マテガイ(馬刀貝、蟶貝、鮲貝、学名 、英: )は二枚貝綱マテガイ科の1種。日本では、東北以南の波のおだやかな内海の砂浜に見られる。特に西日本で多く食用とされる。マテガイ上科に特徴的な細長い形の薄い殻を持ち、成貝は10cm程度になる。砂を掘り、数十cm~1m程度の深さに住む。マテガイは塩分濃度に敏感であり、急激な変化があると巣穴から飛び出す性質を利用した漁法が一般的である。マテガイのいそうな砂地の表土を1cm程度掻くとマテガイの巣穴が見える。マテガイの他にも、カニ類やゴカイ類も砂浜に巣穴を作るが、やや菱形をした穴がマテガイの穴である。ここに塩を振り込んでしばらく待つと、マテガイが数cmほど飛び出してくるので、それをしっかりと押さえ、ゆっくりと抜き出す。急激に抜き出すと足が切れてしまうことがある。長崎県五島列島において、マテ掘(マテガイ掘)の熟練者は、砂浜の表面をトンガ(唐鍬)でコツコツと叩くことでマテガイの巣穴を見分け、既に食したあとのマテガイの殻をスプーンとして巣穴に塩を入れ、さらにマテガイが飛び出す速度に合わせて抜き出すことで、素早く効率的に採取することができる。また、叩いた反応がマテガイ以外の貝類(例えばカガミガイ)であった場合は唐鍬で掻き出し、採取する。独特の形であるが、癖はない。二枚貝らしくアサリ等に似て美味。また、その形状から大ぶりの身になりやすい一方、砂を吐かせるのは容易。バター焼きや塩茹で、煮付けなどにして食べることができる。
出典:wikipedia
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