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ゼロの使い魔の用語一覧

ゼロの使い魔の用語一覧(ゼロのつかいまのようごいちらん)では、ヤマグチノボルのライトノベル『ゼロの使い魔』の用語について解説する。ゼロの使い魔の登場人物も参照のこと。主人公の平賀才人が召喚された異世界。広大なハルケギニア大陸を中心とした世界で、トリステインを始め大小多くの国家が存在する。夜には赤と青の2つの月が浮かぶ。文化レベルは中世〜近世ヨーロッパのものに近い。魔法が発達しており、魔法を使える者は貴族として敬われ、多くの人々は平民として暮らしている。貴族には横暴な者が多いため、不満を抱いている平民も少なくない。レコン・キスタの反乱が鎮圧された後、トリステイン・ゲルマニア・ガリア・ロマリアの4か国によって、それぞれの国内で共和政を掲げる反乱が勃発した場合、反乱軍を4か国共通の敵とみなして残りの3か国が王政府を援助する「王権同盟」が締結されている。物語はハルケギニア大陸の西部(地図参照)が舞台になっており、ヨーロッパ大陸を南北に長くしたような姿をしている。西方のアルビオンは空飛ぶ大陸で地図の場所には定置していない。また地図の右辺以東においては砂漠地帯を挟んで「聖地」「東の世界」が存在する。いわゆるファンタジー世界ではあるが、火薬や銃、コークスなどが存在する。ただし技術レベルは基本的には手工業レベルであり、工業製品を大量生産するという概念や技術は存在していない。地球とは使われている言語や文字が違う。ゲートを通った(アニメ版ではルイズの魔法が作用した)才人はともかく、偶然迷い込んだシエスタの曾祖父やオスマンを助けた兵士らの言葉が通じた理由は不明。ハルケギニア諸国の国名(ゲルマニア、ガリア、アルビオン)や都市名は、ヨーロッパの古名から採られている。なお、ハルケギニア全体図は、第7巻の口絵で見ることができる。アニメ版では、皆既日食の際にハルケギニアと地球を繋ぐゲートが開き、月に向かって飛び込む事で行き来ができる。これは地球側も同様。ハルケギニア大陸の西方に位置する小国。ルイズ達が通うトリステイン魔法学院はこの国にある。国土面積はガリアやゲルマニアの10分の1ほどで、オランダとベルギーを合わせた程度(約7万km)。王都はトリスタニア。王家の紋章は百合をかたどったもの(アニメ版では白地に意匠化された金色の百合)。これとは別に王女の紋章として聖獣ユニコーンと水晶の杖を組み合わせたものがある。始祖ブリミルの3人の子どもの1人が作った国の1つ。歴史ある国家だが、伝統としきたりに固執するあまり国力は年々低下している。現在、女王アンリエッタの施政の元、伝統に囚われない新しい体制へと移行しようとしている。固有名詞や生活習慣などから、中世〜近世のフランスがモデルとされる。始祖ブリミルの弟子・フォルサテが興した国で、ガリア王国の南にある都市国家群。かつて王国だった時代もあるが、現在は教皇が治めている。「光の国」と呼ばれることもあるが、その実態は「光の国」とは程遠く、神官と平民の生活差が激しい。神官の最高権威「宗教庁」が存在し、始祖ブリミルの予言および「虚無」を研究している。世俗の権力や戦乱には無関心とされるが、エルフに占拠された「聖地」の奪還を目指しており、密偵団を使って「虚無」に関する情報収集を行っている。“場違いな工芸品”についても何百年も前から収集しており、才人のような異世界(地球)人との接触も、表沙汰にはされていないが何度となくあったという。タバサの祖国で、始祖ブリミルの子供の1人が興した国。王都の名はリュティス。王城はヴェルサルテイル宮殿。