことから、名人の作る詰将棋は実戦型と違った進化を遂げることになる。名人ら家元の作る詰将棋からは実戦形は減ったが、一般では実戦形は多く作られ元禄時代にはいくつかの作品集が出版されている。この詰将棋のいくらかは伝承として伝えられており、幕末の棋士渡瀬荘二郎はこれらをまとめた作品集『待宵』を出版している。第二次世界大戦後名人にもなった塚田正夫は、新聞などに多くの実戦型詰将棋を発表した。塚田の作品は、実戦でありそうな形に必ず妙手が盛り込まれている。実戦で表れる囲いによって玉が囲われている形式の問題も存在する。右に例としてあげた美濃囲いや矢倉囲い・穴熊囲いなどに玉が囲われている物である。このような問題は、将棋の手筋の本などに収録されることもある。この場合、実戦での応用を目的とするため詰将棋としては不完全(持ち駒が余ったり複数の詰手順が存在したりする)なものもある。また、実戦では「長い詰みより短い必至」という言葉があるように必至をかけてしまう方が手数も少なく簡単な場合が多い(右の図ならば▲6一竜など)。このような問題を「陣形図式」と呼ぶこともあるが、別の形式で同じ呼ばれ方をする物がある(次項参照)。実戦型詰将棋の「玉方の△1一香△2一桂の配置」という考えを広げ、1段目にあるべき駒をすべて(△5一玉を含む)並べた詰将棋を「陣形図式」と呼ぶ。右に上げた伊藤看寿の作品が最も知られている。小沢正広は中央7×7の範囲に何も配置されていない無仕掛け図式「夏の陣」を発表し平成5年度の看寿賞を受賞している。陣形図式の考えをさらに拡張すると、1-3段目に玉方の駒が初期配置の状態で並べられた問題が考えられる、このような問題を「玉方実戦初形」と呼ぶ。玉方実戦初形の最初の問題は、内藤國雄が新聞上に発表した物である。その後何人かの作者によって作品が作られている。玉方実戦初形とは逆に7-9段目に攻め方の駒を初期配置どおりに並べた物もあり、これを「攻方実戦初形」と呼ぶ。この形式は双玉問題になるが、それを嫌って▲5九玉を配置しない人もいる。内藤國雄は攻方実戦初形の問題で看寿賞を受賞している。

出典:wikipedia

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