ユニコーンガンダム("Unicorn Gundam")は、「ガンダムシリーズ」に登場する架空の兵器。有人操縦式の人型ロボット兵器「モビルスーツ(MS)」の一つ。初出は、2007年に発表された小説『機動戦士ガンダムUC』。作中の軍事勢力の一つ「地球連邦軍」の実験用ガンダムタイプMS。『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』で初登場した発光する特殊構造材「サイコフレーム」を全身の内部骨格に採用しており、平常時の「ユニコーンモード」から各部の装甲を展開してフレームを露出させた最大稼動モード「デストロイモード」に「変身」するのが特徴。『機動戦士ガンダムUC』劇中では、主人公「バナージ・リンクス」が搭乗する白い1号機と、当初敵対するも後に共闘する黒い2号機「バンシィ」の2機が登場する。原作小説での2機の違いはカラーリングと頭部アンテナの形状程度だが、後年発表されたアニメ版(OVAおよびテレビシリーズ)や漫画版『バンデシネ』では、武装などの設定を変更することでより差別化を図っている。イベント上映作品『機動戦士ガンダムUC One of Seventy Two』や、原作の追補小説『機動戦士ガンダムUC 不死鳥狩り』には、金色の3号機「フェネクス」が登場する。メカニックデザインはカトキハジメが担当。地球連邦軍の再編計画の一環である参謀本部直轄「UC計画」の最終段階として開発された実験機。宇宙世紀0096年に、アナハイム・エレクトロニクス社が保有する月面のグラナダ工場で2機が完成した。ガンダムタイプに区分されてはいるが、劇中での正式名称は「RX-0 ユニコーン」で、「ユニコーンガンダム」の名はいわゆる愛称である。第二次ネオ・ジオン抗争時のニュータイプ専用機で限定的に採用されていた特殊構造材「サイコフレーム」で、機体の駆動式内骨格「ムーバブルフレーム」のすべてを構築した、史上初のフル・サイコフレーム機である。サイコフレームの限界能力を実証すべく先行開発された、ユニコーンガンダムの「NT-D」発動時(デストロイモード)の実験機「シナンジュ」のデータが反映されており、従来のサイコフレーム機を遥かに凌ぐ機体追従性を獲得している。通常は、一角獣(ユニコーン)の名の由来である額の一本角(ブレードアンテナ)とフェイスガードの被覆によりツインアイの露出域が非常に細いのが特徴の「ユニコーンモード」で運用される。ニュータイプを感知することで機体のリミッターが解除され、全身の装甲が展開し内部フレームが拡張、ブレードアンテナがV字型に割れガンダムタイプの顔が現れる真の姿「デストロイモード」に“変身”する。“変身”後は、各部に露出したサイコフレームがまばゆく発光するのが特徴である。なお、最大の特徴である一本角(ブレードアンテナ)の形状から、作中では「ユニコーンモード」は「一本角」、「デストロイモード」は「角割れ」の通称で呼ばれている。劇中の設定では、ガンダムタイプとして開発された理由については、地球連邦軍の再編計画におけるプロパガンダ的な意味合いが強く、ジオン根絶における絶対的象徴として、また科学技術の力によってニュータイプ神話を打ち砕くための存在として、ニュータイプ神話と共にあり続けた「ガンダム」以上にふさわしい機体はないという思惑があったのであろうと言及されている。地球連邦軍参謀本部のUC計画担当幕僚であるミハエル・ユーリック中将からアナハイム・エレクトロニクス社の上層部への要求は「地球連邦軍参謀本部が想定する所の、ニュータイプ兵器(サイコミュ兵器)との戦闘状況を、完全に制圧・掌握できる性能。これこそがUC計画で開発・生産されるMSに求められるすべてである」という言葉であったとされ、この言葉が地球連邦軍にとってのUC計画がいかなるものかを端的に表していた。しかし、劇中においてはそうした思惑とは裏腹に、1号機には本来の設計に相反するシステムが組み込まれた後、偶発的な要因から地球連邦でもジオンでもない民間人の個人に運用を委ねられ、ニュータイプの有り様を巡って、中立的な立場で双方の勢力を転々とすることとなる。また2号機は1号機を回収するため、対立する勢力によって運用され幾度か死闘を繰り広げるが、最終的には1号機と共闘することになった。なお、機体が“変身”するという要素は「新しいガンダムに今までにやったことのない要素を取り入れるとしたら?」と原作者の福井晴敏が考案した。当初は「それは商品化の際にやりづらいですよ」とカトキに反対されたという。本機体を「ユニコーンモード」から、ガンダムの姿である「デストロイモード」へと“変身”させる際に発動する特殊管制システム。1号機の開発に関わった技術者に対しては「ニュータイプ・ドライブ」の略であると説明されているが、本来の意味は「ニュータイプ・デストロイヤー」、すなわちニュータイプを抹殺するシステムとして設計されたものである。