王家の紋章は組み合わされた2本の杖。人口約1500万人というハルケギニア一の大国で魔法先進国でもある。そのため貴族の数が多く軍事力は非常に高く、空軍艦隊の規模は周辺諸国を圧倒し、国土の半数が裏切っても九万の軍を即時召集する程の力を持つ。また様々な魔法人形(ガーゴイル)が使われている。しかしその体制は一枚岩ではなく政争が絶えない。文化形式はトリステインとほぼ同じ。第15巻で国王ジョゼフ1世が死亡し、代わってシャルロット(タバサ)が国王に即位する。第17巻でシャルロット女王の妹ジョゼットがロマリアの策略により女王に入れ替わり、聖戦を承諾してしまう。第18巻で教皇が真意を明らかにしたことで、シャルロットも聖戦を承諾した。現在女王の座はシャルロットの名前と共にジョゼットに委譲されている。ガリアでは双子が生まれた場合、片方が"いなかった事にされる"風習があるが、タバサはこれを廃そうと考えている。地上3000メイルの高さに位置する浮遊大陸に位置する、始祖ブリミルの子供の1人が興した国。王都はロンディニウム。王城はハヴィランド宮殿。アニメ版に登場したアルビオンの国旗は、縦長の赤地に3匹の竜が並んで横たわるという意匠。大陸の下半分が白い雲で覆われているため「白の国」の通称を持つ。一定のコースでハルケギニア上空を周回浮遊し、2つの月が重なる夜にトリステインのラ・ロシェールに最接近する。アルビオン王族はレコン・キスタにより滅ぼされ、その後レコン・キスタの拠点となったが、レコン・キスタが崩壊した現在は、トリステイン・ゲルマニア連合軍の進駐地は両国の直轄地となり、それ以外の領土に関してはアルビオンから代王、トリステインとゲルマニアからそれぞれ副王を出して共同統治という形をとっている。次期国王はまだ決まっていないが、王権(=ブリミルの血を引く者による統治)を復活させることは決定している。なおアルビオン王国はアルビオン浮遊大陸上の国であり、ハルケギニア大陸とは明確に区別される。第18巻でアルビオンはかつての風石の暴走による"大隆起"の名残である事が判明した。アルビオン王族を倒したレコン・キスタが新たに建てた国。「貴族議会」が合議のもとに政治を行う非民主型の共和制国家で、議会の議長であるクロムウェルが「神聖皇帝」と称したことから「アルビオン帝国」とも呼ばれる。ゲルマニアに嫁ごうとするアンリエッタを親善訪問した際の「事故」を口実にトリステインへ宣戦布告、同国のタルブに降下戦をしかけるも失敗。その後は謀略によってトリステインの国力を削ぐ策をとるが、女王として即位したアンリエッタの決断によって逆にトリステイン・ゲルマニアの両国に侵攻される。タルブ降下戦から半年以上に及んだ戦いは、中立を標榜していたガリアの参戦によって皇帝クロムウェルが死亡したことから、同国の滅亡という結果で終わった。キュルケの祖国でトリステインの北東にある広大な国(面積はトリステインの10倍ほど)。首府はヴィンドボナ。もとは都市国家だったが、周辺地域を併呑して版図を広げた。現在の元首は皇帝アルブレヒト3世だが、貴族が利害関係の上で寄り集まって国ができたという経緯上、皇帝に対する忠誠心はあまり高くない。また皇家が始祖ブリミルの血を引いていないため、ハルケギニアの他国の王よりも格下に見られている。社会風習や政治制度も他国とは一線を画しており、メイジではない平民でも金があれば領地を買い取って貴族になることができる。このことから他国に「野蛮」と言われている。また恋愛に関しては積極的にアプローチするのが当然という気風があり、慎み深いとされるトリステイン人にとってはそれがしばしば「ゲルマニア人は好色で多情」と思われる原因になっている。ベアトリスの祖国。