和歌山バス那賀(わかやまバスなが)は和歌山県紀の川市藤崎271に本社がある和歌山県北部のバス会社。和歌山バスの子会社であり、南海電気鉄道グループ。スルッとKANSAI協議会に加盟している。紀の川市・岩出市・かつらぎ町といったJR和歌山線沿線や和歌山市・橋本市・大阪府泉南市・泉佐野市・泉南郡熊取町の一部を事業エリアとしている。旧和歌山バス時代からの伝統的な路線である南海和歌山市駅発着の橋本線は沿線の少子高齢化により年々減便傾向にある一方、岩出市各地と紀伊駅を結ぶ路線は、富裕層の邸宅が建ち並ぶ住宅街「紀泉台」をはじめとする宅地開発による急激な人口増加と1993年(平成5年)に開設された近畿大学生物理工学部などへの通勤・通学輸送を担うことから運転本数が年々増加している。和歌山市内を経由せず大阪府内とを結ぶ路線としては、岩出駅から大阪府泉南市の南海樽井駅・泉佐野市のりんくうタウン駅、粉河駅から犬鳴山を経て大阪府泉南郡熊取町の熊取駅へ向かうものもある。また、これら路線バスでは補完できないエリアについては、地方自治体より委託されたコミュニティバスを運行している。運行ダイヤは、「平日」と「土休日」の2パターンある。また紀伊粉河線のみ、近畿大学(生物理工学部キャンパス)の登校日に運行する「平日登校ダイヤ」と「土休日登校ダイヤ」休校日に使用される「平日休校ダイヤ」と「土休日休校ダイヤ」の4パターンがある。通勤・通学に特化した運行形体のため、お盆期間中の8月13日〜15日は土休日ダイヤで、年末・年始(12月31日〜翌年1月3日)は粉河熊取線・岩出樽井線・橋本線 は土休日ダイヤ、紀伊粉河線は特別臨時ダイヤで運行される。乗車の際は、「入口」(一部の車両には「出入口・降車優先」と表示された車両もある)と表示された箇所から乗車し整理券発行中は必ず取ってから乗車し、停留所が近づくとバス車内に設置されている降車ボタンを押してバスが完全に停止し、ドアが開いてから席を立ち、降車口に設置されている運賃箱に整理券と運賃・回数券を入れて降車する。尚、一般路線はフリー乗降制度では無いため、保守作業や交通規制などの例外を除き停留所以外の箇所で乗降は一切行わない。運賃支払いには現金の他、和歌山バスバス・和歌山バス那賀共通カード、スルッとKANSAIカード、スルッとKANSAI3dayチケットが利用できるが運賃箱に設置されている両替機は1,000円紙幣しか対応しておらず、前もって小銭を用意しておかなければならない。また、運賃箱はつり銭が出ないため、誤った金額の運賃を投入した場合は概算収受精算券が発行され、当日から起算して一箇年以内なら定期券うりばや和歌山バス那賀本社で差額分を無手数料で払い戻しできる。乗車の際は、「入口」(一部の車両には「出入口・降車優先」と表示された車両もある)と表示された箇所から乗車し、停留所が近づくとバス車内に設置されている降車ボタンを押してバスが完全に停止し、ドアが開いてから席を立ち、降車口に設置されている運賃箱に運賃・回数券を入れて降車する。また、フリー乗降区間では交差点内や急カーブ区間など見通しの悪い箇所を除き停留所以外で乗降ができる。運賃支払いには現金の他、コミュニティバス回数券が使用できるが和歌山バスバス・和歌山バス那賀共通カード、スルッとKANSAIカード、スルッとKANSAI3dayチケットは利用できない。一般路線同様に運賃箱に設置されている両替機は1,000円紙幣しか対応しておらず前もって小銭を用意しておかなければならない。下記の路線一覧は、2015年4月1日改正時点のものである。和歌山バス那賀で南海和歌山市駅に乗り入れる唯一の路線。全線通しの運行距離は約49㎞、所要時間1時間50分(上りのみ1時間55分)と和歌山県北部エリアの路線バスでは長く、かつては那賀営業所前で運転士が引継交代をしていた。また15系統に関しては紀の川市立田中小学校の児童通学のスクールバスも兼ねている。
和歌山バス時代は、当営業所のメイン路線で1時間当たり各駅停車と急行バスを含め3本も運行していた。90年代に入り、当社への移管後も暫くは1時間に1本程度の運行本数が維持されていたものの、沿線地域の少子高齢化と自家用車への転移から年々利用者が減少。90年代後半からは減便と更なる利用者減少が繰り返され、ついに2014年10月からは全区間通し運転が平日1往復のみとなり、また那賀営業所前以東は休日全便運休となる。なお、当線区は国土交通省・和歌山県から補助金を受けて維持されている。