ネオ・ジオン残党軍「袖付き」の首魁フル・フロンタルによれば、ジオン共和国初代首相ジオン・ズム・ダイクンが提唱した「ニュータイプ論」を根絶する=ジオンの存在そのものを根絶するためのシステムであるという。ただし、1号機のシステムは追加プログラム「La+(ラプラス)」によって発動条件が変更されているため、アナハイム・エレクトロニクスの重役でありバナージの異母兄であるアルベルト・ビストはこれを、もはや「ニュータイプ・デストロイヤー」とは呼べない「ニュータイプ・ドライブ」と呼ぶべき亜流のシステムであると評している。本来の「ニュータイプ・デストロイヤー」としてのシステムの発動条件は、額のブレードアンテナをサイコフレームと連動させ、敵のニュータイプパイロット、あるいは人工的にニュータイプ能力を付加された強化人間パイロットの存在を感知させること。実戦では、強化人間のマリーダ・クルスやフロンタルなどとの戦闘時にシステムが発動する。ただし1号機は機体の外部だけではなくパイロットの感応波も走査するよう仕様変更がされており、本機のパイロットがニュータイプであれば、システムに操縦している自分自身を感知させることによってある程度任意で発動させることも可能となっている。なお原作小説では、この仕様変更は1号機のみであるとされているが、アニメ版では、2号機バンシィに新たなシステムを搭載したバンシィ・ノルンも、操縦者のパイロットの感応波を拾ってNT-Dを発動させる描写がある。シナンジュから継承された、パイロットの脳内操縦イメージを思考波として機体内部のサイコフレームに感受させ、機体の挙動へ直接反映させるサイコミュ思考操縦システム「インテンション・オートマチック・システム」によって、通常の手動のみの操縦を凌駕する反応速度と動作精度を実現している。このシステムは敵機パイロットの思考波も傍受できるため、敵の行動を先読みして攻撃できる。パイロットの反応が間に合わない緊急事態が発生した場合、機体自身が独自に行動し対処することもあり、機体を制することができなければサイコミュの逆流によって「マシーンに呑まれる」と形容されるような、パイロットがNT-Dシステムに意思を支配されるまま処理装置の一部となって戦い続けるという危険な状態に陥ってしまう。また、インテンション・オートマチック・システムによる機体とパイロットの交感状態が限界を超えた域にまで達すると、パイロットの思考のまま自身の身体のように機体を制御できるまでに到る。だがこの域まで達した状態で機体が損傷を受けると、その損傷のイメージまでパイロットにダイレクトにフィードバックされるようになってしまうという危険性もある。デストロイモード時の機動性は瞬間移動と見紛うほど圧倒的なもので、ニュータイプや強化人間でも視認はおろか気配を察知することすらできない。その際の加速は20Gに達しており、まるで分身しているかのような機体の残像を発生させる。これは、コクピットに搭載されているモニターがMSのカメラでとらえた映像を処理し、モニター上に投影するまでに要する時間よりも高速でユニコーンガンダムが移動しているが故に発生する現象である。ただし、20メートル級MSが人間と同様の動作をした場合、発生する加速度(G負荷)によるパイロットの肉体的負荷は殺人的なレベルとなる。尚且つ上記のインテンション・オートマチック・システム制御のサイコミュによる精神的負荷も考慮すると、システムの稼働限界時間は約5分程度であり、リミッターが設定されたユニコーンモードの存在理由もこの点にある。パイロットへのG負荷を緩和するために、専用のパイロットスーツには「DDS(ドラッグ・デリバリー・システム)」と呼ばれる対G負荷用薬剤投与システムが搭載されており、パイロットに薬剤を投与することで体内の血液循環を活性化して、Gによる循環の停滞を抑える役割を持っている。インテンション・オートマチック・システムによる機体とパイロットとの同期性の向上のために、専用のパイロットスーツのヘルメットには、内部フレームにサイコフレームが採用されており、またZガンダムのパイロットのヘルメットにも搭載されていたバイオセンサーシステムも組み込んでいる。このヘルメットの後頭部には「NT New type device」と記載され、専用の認識コードで管理されていた。システム発動中は、サイコ・フィールドを掌から放出し、敵機のサイコミュ兵器のコントロール制御を奪い、自機の兵装として使用したり、敵機体を一時的に操縦不能にする「サイコミュ・ジャック」が使用可能。有効範囲は不明だが、当機体は極めて高い演算処理能力を誇っており、その能力は量子コンピューターと同等である。