アンリエッタの先々代にあたるトリステイン国王フィリップ3世によって大公領を賜ったことから始まる新興国。軍事及び外交では他のトリステイン貴族と同様にトリステイン王国に依存しているが、「空中装甲騎士団」という親衛隊など独自の強力な軍事力を保持している。名目上とはいえ独立国であることと、また富裕な財力をもとに、ギーシュやモンモランシーの実家など多くのトリステイン貴族に金を貸していることから、大公家にはトリステイン貴族を睥睨する者も存在する。ガリアとロマリアの国境に位置し、東西に伸びる山脈。付近にアクイレイアなどの都市がある。また、ガリア~ロマリア間を繋ぐ虎街道などの主要街道がある。第18巻で1部が"大隆起"している。現在、"大隆起"した部分についてガリアとロマリアが係争中である。アニメ版『F』では世界を焼き尽くした大いなる災厄であるエンシェントドラゴンが眠っていた。ゲルマニアの東にある砂漠の彼方、始祖ブリミルがハルケギニアに初めて降り立ったとされる伝説の地域。数千年前に砂漠に住みついたエルフによって聖地への道は閉ざされ、今ではどのような土地であるか不明となっている。ヴィットーリオなどは、ここを「聖地」や「心の拠り所」、「魔法装置」と呼んでいる。過去エルフ討伐・聖地回復を目的に兵が派遣されたことがあるが、エルフに勝利するには10倍以上の兵力が必要とされ、ことごとく失敗したことから、聖地回復の戦争は数百年前を最後に行われていない。レコン・キスタやロマリア皇国の最終目標はこの聖地の奪還にある。エルフはこの地を「シャイターン(悪魔)の門」と呼び、6000年前(始祖ブリミルの降臨も6000年前である)に大いなる災厄をもたらしたとして封じている。ビダーシャルによればここ数十年活動が活発になっているとのことで、エルフはこれを悪魔の目覚めの兆候として虚無の復活を警戒している。ジュリオ・チェザーレによれば、聖地の周辺で“場違いな工芸品”が多く見出される。エルフが自らの住む土地をこう呼ぶ。具体的な地域ではなく「我らの土地」という意味でも使う。人間の居住地域との往来が全くないわけではなく、行商人との取引やガリアとの交渉など、ある程度の往来はある。エルフの住む国。首都は、アディール。聖地の更に東にあるという地域。ハルケギニアと同様に人間が住んでいるが、聖地への往来が不可能になってからは直接の往来がない。シェフィールドの祖国であり、エルフとの争いが絶えない土地でもある。エルフへの対抗からさまざまな技術を磨いてはいるが、シェフィールドによると、それらはエルフの技術の模倣に過ぎないらしい。細かい素性を隠すため、才人はこの地から召喚されたということになっている。シエスタの曽祖父が東の方角から飛んで来たため、自分の世界に戻る手がかりを求めて才人はいつかこの地に旅立つと決めている。主人公の平賀才人が元々いた世界を示す名前。ハルケギニアからは異世界と称される。ロマリアの人々はこの世界からもたらされた物品を場違いな工芸品と呼び、多くを保存している。場違いな工芸品の種類から見て、様々な国家が存在している模様だが、それら国々が物語に直接的に影響を与えている描写はほとんどない。地球に存在する国家。才人は東京より召喚され、ハルケギニアの地に来た。ハルケギニアとは違う文化・価値観を持っており、母国語も全く違う。初期の頃はそれが原因で才人とトリステインの貴族の間で衝突が起こることもしばしばであった。使い魔や武器の一部として召喚されれば日本からハルケギニアへ来ることが可能になるほか、アニメ版の設定では皆既日食の間であれば、ハルケギニアと『繋がり』、往来が可能となるらしい(実際に往来したことは無いので真偽は不明)。