谷原 秋桜子(たにはら しょうこ)は、日本の小説家、推理作家。双子座。大学卒業後、家業の洋菓子店を手伝いつつ作家修業を続け、2001年『天使が開けた密室』(富士見ミステリー文庫)でデビュー。『天使が開けた密室』に続いて『龍の谷の秘密』を発表。当時はライトノベルがミステリに進出した時期であり、数多い青春ミステリや、ジャンルミックスした派手な作品が林立する中で、古典を踏まえた本格ミステリを目指した点が評価された。長く続刊なく、富士見ミステリー文庫の路線変更もあって続刊は絶望視されていたが、2006年、創元推理文庫での復刊、翌年には新作『砂の城の殺人』の刊行に至り、作家活動を再開。2016年4月、小説家・推理作家の愛川晶によって、自身の別名義であることが示唆された。「谷原秋桜子」のプロフィール・キャラクターは、「激アルバイター・美波の事件簿」シリーズ(富士見ミステリー文庫)のあとがきや著者紹介において以下の様に紹介されている。なお「双子座」「家業の洋菓子店を手伝いつつ作家修業を続ける」などを含むこうしたキャラクター像に関しては、2006年の作家活動再開以降は言及されない。小説家・推理作家の愛川晶は著作『はんざい漫才』(文春文庫、2016年4月)の「あとがき」(愛川晶・谷原秋桜子の連名)において、『高座の上の密室』に谷原秋桜子作品のキャラクターが登場しているとの指摘を受けており、そうした批判を受けないためにもシリーズ続編の「『はんざい漫才』刊行時の名義は『愛川晶 谷原秋桜子』とすべきだと強く主張した」としたが叶わず、「私はこれまでに、…(中略)…リレー小説を例外として、自分以外の作家が創造したキャラクターを借用したことはただの一度もありません。」「『その時の教室』に収められている「とうかげんき」(改題後のタイトルは「桃里記」)という中編が初出である『ジャーロ』2012年春号(光文社)に掲載された際、誰の名義で発表されたのかをネットで検索していただければ、事情は一目瞭然だと思います。」と明らかにし、「十数年もの長い間、皆さんをだまして、本当に申し訳ありませんでした。」と述べた。なお刊行時の帯には「最大のサプライズは「あとがき」のラスト一行にあり!」との煽り文句が付けられた。
出典:wikipedia
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