なおアニメ版にてデストロイモードへ移行する際、クシャトリヤのファンネルより放たれたビームを、自身を中心とした球状の力場を展開しビームを歪曲させるシーンがある。だが、常にこの力場を展開している訳ではないようで、デストロイモード時にファンネルより放たれたビームに被弾するシーンもある。操縦補助の他にも、開発側が意図していなかった機能として、乗り手の意思を汲み取るこのシステムを搭載する「UC計画」によって誕生した3機(ユニコーン、バンシィ、シナンジュ)は、パイロットのニュータイプ能力に呼応してサイコフレームが最大共振すると、第二次ネオ・ジオン抗争時のνガンダムと同様に、乗り手の意思を叶えるべく、機体から虹色の光の力場「サイコ・フィールド」を発する。小説版のユニコーンとシナンジュの最終決戦では、対峙する2機から放たれる虹色のサイコ・フィールドのぶつかり合いによって、サイコフレームを搭載していないMSでは介入不可能なほどの力場を発生させるなど、超常的な戦闘を繰り広げ、他のMSとは一線を画する能力をみせている。また作品終盤では、ユニコーンとバンシィの2機で協力して、人類最強クラスの破壊兵器コロニーレーザーの光線をも相殺してしまうほどのサイコ・フィールドを発生させるまでに到っている。本システムと開発の目的(ニュータイプ駆逐)が類似したシステムとして、一年戦争期にフラナガン機関出身の研究者クルスト・モーゼスが開発した「EXAMシステム」が存在するが、EXAMシステムはオールドタイプの搭乗を、NT-Dは強化人間の搭乗を想定して開発されているところに相違点がある。加えてEXAMシステムは連邦・ジオンの区別には特にこだわっておらず、あくまでニュータイプ自体の殲滅を最終目標として設計されていた。また、ユニコーンガンダムの開発要求仕様書には、連邦軍側からの担当者の欄に「担当者:技術開発本部 アルフ・カムラ大佐」という名が記載されており、この名は、一年戦争時にEXAMシステムを搭載したMSブルーディスティニーの担当技術士官であったアルフ・カムラ大尉と同じ名前である。プラモデル 『PG(パーフェクトグレード) 1/60スケールモデル ユニコーンガンダム』にて追加設定された、ユニコーンガンダム“第三の形態”。ユニコーンと、搭乗するニュータイプパイロットがインテンション・オートマチック・システムを通じて過剰に交感し、万が一NT-Dシステムの稼働レベルが制御域の数値を超えてしまった場合に備え、搭乗者の意思とは関係なしに、機体がオートでこの「アンチェインド(繋がれざる者)」と呼ばれる形態へと移行する機能が備わっているとされる。その姿は全身の外部装甲がデストロイモード時から更に展開し、内部のサイコフレームがより露見した姿となる。これは全身のサイコフレームが強力なサイコ・フィールドを発生させた際に、機体への干渉を避けるための措置とされており、その様は拘束から解き放たれた“繋がれざる者”そのものとなる。この秘匿機能「デストロイ・アンチェインド」は「UC計画」遂行のために備えられた“保険”ないし“最終手段”であったとされ、この状態ではサイコミュ接続の流量制限が強制カットされ、機体の操縦権もパイロットからNT-Dシステムへと強制的に移行する。システムと直結状態のパイロットは、その生存率が一切考慮されず、“生体部品”扱いとなり、ユニコーンガンダムは敵性サイコミュ機の撃墜のみを目的とするプログラムコードを自動実行するだけの、機械的な支配下に置かれた完全な戦闘マシンへと変貌してしまう。だが「ラプラスの箱」にまつわる争乱(『ガンダムUC』本編)ではユニコーンガンダムが本形態へと移行することはなく、1号機はサイコフレームの発光色が虹色に変化し全身に光の結晶体を発生させた、開発者らの想定をも超えた異なる形態への移行例が見られた。漫画『機動戦士ガンダムU.C.0096 ラスト・サン』では、サイド7宙域にてNT-Dシステムの赴くままに活動するユニコーンガンダム3号機「フェネクス」がこの形態に移行している。その際のサイコフレームの燐光の強さは、本来の色を失わせるほどに到り、灯滅せんとして光を増すごとき暴威を振るったとされている。アニメ版の終盤にて1号機が変化した、デストロイ・アンチェインドとは異なるユニコーンガンダム“第三の形態”。外見の特徴としては、サイコ・フィールドを生み出す更なる媒介として、全身のサイコフレームから未知の光の結晶体「サイコシャード」が発生しているのが特徴。原作者の福井晴敏は、この光の結晶を発生させた姿のユニコーンを、インタビューの便宜上のあくまで仮称としてだが「真ユニコーンガンダム」と呼称している。この形態は、万が一NT-Dの稼働レベルが制御域の数値を超えてしまった場合に備えて考案されていた上記の“予備案”(デストロイ・アンチェインド)とは異なり、開発側の想定をも超えた姿である。