アニメ版Fではルイズの「世界扉」で通じる他、日本で起こっていた皆既日食を利用し、サイトが実際に帰ってきた。60年前、大日本帝国時代にゼロ戦に乗った佐々木武雄が来ていることや、パソコンやインターネットといった汎用の情報システムが既に発達しており、また(夢オチではあるが)才人がゼロ戦で日本へ帰還した際、眼下に広がった秋葉原の風景にアニメショップやメイド服コスプレの人物が見られることから、ほぼ現代の日本国と同一のものと考えられる。ハルケギニアとは少なくとも60年前より繋がりを持っており、場違いな工芸品が多く見つかっていることから、2つの世界は何度も繋がっていることが分かる。しかしながら、ハルケギニアと日本の間でどういう接点があるのか、そもそも2つの世界はどういう関係なのか、未だに明かされてはいない。単に「系統魔法」とも。始祖ブリミルが6000年の昔、ハルケギニアにもたらした魔法。土・水・火・風の四系統に加え、伝説の系統として「虚無」が伝えられている。ゆえに正確には「五系統魔法」と呼ぶべきだが、「虚無」を扱える者は久しく存在しないので普通は数に含まない。魔法を使える者はメイジと呼ばれ、最低でもどれか1つの系統の魔法が使える。メイジが魔法の杖を振るい、ルーン(魔法語)を唱え、精神力を消費する事で魔法は発動する。「土・水・火・風」は四大元素として多くの作品で登場しているが、この作品では各元素そのものを操る魔法の他、風の魔法として飛行や分身、水の魔法として治癒や精神操作、土の魔法として物質の変換・加工などの魔法が登場する。この他、異なる系統の魔法を組み合わせた「複合魔法」も存在し、例としてタバサが得意とする「ウィンディアイシクル(氷の矢、風と水の複合)」が挙げられる。メイジは系統のどれか1つを自らの系統とし、それを専門的に学ぶ。「火」のツェルプストー家、「水」のモンモランシー家など代々特定の系統で知られる家系が複数存在する。また自身の系統とは異なる系統の魔法を使用することも可能であるが、自身の系統以外の魔法を単独で使用した場合は効果も低レベルになってしまう(複合魔法を使う際は、必ず自身の系統をメインにして使用する)。前述通り、系統魔法を使うときはルーンで呪文を詠唱する必要がある。ルーンは各系統ごとに異なり、「虚無」も独自のルーンを持つ。なので詠唱を聞くことでどの系統の魔法かは簡単に分かる。魔法語を使わないコモン(口語)マジックについては下を参照。また先住魔法もルーンは唱えず口語で詠唱を行う。なおアニメではルーンではなく口語で呪文を唱える(呪文の名前を叫ぶ)場面が多々見られたが、原作ではコモン以外の魔法を口語で唱える事はない。ただしアニメでも例えば「ファイヤーボール」と言った呪文名以外はちゃんとルーンを詠唱して呪文を発動していたので、呪文そのものは口語で唱えていたわけではない。なお「サモン・サーヴァント」は四系統に含まれないコモンマジック(後述)であり、口語で呪文を唱えているのは原作の設定と矛盾しない。魔法を使うと精神力を消耗する。通常は魔法が使えなくなるほど精神力を消耗しても精神的な疲労などは起こらないが、過度に消耗した場合は気絶することもある。消耗した魔力は休息によって回復し、概ね1週間もあれば全快する。高位のメイジと云えども自身の扱える最高クラスの呪文の使用はかなり限定されるらしく、連続ではせいぜい数回、呪文によっては1週間から一月に一度程度らしい。精神力だけでなく何らかの触媒(作中では治療に使う水の秘薬、戦闘に使う火の秘薬が登場している)を消費する呪文もある。例えば治療呪文の場合、秘薬なしでは重い傷を治すのは難しい。