現在は
沿線の宅地開発による急激な人口増加と近畿大学通学輸送を担うことから、紀伊駅前 - 紀泉台 - 根来 - 近畿大学間は、日中は概ね20分間隔で運行しており、朝夕の通勤時間帯や近畿大学の登下校時間帯には続行便が運行する。近畿大学 - 四日市 - 粉河駅前は利用者が少ないため、運転区への入出区の関係上、早朝・夜間を除き日中は2時間ないし4時間に1本程度の運行である。また、大学入試センター試験当日は、近畿大学生物理工学部キャンパスが試験会場となり入構規制が敷かれるため、近畿大学止まり又は近畿大学を経由するバスでは、大学の1つ手前の停留所で一般の乗客や在学生を下車させる。また、平成27年4月1より近畿大学の補助を受けて急38系統が開設されたものの乗車率が低く、他の系統と合わせてやや輸送力過剰となっている部分が見られる。なお、以下に登場する「F.B.T」は「府中バスターミナル」の略称である。
急38系統は、近畿大学附属和歌山校前ゆきは紀伊駅前での乗車はできない。また、近畿大学附属和歌山校前〜紀伊駅前以東間で有効の定期券所有者は鳴滝団地〜紀伊駅前間は和歌山バスの路線バスも利用できる。公立那賀病院〜さんさんセンター紀の川間を約45分で結ぶ路線として2013年8月1日より概ね1時間当たり1本で運行開始したものの、当初見込んでいた利用客は予想を大幅に下回り、2014年6月1日改正で40系統が1日3往復、41系統が1日4.5往復(土休日3.5往復)と大幅減便された。2015年8月16日からは、公立那賀病院への利便性向上に重きを置いた再編を行い、F.B.T〜さんさんセンター紀の川間の廃止と系統を統廃合した。毎時1本運行しており大阪府南部地区および紀の川市相互間の通勤・通学として開設した路線である。また粉河駅から熊取駅まで、粉河駅から和歌山駅経由で大阪方面へ鉄道を利用するよりも本路線を利用する方が速くて安い(640円、所要45分)。なお、停車停留所が少ないことから特急バスと称しているが便宜上の名称であり運賃以外の特別料金は一切、発生しない。地域間幹線系統として、国・和歌山県の補助を受ける。岩出市より年間約2,000万円程度の公的補助を受けて開設された路線であり概ね1時間に1本運行している。また、2007年(平成19年)6月からは、平日の通勤・通学時間帯に限りほぼ30分間隔で増発した。前述の粉河熊取線と同じく停車停留所が少ないことから特急バスではあるが便宜上の名称であり運賃以外の特別料金は一切、発生しない。和歌山県紀の川市藤崎271。本庁舎内2階。2011年1月15日付けの新聞各紙報道によると、那賀運転区に勤務する運転士が2010年8月〜12月頃に数回に亘って運賃を収受する運賃箱を「運賃箱が故障している」と偽り、乗客から直接現金を収受し着服していたことが他の乗客の通報により発覚。当該社員は、懲戒解雇処分となった。なお、未だ不明金が存在し、岩出警察署へ被害届が出され現在も捜査中の模様。2014年6月24日付けの新聞各紙報道によると、国土交通省近畿管区運輸局への取材で、那賀運転区に勤務する運転士数名を休暇を休日出勤させ2週間近くに亘り連続乗務させていたとして、強制捜査を行ったと報道した。この時、在籍する運転士数名を道路運送法の省令で定められている運転適性検査を受講させていなかったことも発覚。事態を重く見た当局は和歌山バス那賀に対し、道路運送法指導監督義務違反の容疑で平成24年6月30日〜7月9日までの10日間、路線バス2台分のナンバープレートを差し押さえて、使用停止とする極めて重い行政処分を科した。和歌山バス那賀は報道陣に対し「運転適性検査を受講させずに運行させていたことは、道路運送法の指導監督義務違反と解っているが、要員不足で止む負えなかった。処分内容を反省した上で、世間をお騒がせした事を鑑み今後は、可及的速やかに問題点を上層部と詮議し、改善策を前向きに検討を行う所存である。」と謝罪の言葉はでなかったが公表した。社員の中には、「新聞報道や乗客から今回の事件を知り、会社側から行政処分までに至った一切の経緯の説明がされなかった。経営陣は組織的に不祥事を隠ぺいするつもりだったのか。」と不信感を露にしている。
出典:wikipedia
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