作中では、バナージが破壊兵器コロニーレーザーの光線を相殺できるほどの未曾有のサイコ・フィールドを、命を賭して発生させようとしたことで、ニュータイプ能力が極限を超えたレベルで発揮された結果、その精神がサイコフレームを介してモビルスーツと完全に融合し、複合生命体《ユニコーンガンダム》として新生したことで登場する。その性能はバナージが常から口にしていた「“可能性”という名の神」そのものと言え、サイコ・フィールドを用いてMSの核融合エンジンを大部隊規模で停止させ、小説版では放たれたミサイルも自壊させるという“権能”を発揮した。原作者の福井晴敏によると、この時の状態の《ユニコーンガンダム》ならば、地球上からすべての軍隊をなくすことすら可能であったと述べている。これらの超常的な力を目の当たりにした地球連邦政府は、コロニーレーザー相殺と、一帯のMSの核融合エンジンを停止させた現象に続く「三度目の“奇跡”を警戒する及び腰」が理由でメガラニカの追撃を断念したとされている。この光の結晶体「サイコシャード」は、かつて1号機の試験運用中にも偶発的に発生した産物であり、ネオ・ジオングのサイコ・フィールドによる奇跡を人為的に引き起こす光の結晶体「サイコシャード」を発生させるサイコミュ兵器「サイコシャード発生器」は、その時のデータを基にして誕生したと言われている。小説版『UC』の外伝『機動戦士ガンダムUC 不死鳥狩り』では、ユニコーンガンダム3号機「フェネクス」とパイロットのリタ・ベルナルが同様の人とモビルスーツが融合し、これに似た状態となっていたが、バナージとは異なり肉体ごと機体と融合しており、更に意識が複合精神体となっていた1号機と異なり、フェネクスの機体にリタの意識が宿った状態だった。この事から「La+(ラプラス)プログラム」を搭載していない他のユニコーンでも、機体に精神が宿るため、理論上はどのユニコーンでもこの形態にはなれる可能性がある。極秘裏に袖付きに受託されるため、アナハイム社所有の工業コロニー「インダストリアル7」に持ち込まれた機体。単に「ユニコーンガンダム」「ユニコーン」と呼ばれる機体は、基本的にこの1号機のことを指す。その姿は、タペストリー「貴婦人と一角獣」に描かれた、貴婦人の傍らに寄り添う神獣ユニコーンをデザインモチーフにしており、装甲色は純白で、サイコフレームの発光色は赤。またサイコフレームの最大共振時は、発光色が赤から緑に変化し、全身に虹色の光のオーラをまとう。アナハイム社と深い関わりを持ちつつも独自の思惑を持つビスト財団の当主カーディアス・ビストの主導により、この1号機にのみ、元々の仕様にはなかった「La+(ラプラス)」というシステムが組み込まれている。このことから、ビスト財団が秘匿し続けてきた重要機密「ラプラスの箱」を解放するための唯一の「鍵」と言われている。重要機密「ラプラスの箱」を解放するというカーディアスの意思で「袖付き」に譲渡されるはずだった。だが、宇宙世紀0096年4月7日、「ラプラスの箱」を巡る地球連邦軍、アナハイム社、ビスト財団、袖付きの各勢力の暗躍によって戦闘が発生、その混乱の中、瀕死のカーディアスの手によってインダストリアル7の工専学生で彼の息子であるバナージ・リンクスに託される。その際、ラプラスシステムに彼のバイオメトリクスが登録されたため、他の人間が操縦することは不可能となる。物語の終盤では、バナージが命を賭してサイコ・フィールドを展開し、コロニーレーザーをも相殺するほどの未曾有の力場を発生させるまでに到ったが、その代償にバナージ・リンクスとの交感の末、パイロットである人間を取り込み完全に融合し、人の精神を取り込んで誕生した新たな生命体《ユニコーンガンダム》そのものとなってしまう。もはやMSとすら呼べない人の思惟を受け止め叶える“器”として、ゼネラル・レビルのMSの大部隊を前にしても、手をかざすだけで眼前のMS群の核融合エンジンを停止させてしまう程の人智を超えた力を見せた。原作者の福井晴敏によると、この時の状態の《ユニコーンガンダム》ならば、地球上からすべての軍隊をなくすことすら可能であったと述べており、恒久的平和すら実現可能なほどの人を遥か超越した存在にまで到達できたにもかかわらず、バナージは必ず帰ると約束した大切な存在オードリー・バーンが自身の帰りを待っている事を思い出し、これほどの力に再び到達することは自分には不可能なのかもしれないことを認識しながらも、万能の存在であることよりも再び“人間”として生きる道を選択したことで、この力は失われた。当機をもってニュータイプ専用機の開発はその到達点を迎えたとされる。だがそれと同時に、人が制御できない超常的な力を発揮するまでになってしまったため、以後のMSには当機の技術は具体的な継承はなされていない。また、極めて特殊な事情を持つ当機の開発プロジェクトは、最高レベルの厳重な情報統制がなされており、たとえ開発メンバーであっても同等の機体を完全に再現することは出来ないとされる。