一般的にメイジの強さは、「(同系統の重複も含め)各系統を幾つ足せるか」(=同時に幾つ使用できるか)で示される(ここで言う「強さ」はメイジとしての能力を指し、戦闘力の強さを示すものではない。ゆえに戦闘では、以下で説明する「ドット」が「トライアングル」を圧倒することもある)。1つの系統しか使えない者は「ドット」(学院の生徒は殆どこのレベル)、2つの系統を足せる者は「ライン」(学院の優等生レベル)、3つの系統を足せる者は「トライアングル」(学院の教師やごく一部のエリート)、4つの系統を足せる者は「スクウェア」(超一流の使い手)と呼ばれ、呪文もいくつ系統を足したかによって「ドットスペル」「ラインスペル」「トライアングルスペル」「スクウェアスペル」とランクアップしていく。なおメイジのランクが1つ上がるごとに呪文の消費精神力は約半分になり、呪文のランクが1つ上がるごとに精神力の消耗は約2倍になる。なおドットは「(1つの)点」、ラインは2点を結んだ「線」、同様にトライアングルは「三角」、スクウェアは「四角」、後述のヘクサゴンは「六角」(作中では三角と三角を組み合わせた六芒星=ヘクサグラムが出現していたが)の意で、頂点の数が足せる系統を示している。例えば風のトライアングルメイジであるタバサは「水・風・風」を足したトライアングルスペル「ウィンディ・アイシクル」を使う事が出来、スクウェアに昇格すると「水・水・風・風」を足したスクウェアスペルとしてより強力になった「ウィンディ・アイシクル」を使えるようになる。個人差はあるが多くの系統を足せるほど使用回数や基本の魔力など、その他の魔法能力も概ねそれに準じて増大する。同じドットの呪文を使っても、ドットメイジとトライアングルメイジでは威力に天と地の差が出るし、同じ呪文でも高位になるほど使用回数は多くなる。コミック版では説明が少々違い、「一度に組み合わせることが出来る系統の数」ではなく「使える系統の数」でドット、ライン、トライアングル、スクウェアの各ランクが決定されるとしている。複数の系統を組み合わせる事ではじめて使える呪文もあるが、個人で唱えられるのは「スクウェア」レベルのスペルまで。特殊な例として、トライアングル以上の強力なメイジである王族が力を合わせることによって、6つの系統を足した「ヘクサゴン・スペル」と呼ばれる非常に強力な魔法を行使することができる。作中ではアンリエッタ(水×3)とウェールズ(風×3)が使用し、城塞をも破壊する巨大な水の竜巻を作り出した。「強い感情は魔力に影響する」という描写があり、感情の昂ぶりによって実力以上の力を引き出すことも可能である。作中ではタバサとルイズとマリコルヌにこの現象が起こっている。なお、鍵の開け閉めや明かりなどの簡単な呪文は「コモンマジック」と呼ばれ、系統に関係なくメイジなら誰でも使えるらしい。こちらは魔法語(ルーン)ではなく、一般的な口語(コモン)の詠唱によって発動するのが特徴である。ルイズがサイトを呼び出した「サモン・サーヴァント」もコモンマジックの一種。メイジとは魔法を使える者を意味し、その多くは貴族ないし王族としてハルケギニア各国の支配階級を形成している。貴族ではない者も、系譜を辿れば先祖に貴族が存在する。魔法を使うための能力は親から子に遺伝するものであり、メイジを親に持たない平民はいくら修行をしても魔法を使うことはできない。メイジは自身の象徴として様々な形の杖を持つ。その扱いや精神的な意味合いは才人の世界における「剣」に近い(杖を持たないメイジは魔法を唱える事が出来ず、杖自体も何日もかけて契約し、手に馴染んだ専用の物でなければならない。その為、契約できる杖は基本的に1本のみ。形式的な決闘では相手の杖を叩き落すのがスマートな勝ち方とされている)。