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1986年のワールドシリーズ

1986年のワールドシリーズは、1986年10月18日から10月27日まで行われたメジャーリーグのワールドシリーズである。第83回ワールドシリーズ。アメリカンリーグは西地区の覇者カルフォルニア・エンゼルスを破り1975年以来11年ぶり出場のボストン・レッドソックス。ナショナルリーグは西地区の覇者ヒューストン・アストロズを破り1973年以来13年ぶり出場のニューヨーク・メッツとの対戦となった。結果は4勝3敗でニューヨーク・メッツが17年ぶり2回目の優勝。MVPは打率.391、1本塁打、5打点の成績をあげたレイ・ナイトが初選出。表中のRは得点、Hは安打、Eは失策を示す。日付は現地時間。両先発投手の息詰まる投手戦が繰り広げられたが、レッドソックス先発ブルース・ハーストが8回まで4安打無失点に抑え、メッツの二塁手ティム・タフェルのエラーで獲った1点を守り切る。前年のサイ・ヤング賞投手ドワイト・グッデンと、この年のサイ・ヤング賞投手ロジャー・クレメンスの対決となったが、グッデンは序盤に失点を繰り返し敗戦投手。クレメンスも5回途中に降板して勝利投手とはなれなかった。メッツがダイクストラの初回先頭打者本塁打等で初回から4点を奪い勝負を決する。前年までレッドソックスに所属していたオヘーダがかつての本拠地で勝利投手。レッドソックスはシーズン防御率5.38のニッパーを先発マウンドに送る。ワールドシリーズの先発投手としては1947年のハル・グレッグ(ブルックリン・ドジャース、防御率5.87)以来の悪い防御率の先発投手。それでも6回を3失点に抑えたが、7回まで投げたメッツ先発のロン・ダーリングが無失点。ダーリングはここまで、14イニング失点1、自責点0の好投。それを受ける捕手ゲーリー・カーターが2本のグリーン・モンスター越えの本塁打で援護した。カーターは史上初(現時点で唯一)のオールスターとワールドシリーズの両方で1試合2本塁打を記録した選手となった。ブルース・ハーストの第1戦に次ぐ好投でレッドソックスが1918年以来68年ぶりのワールドチャンピオンにあと1勝と迫った。ドワイト・グッデンは第2戦に次いで良いところなく2敗目。メッツの好材料といえば、このシリーズでリリーフに回っているシド・フェルナンデスが4イニングを無失点に抑えたことくらいであった。レッドソックスの3勝2敗で迎えた第6戦。先発投手は、メッツがこの年18勝をあげた左腕のボブ・オヘーダ、レッドソックスがエースのロジャー・クレメンス。序盤にレッドソックスが2点のリードを奪うが、メッツは5回に追いつく。7回表レッドソックスが再度1点をリードするが、メッツは8回裏に追いつき、3対3のまま延長戦に突入した。10回表、レッドソックスは救援登板したリック・アギレラを攻めて、デーブ・ヘンダーソンの本塁打で3たびリードを奪う。さらに1点を加えて2点をリードし、1918年以来68年ぶりのワールドシリーズ制覇まであとアウト3つとした。このとき敗北を覚悟したメッツファンがスタジアムを立ち去る姿が多く見られた。この時メッツ番の新聞記者の一人が「汝ら、信仰浅き者達」とのコメントを残している。10回裏、レッドソックスはクローザーカルビン・シラルディをマウンドに送り、あっさり2アウトをとって68年ぶりのワールドチャンピオンまであとアウト1つまで迫った。しかしメッツは粘りを見せ、2アウトからゲーリー・カーター、代打ケビン・ミッチェル、レイ・ナイトの3連打で1点差に詰め寄る。ここでレッドソックスは投手をボブ・スタンリーに交替する。打者ムーキー・ウィルソンを追い込むが、ウィルソンもファウルで粘ると、7球目がワイルドピッチとなってミッチェルがホームに還り5-5の同点とした。ウィルソンは10球目を打つと、打球は一塁への高いバウンドのゴロ。しかし、沈むように微妙にバウンドが変わった打球を一塁手ビル・バックナーが「史上最悪のトンネル」と呼ばれることとなるエラー。ファウルグラウンドを転々と転がる打球を、バックナーは必死に追うが、やがてあきらめる。二塁からナイトが還り、メッツが劇的なサヨナラ勝ちを収めた。ナイトは、ホームインと同時にベンチを飛び出したメッツナインにもみくちゃにされた。バックナーは足首に故障を抱えていることもあって守備は上手くなく、レッドソックスはリードしている場面では通常一塁の守備固めにデーブ・スティプルトンを起用していた。リーグチャンピオンシップシリーズでも、このシリーズでもリードしている試合の終盤には必ず起用しており、このシリーズの第1戦では9回裏に送りバントを素早く処理して一塁走者を二塁封殺し、1-0の完封勝利に貢献している。しかし、この試合に限ってベテランのバックナーに花を持たせるためか、スティプルトンを起用しなかったのが裏目に出た。これも「バンビーノの呪い」ではないかと語り草となるほどの痛恨の出来事であった。レッドソックスの先発クレメンスは走者を置いて打席に立った三度の場面でいずれも送りバントを失敗していたのも、結果的に痛かった。結果的に殊勲となった一打を放ったムーキー・ウィルソンはインタビューに対し、「みんなあの一打について聞くけど、メッツのこの1年があったからこそ、あの一打があったんだ。」と答えた。野球のジンクスの一種である「野球はツーアウトから」 の中でも、有名なケースである(ジンクス#野球も参照)。この時のボールは、5月4日にダラスで行なわれたオークションにおいて41万8250ドル(約3300万円)で落札された。10月26日の予定が雨で一日順延となる。メッツは第1戦、第4戦でいずれも好投のロン・ダーリング、一方レッドソックスはここまで2勝のブルース・ハーストを中3日で起用。序盤レッドソックスが3点を奪い、ダーリングを早々とノックアウトするが、フェルナンデスの好リリーフに追加点を阻まれる。その間メッツが6回にハーストを攻めて同点に追いつく。7回、レッドソックスはクローザーのシラルディを登板させるが、ナイトが勝ち越しのソロ本塁打を打つ。さらに2点を奪って6-3とリードを広げる。レッドソックスは8回にロジャー・マクダウエルを攻め追い上げるが、リリーフしたジェシー・オロスコに抑えられて1点差止まり。8回裏には8番打者敬遠の後、オロスコがダメ押しのタイムリー安打を打ち、リードを8-5に広げた。9回、オロスコがレッドソックスの反撃を断ち、メッツが17年ぶり2度目のワールドチャンピオンに輝いた。

出典:wikipedia

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