1号機にのみカーディアス・ビストによって組み込まれた特殊システム。ビスト財団に強大な権力を与えることになった「ラプラスの箱」の所在地へと乗り手を導く「鍵」である。このシステムが一定の条件下で発動すると、「ラプラスの箱」への手がかりとなるデータが開示される。その条件下とは、ラプラス・プログラムが開示した座標でNT-Dを発動させることである。まるで、人の争いの歴史の足跡を辿らせ、「箱」の解放の是非を乗り手に問うかのような旅へとバナージを導くこととなった。なお、「搭乗者に強化人間と思われる反応があった場合システムは反応しない」とガエルの口から語られているが、カーディアスの言う「そのような“細工”」とはこのことを指す。「袖付き」の艦隊勢力との最終決戦を控え、彼我の戦力差を埋めるべくバナージの友人タクヤ・イレイが考案したフルアーマー・プランを反映させた最終決戦仕様。アニメ版ではタクヤが考案した強化プランを基にアナハイム・エレクトロニクス社のアーロン・テルジェフが調整して完成させた。PlayStation 3専用ゲームソフト『機動戦士ガンダムUC』では、タクヤが夢で見た強化プランを後に実案にしたとされる。ビーム・マグナム1挺、シールド3枚、ビーム・ガトリングガン6挺、ハイパー・バズーカ2挺、ジェスタ用グレネード・ランチャー、スタークジェガン用3連装対艦ミサイル・ランチャー、ジェガン用3連装ハンド・グレネード・ユニット4セット、脚部3連装ハンド・グレネード・ユニット左右各2セットと、機種を問わずネェル・アーガマに保管されていた武装を可能な限り搭載した結果、合計17門にも及ぶ火砲を備え、MS単機として最大級の大火力を手に入れた。背面には、流用追加武装によって増加した機体重量を取り回すため、宇宙用S.F.S.である94式ベースジャバーのスラスター部を転用し追加マウント・フレームで接続した、プロペラントタンクを兼ねた大型ブースターユニットを備えている。使用済みの武装はデッドウェイト化を避けるため、随時切り離せる。漫画版となる『バンデシネ』では更に、シールド3枚すべてにアームド・アーマーDEも増設されている。なお、防御面においてはシールドが1枚から3枚に増えた以外に装甲(=アーマー)は追加されていないため、正確には「フルアーマー」と名乗ることが適切なのかといった旨が、原作小説の文章中でも触れられていた。しかし、タクヤがこの強化プランに「フルアーマー・ユニコーンガンダム」と命名して提出したことから、この名称で呼称されることとなった。また後に、ここでの「フルアーマー」の“アーマー”は「アーマメント(=武装)」を指しているということになった。一見、寄せ集めで何ら計算されていないような強化形態に見えるが、タクヤはうまく帳尻を合わせて機体のアンバランス化を防いでいる上、これらの装備はデストロイモードへの変身も一切妨げないように考慮して取り付けられている。背中の装備類も含めた全火器がリモートで発射可能となっており、サイコミュと連動したユニコーンのインテンション・オートマチック・システムがパイロットによる目標の探知と呼応し、ある程度は自動で照準を行ってくれる。単純に大量の武装を装備させるだけならば通常のMSでも可能だが、通常のMSが搭載するメインコンピューターの情報処理能力では、これだけの武装を個別かつ最適にコントロールして運用することは不可能であり、量子コンピューターと同等とされるフル・サイコフレーム機の演算能力によって実現した運用方法と言え、演算処理能力とインテンション・オートマチック・システムによる自動照準が合わさることで、その大火力の真価を発揮せしめた。アニメ版では、中破したリゼルより拝借したビーム・ライフルも一時的だが左手に装備し、照射時間を延長してなぎ払うように撃ち出す高出力射撃モード「ギロチン・バースト」を他の武装と併用して上手く用い、敵戦線を崩し突破口を切り開いた。ゲームやプラモデル等では、サイコフレームが緑色に発光した、いわゆる覚醒状態で描かれる場合が多い。しかし、『UC』の小説・OVA共に全武装を装備した姿では、ユニコーンモードもしくはデストロイモードの赤く発光した状態で戦闘しており、覚醒状態になる頃にはほとんどの武器を使い切って手放した後であった。それゆえ、全武装を装備した姿で覚醒状態になる場面は、本編中には存在しない。だが、OVAシリーズをテレビフォーマットに再編集したテレビシリーズ『機動戦士ガンダムユニコーン RE:0096』のオープニングテーマ「Into the Sky」での映像では、サイコフレームが緑色に発光した状態で、上記の武装とハイパー・ビーム・ジャベリンを装備して戦闘する姿が描かれた。地球連邦軍のオーガスタ研究所での重力下試験後、1号機の空間機動性能をフィードバックして調整された機体。