杖は『ハリー・ポッター』で見られるような短い杖(ワンド)が一般的だが、タバサのように長い杖(スタッフ)を使う者もいれば、ギーシュの造花のバラのように自分の趣味に合わせた特殊な形状の杖を使う者もいる。また軍人の間では、剣のような拵えを施して近接戦闘にも対応できるようにした杖(軍杖)が存在する。メイジは多くの場合1人に付き1体の使い魔を従える。使い魔はサモン・サーヴァントの魔法で召喚されるが、使い魔は魔法そのものが決定するとされ、メイジは相手を選ぶ事ができない。召喚される物は多くの場合ハルケギニアに生息するモンスターなどで、メイジの魔法の属性を連想させる物が召喚されるケースが多い。極稀にであるが、才人のように異世界から召喚される物も存在する。使い魔と主人は多くの場合強固な信頼関係で結ばれる。ルイズ曰く「使い魔はご主人様が大好き」。何故そうなるのかは作中でも定説が示されておらず、サモン・サーヴァントの魔法で使い魔は強制的に主人に好意を抱くよう洗脳されているのではないか、という仮説がある(逆に主人も多くの場合使い魔に好意を抱くので、ルイズは主人側も魔法で使い魔を好きになるよう強要されていると主張している)。または初めから魔法が主人と相性のいい存在を選んでいるとも言われる。使い魔はメイジ1人に付き1体のみである。複数の使い魔を召喚する事はできない。サモン・サーヴァントは使い魔を1度召喚すると使用不能となってしまい、再びサモン・サーヴァントを使うには現在の使い魔が死ななければならない(使い魔が死ななくとも、メイジと使い魔の契約が解除されればサモン・サーヴァントを使う事はできるが、こういった事例は魔法が使い魔を死んだと誤認するほどの大怪我を負った場合のみに限られ、まず滅多に起こることではない)。「きょむ」あるいは「ゼロ」と読む。伝説の中にしか存在しないと言われる第0の系統。この魔法は他の四系統のいずれとも異なり、爆発、幻影、記憶の消失など不可思議な効力を持つ。また詠唱にかかる時間が長く、途中で詠唱を止めても長さに応じてある程度は魔法が発動するなど、四系統の魔法とは異なる点が多い。始祖ブリミルによると、四系統の魔法はこの世の全ての物質を構成するとても小さな粒に影響を与える。そして虚無の魔法はそれより更に小さな粒に影響を与えるとされており、「虚無」を完璧に使いこなせた者は世の理さえ思うままにするとされている。ルイズは「虚無」に目覚めた後でコモンマジックは使えるようになったが、四系統魔法は使用できないでいる(第15巻時点)。前述通り、四系統魔法の使い手であれば他の系統の呪文も使えるが、ルイズ以外の使い手も四系統魔法を使用している描写はない(ティファニアに関しては先住魔法も使っている描写がない)。四系統魔法の使い手は1週間もあれば精神力は上限まで回復するが、ルイズは精神力を最低でも年単位で溜め込むことが可能。ただし「虚無」は四系統魔法に比べると基本的な消費精神力も大きく(ブリミルによれば「時に命を削る」ほど。実際ルイズは呪文を唱えた後に気絶することが多い)、精神力のキャパシティが四系統魔法の使い手よりも大きいとはいえ、その回復速度自体に差はない(ただし回復のスピードが使い手の精神状態によって変化することがあり、ルイズの場合は怒りや嫉妬などの精神状態のときに精神力が溜まりやすくなる)。虚無を扱うには、ブリミルが3人の息子と1人の弟子(トリステイン、アルビオン、ガリア、そしてロマリアの4王国の始祖)にそれぞれ与えた4つのルビーと秘宝、そして王家の血が必要とされている。さらに4人の虚無の担い手にはそれぞれ伝説の使い魔が与えられ、「四つの四」(担い手、使い魔、ルビー、秘宝)が揃った時「始祖の虚無」が復活すると予言されている。