日本合唱協会(にほんがっしょうきょうかい、略称:日唱(にっしょう))は日本の職業混声合唱団である。東京混声合唱団(以下、東混)の大規模化、大編成化に反対し、ここから退団した声楽家達によって1963年に創立された。東混が比較的多い人数で、幅広いレパートリーをカバーしたのに対して、日本合唱協会は当初から少ない人数で精緻なハーモニーを追求する「混声室内合唱団」というコンセプトを特徴としている。その旗揚げ公演は、三善晃の委嘱作「小さな目」などの作品を指揮者なしのアンサンブルで演奏するというものであった。1966年から1991年まで山田一雄が音楽監督を務め、その他にも若杉弘や秋山和慶、北原幸男などがしばしば指揮台に上がっている。創立期、収入が少ないので小さいアパートにメンバーの一部が同宿していたという、微笑ましい逸話がある。また、ギャラの支払いに関するトラブルなどから、一時分裂し、同じ「日本合唱協会」という名の合唱団が二つ存在したこともあった。東混ほどではないが、合唱作品の委嘱、初演を盛んに行っており、とりわけ萩原英彦の混声合唱曲の多くを初演している。2014年、「室内合唱団日唱」に名称を変更し、「日本合唱協会」は一般社団法人の名称となった。楽譜、『ハーモニー』(全日本合唱連盟)の「日本の作曲家シリーズ」、『日本の作曲』(音楽之友社)、作曲家の公式サイトを参照した。
出典:wikipedia
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