1号機が単に「ユニコーン」と呼ばれるのに対し、本機は「バンシィ」の通称で呼ばれる。「バンシィ」とは、死の到来を告げる“嘆きの妖精”の名称。その姿は、カーディアスが所有していたタペストリー「貴婦人と一角獣」に描かれた、貴婦人の傍らで神獣ユニコーンと対をなす猛獣ライオンをデザインモチーフにしており、ユニコーンを模した純白の装甲を持つ1号機とは対照的に、漆黒の装甲を持ち禍々しい雰囲気を漂わせる。1号機同様NT-Dを搭載しているが、全身の装甲色が黒、サイコフレームの発光色が金(1号機同様、最大共振時は発光色が緑に変化し、全身に虹色のオーラを纏う)、La+を搭載していない点が相違している。頭部アンテナは何本かの金色の角が一列に並ぶ鶏冠もしくは黒馬の立った鬣状となっており、フェイスカバーの顎部には牙のような形状が見て取れる。頭部アンテナはデストロイモード時に、デザインモチーフであるライオンの鬣を模した形状となる。1号機で得られた空間機動データが反映されているため、大気圏内での機動性は1号機を上回る。本機体は作品媒体によって若干仕様が異なり、原作小説に登場した際の仕様である「小説版」と、アニメ作品(OVAおよびテレビシリーズ)に登場した際の仕様である「アニメ版」が存在する。OVAで本機体が登場して以降は、プラモデルや各種ゲームでは特に何も注釈がない場合は「アニメ版」を扱い、小説版仕様の際には「小説版」と記載されるようになった。本稿では混同を避けるため、小説版仕様には関連商品同様「小説版」と、アニメ版仕様にも関連商品のように無記載ではなく「アニメ版」と機体名の後に記載する。他にもアニメ版には装備変更仕様「バンシィ・ノルン」が存在し、またイベント上映作品『機動戦士ガンダムUC One of Seventy Two』には「U.C.0095Ver.」が登場している(双方とも詳細は後述)。漫画版となる『機動戦士ガンダムUC バンデシネ』ではアニメ版のデザインで登場している(詳細はバンシィ(アニメ版)を参照)。バンシィ(小説版)は上記のように、頭部アンテナの形状、装甲色、サイコフレームの発光色などは1号機と異なるが、武装は同一となっている。地球連邦軍の捕虜となりオーガスタ研究所で「プルトゥエルブ」として再調整を受けたマリーダ・クルスがパイロットを務める。ロンド・ベル隊の旗艦ラー・カイラムに収容されるが、調整や整備はすべてビスト財団直属のメカニックとオーガスタ研究所の者によって行われる。ユニコーン1号機と対決するも、バナージとジンネマンによる必死の説得と、自身の敵であるはずの「ガンダム」に搭乗しているという矛盾に気付き、マリーダの洗脳が解けたことで機能を停止した。マリーダがジンネマンによって救出されて以降は、ゼネラル・レビルにてリディ・マーセナスがパイロットを務めることとなる。バナージが駆る1号機との死闘を繰り広げるが、マリーダの命を賭けての導きにより、リディが本来の自分を取り戻し人間が持つ可能性を信じるに至り、バナージに協力を誓う。その後は、フロンタルのシナンジュを倒すため、1号機と共闘して最終決戦を挑んだ。アニメ版(OVA及びテレビシリーズ)では原作小説から武装とデザインが一部変更。首周りの装甲が独自の形状になり色も金色となった。原作で1号機と共通だったビーム・マグナムとシールドは、下記の専用武装に変更されている。原作と同じく1号機と空中戦を繰り広げた後、マリーダが錯乱状態に陥ったことで機能停止し、デルタプラスを破壊されたリディによって回収され、後述のバンシィ・ノルンに改修された上で、リディの専用機となった。漫画版となる『機動戦士ガンダムUC バンデシネ』ではアニメ版のデザインで登場。ダカール戦では両碗のアームド・アーマーは未装備で降下。ユニコーンモードでの素手の状態でデルタプラスを中破。トリントン基地戦以降は両碗のアームド・アーマーを装備。1号機との交戦でアームド・アーマーBSを破損。バイアラン・カスタム2号機への攻撃時にアームド・アーマーVNも破損している。機体と同じサイコフレーム素材が組み込まれた増加サイコフレーム兵装。最大火力の行使による短期決戦を目的としたビーム・マグナムとは対極に、継戦能力と周辺被害の抑制を考慮している。いずれも前腕部を覆うような構造になっており、同じく前腕部から展開されるビーム・トンファーとは干渉しない構造になっているが、マニピュレーターの機能が阻害される点や手持ち火器やシールドの所持が不可能になる欠点がある。基本的にデストロイモード時に展開するが、ユニコーンモードのままでも使用は可能。ガンダムフロント東京限定イベント上映作品『機動戦士ガンダムUC One of Seventy Two』に登場。小説版のように首周りの形状が1号機と同型だが、武装は異なり、右腕にアームド・アーマーVN、左腕にビーム・マグナムを装備している。