人間と敵対するエルフは虚無を「悪魔の力」と呼び、世界を滅ぼしかけた力として忌み嫌っている(「四つの悪魔が揃いしとき真の悪魔は目覚め、大災厄をもたらす」という予言もある)。ビダーシャルの言によれば作中の時点だけでなく、これまでの歴史上にも何度か四つの虚無が揃いそうになったことがあるという。虚無も攻撃、移動などに分けることができる。火・水・風・土を象徴する4つの指輪と、指輪を嵌めた資格ある者に「虚無」の魔法を伝える4つの秘宝(同じ秘宝でも担い手によって覚える虚無は異なる)。指輪に嵌まった宝石は「ルビー」と称されるが、色は赤に留まらない。これは実際のルビーとは異なり、始祖ブリミルの血から作られたという伝説に基づいた呼び名である。「始祖の秘宝」と所有者は以下の通り。使い魔と主の位置を同じにするため、順番は変更した。アニメでは指輪なしでも虚無は取得できる(またアニメ1期では、秘宝も指輪もなしにルイズは「爆発」を取得している)。この世で最も偉大なメイジ。正式なフルネームは、「ブリミル・ル・ルミル・ユル・ヴィリ・ヴェー・ヴァルトリ」。とても強大な力、虚無の魔法を扱い、強力な使い魔達を従えていた。ハルケギニアでは神と並んで崇拝される伝説の偉人であるが、その姿を描写する事は畏れ多い事とされており、大陸に多数存在する礼拝用の始祖像は「両手を前に突き出した人型のシルエット」という曖昧な姿のみで再現が許されている。過去の描写では小柄で人の良さそうな金髪の青年であった。また、この世界とは別のどこからやってきたといわれている。そのあまりに大きすぎる力を3人の子供と1人の弟子に指輪と秘宝という形で分けたとされる。現在ハルケギニアに存在する4つの王家(トリステイン、アルビオン、ロマリア、ガリア)は、その力を受け継いだ4人の子孫である。その子孫たちの中から実際に「虚無」の力に目覚めたものを「虚無の担い手」と称し、その使い魔として契約した存在を「虚無の使い魔」と称する。また、担い手が死ぬと新たな担い手に虚無の力が宿る。本編での虚無の担い手は、ルイズ、ロマリア教皇ヴィットーリオ、ティファニア、ガリア王ジョゼフ。ジョゼフは死亡し、その後、ジョゼットが担い手となる。教皇によると近年になって4人の担い手が揃おうとしているのは風石の暴走による大隆起を食い止める為とされている。かつて始祖ブリミルと共に闘い、その名を伝説に残した4人の使い魔「ガンダールヴ」「ヴィンダールヴ」「ミョズニトニルン」「リーヴスラシル」のことを指す。これらは北欧神話の「巫女の予言」の中に見られる名前である。心の震え(喜怒哀楽いかなる感情でも可)の大きさに比例して力が上昇するが、それに反比例する形で自身の能力を使える時間は短くなる(作中では才人が対ワルド戦で使用時間切れに陥っている)。扱う武器や幻獣、魔道具によってその戦闘力は変わるが、主との絆の強さによっても戦闘力が変わる。また才人によると、虚無のルーンを聞くとある種の安らぎのようなものを感じるらしい(これは主であるルイズの唱えるルーンだけではなく、ブリミルやジョゼフの唱えるルーンでも同様)。契約の際に「翻訳ソフト」の様な物が送り込まれるらしく、異世界人である才人は問題なく会話し、タバサから基本的な文字を習っただけで本もある程度読めるようになった。ただし、翻訳される際には「当人の知識(特有の言い回しなど)」に左右されるらしく読みとった内容と話す内容に齟齬が生じる事がある。なお、一人の人間が複数の使い魔の力を持つ事が出来るようで、現に才人はガンダールヴに加えリーヴスラシル、ジュリオはヴィンダールヴに加えミョズニトニルンの力を得ている。使い魔に選ばれる基準は最初の召喚は"運命"、その次はその使い魔への"愛"ではないかと言われている。アニメでは虚無の使い魔によってルーンの輝きの色が違う。4人それぞれが“生命”の使用に準じた働きをする。始祖ブリミルが降臨する以前にハルケギニアで広く用いられた魔法の体系。デルフリンガーは使い手を「行使手」と呼ぶ。最大の特徴は杖使用無しで魔法が唱えられること。四系統魔法が人の意志によって世の理を変える魔法であるのに対し、先住魔法は自然界に存在する精霊の力を借りて世の理に沿った効果を発揮する魔法である。自然の力を借りる魔法であるため、人の意志によって発動される四系統魔法より強力な威力を持つが、最大の力を発揮するためには周囲の精霊との契約が必要。その為拠点防御には最大限の能力を発揮するが侵攻には不向きである。高位の「行使手」であるビダーシャルは城塞1つ分の範囲の精霊と契約してデルフリンガーを驚かせていた。精霊への呼びかけには特別な魔法語ではなく口語を使うのも特徴。始祖ブリミルがハルケギニアに四系統魔法を伝え広めてからは徐々に駆逐され、今ではエルフなどの人間以外の一部種族が使える程度で、人間の世界ではマジックアイテムや秘薬の原料としてわずかに残っているのみである。また、「先住魔法」とは人間が付けた名前である為、エルフ達はこの呼び名を嫌い、エルフ達は「精霊の力」と呼ぶ。デルフリンガーやティファニアが母から譲られた指輪、水の精霊の秘宝「アンドバリの指輪」、禁制品である惚れ薬の原料「水の精霊の涙」などがこれに該当する。読んで字の如く魔法の道具。人間が作ったものもあれば、エルフなどの先住魔法によって生み出されたものもある。土系統の魔法の一種。異世界(地球)からハルケギニアにもたらされた物品を指すロマリア側の呼称。東方「ロバ・アル・カリイエ」の聖地の付近で多く発見され、ジュリオが言うには、数百年前からロマリアの密偵たちが探索し、見つけ次第「固定化」の呪文をかけ、エルフの目をかいくぐってロマリアに送り込んでいた。それらの中には数百年以上前の火縄銃やマスケット銃(ハルケギニアでは、これが現在最新型の銃であるが、地球の文字が刻まれている)や日本刀を含む刀剣類、ブーメランなどハルケギニアでも既に同じようなものが作られているものから、自動式・輪胴(リボルバー)式の拳銃や小銃、大砲、ジェット戦闘機の機首のようにハルケギニアの技術では製造不可能な物まであり、保存状態も「固定化」の効果で新品同様のものから、錆ついたり故障・破壊されたりして使用不能なものまで様々である。ジュリオによれば、始祖ブリミルの魔法が聖地に開いたゲートから、ガンダールヴの最強の「槍」として考え得る最強の武器を送り込んでくれるとのことで、地球からハルケギニアに迷い込んだ場違いな工芸品が武器・兵器ばかりで自転車や冷蔵庫などの民生品が存在しないのはこのためだと言う。現在のハルケギニアの技術力では19世紀半ば以降の地球製兵器用の弾薬を製造するのに必要不可欠な銃弾用の被甲弾や尖頭型の砲弾、金属製薬莢、無煙火薬、トリニトロトルエン(TNT)などの高性能爆薬、雷管、信管などを製造することは不可能であるうえに部品を製造する金属精製・加工技術も現在の地球に比べて遥かに未熟であり規格化の概念も存在しないため、銃弾や砲弾、各種の修理交換用部品の補給は絶望的であり、すでに召喚されて存在しているものを使いつぶしていくしかないのが現状である。ただし、燃料のガソリンについてはコルベールが「錬金」魔法によって石炭を変性させて精製する方法を確立したため現地調達が可能となった。

出典:wikipedia

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