これらの武装配置の違いは、搭乗していたパイロットの操縦特性によるものだとされている。宇宙世紀0095年12月3日にアナハイム社のマーサ・ビスト・カーバインの指揮の下、連邦軍が独自に組み上げた3号機「フェネクス」との合同評価試験に参加。「袖付き」のニュータイプ専用分離可変機リバウと交戦するが、フェネクスとのサイコフレームの共鳴により、フェネクスとも交戦状態になる。この戦闘で胸部が破壊されたため、アニメ版での形状のパーツへと改修されることとなった。OVA版のepisode 6にて初登場。新たにパイロットとなったリディ・マーセナス用に改修された総合性能向上仕様。「ノルン」とは古ノルド語で北欧神話に登場する“運命の女神”の名称。汎用性などに難があった両腕のアームド・アーマーを撤去し、装備選択で柔軟な運用が可能なリボルビング・ランチャー搭載型ビーム・マグナム、機動性と防御力を同時に高めるアームド・アーマーDE、機体とパイロットの親和性を高めるアームド・アーマーXCを装備している。漫画版『機動戦士ガンダムUC バンデシネ』ではハイパー・ビーム・ジャベリンも装備している。サイコフレームの発光色はプルトゥエルブ操縦時と同じく金色だが、フルアーマー・ユニコーンやネオ・ジオングとの戦闘中にリディのニュータイプ的素養が高まった際には、サイコフレームの輝きが増し白熱化したことで発光色は金色からレッドゴールドのような色へと変化していた。その後のコロニーレーザー相殺時には、バンシィとリディの親和性は更なる域に達し、バナージと1号機のようにサイコフレームは緑色に発光した。『UC』本編やアニメ版には登場しない機体で、ガンダムフロント東京限定イベント上映作品『機動戦士ガンダムUC One of Seventy Two』に初登場した。通称となる「フェネクス」とは、グリモワール『レメゲトン』の第1部『ゴエティア』に登場する「ソロモン72柱の悪魔」の一角を担う邪悪な不死鳥の名称。作品のサブタイトル「One of Seventy Two」の由来にもなっている。鳳凰をイメージした頭部アンテナの形状や黄金のカラーリングは、ユニコーンやバンシィと同様に「貴婦人と一角獣」に描かれた動物からコンセプトを得ており、その絵に描かれた鳥をモチーフとしている。全身の金色の装甲塗装は耐ビーム・コーティングのためのエマルジョン塗装だが、その点に関する効用はそれほど高くなく、それ以上に宙域戦闘におけるステルス効果が高い。サイコフレームの発光色は青。暴走状態ではツイン・アイの発光色が黄色から赤色に、サイコフレームの発光色は青色からオレンジ色に変化する。また『機動戦士ガンダムUC 不死鳥狩り』にて覚醒状態となった際には、サイコフレームは緑色に発光している。また当初は、サイコフレームの発光色を黄色に想定し、装甲色を白と黒で塗装したνガンダムを彷彿させるカラーリングを予定していたが、耐ビーム・コーティング塗装を試作することになり、全身金色のカラーリングに変更となったため、架空の案となった。UC計画にビスト財団が関わることを良しとしない地球連邦軍高官のラーソン中将の指示により、納入前の未完成状態であった試験用のフル・サイコフレームの素体を用い、1号機と2号機の建造データを反映させて連邦軍が独自に組み上げた、マーサ・ビスト・カーバイン曰く「つまらない意地で勝手に造った」機体。武装は1号機の基本装備に加え、背部にバックパック用シールド接続フレームを増設することでアームド・アーマーDEを2枚1対の大きな翼のように装備している。それらを左右の腕部に装着することで、メガ・キャノンの発射形態をとれる。また、フェネクスのアームド・アーマーDEはIフィールドを内蔵しており防御にも使える上、それ自体を大型のファンネルとして投射することも可能である。宇宙世紀0095年12月3日にマーサの立ち会いの下、アナハイム社が組み上げたバンシィ(U.C.0095Ver.)との合同評価試験を実施。「袖付き」のニュータイプ専用分離可変機リバウとの交戦中、NT-Dを発動させたバンシィの優位に焦るラーソン中将の指示により、NT-Dのリミッターを解除される。その後、バンシィとのサイコフレームの共鳴により暴走し、標的をリバウからバンシィへと変更して撤退させた後も暴走は治まらず、最後にはラーソン中将の乗る母艦エシャロットのブリッジを破壊し、この試験を指揮していたラーソン中将を含む試験員らの多くの死者が出た。この大惨事の後のフェネクスの処遇は不明であった。『UC』の外伝漫画『機動戦士ガンダムU.C.0094 アクロス・ザ・スカイ』の最終話では、その続編となる漫画『機動戦士ガンダムU.C.0096 ラスト・サン』へと繋がる伏線として、アームド・アーマーXCを装備した状態で登場。宇宙世紀0096年、インダストリアル7にてユニコーン1号機とクシャトリヤの交戦の一報を受け、「UC計画」がビスト財団によって、連邦軍が本来意図していた計画遂行目的と道を違えてしまったことから、独自に組み上げられた本機の凍結が解除された旨が明かされた。また、アームド・アーマーXCが新型のナイトロシステムであることも示唆されている。『アクロス・ザ・スカイ』の続編『機動戦士ガンダムU.C.0096 ラスト・サン』では、アームド・アーマーXCを装備していない状態で登場。連邦軍輸送艦アンヴァルと、それを襲撃したジオン軍残党メイルメル隊との戦闘に突如として乱入する。だが、フェネクスが銃口を向けたのはアンヴァルでもメイルメル隊でもなく、アンヴァルに同乗していた『ラスト・サン』の主人公である少年サン・プレースらニュータイプ的素質を持つ子供たちに対してであった。その凶行に対し、アンヴァルとメイルメル隊の大人たちは、なし崩しに共闘することになる。本作では“獲物”以外の相手は基本的に眼中にないが、邪魔する相手は誰であろうと手加減も情け容赦もなく倒すという、単なる機械的反応というよりもはや生身の獣の本能に近い行動を見せた。原作小説本編には登場しないが、原作者福井晴敏書き下ろしの外伝小説『機動戦士ガンダムUC 不死鳥狩り』にて登場、小説版『UC』の世界観での処遇が明らかにされることになった。宇宙世紀0096年、暴走事故を起こして以来行方不明となっていたフェネクスを捕獲せんとする、連邦軍の少数精鋭部隊「シェザール(猟人)隊」が秘密裏に遂行する作戦「不死鳥狩り」が描かれ、小説版『UC』のバナージらの最終決戦の裏側で繰り広げられた、ヤクト・ドーガ(アニメ版『UC』にも登場した黄土色の「袖付き」仕様)を臨時のコア・ユニットに代用したネオ・ジオングとの戦いが明らかにされた。その作中では、前述のバンシィとの合同評価試験の際、連邦軍の強化人間パイロットであるリタ・ベルナルが操縦していたことが判明。だが、彼女はフェネクスの暴走により、肉体を失い意識だけが機体に宿った状態となってフェネクスと一体化し、約半年もの間宇宙を漂っていた。リタは、ネオ・ジオングがその真の主の手に渡り真価を発揮すれば、“刻”を可視化するなど、やがては時空をも操り世界の理すら破壊しかねない危険性を秘めた「今の人の世界に存在してはならないもの」であると断じており、相手が自分を強化人間にした者たちであったとはいえ、フェネクスの暴走に呑まれるがまま多くの命を奪い去ってしまった自身に科せられた贖罪として、幼馴染である地球連邦軍のヨナ・バシュタ中尉を導き、フェネクスの力を用いてのネオ・ジオング本来の主であるフル・フロンタルの手に渡る前の破壊、という使命を成し遂げようとした。まだ不完全な状態にもかかわらず、搭乗する強化人間パイロットをその場にいないフロンタルの虚無を投影するための“装置”として利用することで、フェネクスを圧倒するネオ・ジオングだったが、ヨナはリタの助力でサイコフレームを最大共振させ緑色に発光させるフェネクスで懐にまで接近、代用コアを担うヤクト・ドーガの胸部装甲に右の掌で接触し、波紋状のサイコ・フィールドをネオ・ジオングの隅々に伝搬させた。するとネオ・ジオングの巨躯は身悶えするような挙動を起こし、背後のサイコシャードが自壊し始めた。それらの破片はフェネクスに隷属するように背中に集積し、全長100メートルを超える巨大な虹色に輝く翼を形成し、その翼でネオ・ジオングの全体を優しく包み込むと、フロンタルの虚無は退散しネオ・ジオングはヤクト・ドーガと共に浄化されるように内側から瓦解し灰塵となった。その戦いの後、フェネクスはヨナを降ろし、リタの魂と共に宇宙の彼方へと旅立って行った。トレーディングカードアーケードゲーム『ガンダムトライエイジ』に登場。各種アームド・アーマーの存在を知ったタクヤが考案したもう一つのフルアーマー・プラン。「プランB」の“B”には「青(Blue)」の意味も込めているとされる。1号機をベースに背部にアームド・アーマーXCとアームド・アーマーDEが2基、右腕にアームド・アーマーBS、左腕にアームド・アーマーVN、携行武器としてハイパー・ビーム・ジャベリンを装備。頭部ブレードアンテナの展開面の配色と、サイコフレームの発光色は青色に変更されている。宇宙世紀の次の世紀「リギルド・センチュリー」を舞台とした作品『ガンダム Gのレコンギスタ』の外伝として、ガンダムフロント東京にて限定イベント上映された映像作品『ガンダム Gのレコンギスタ FROM THE PAST TO THE FUTURE』に登場する機体。キャピタル・アーミィのマスク大尉がパイロットを務める。キャピタル・アーミィが「ヘルメスの薔薇の設計図」に記載されていたユニコーンガンダム3号機「フェネクス」のデータを基に、リギルド・センチュリーの技術をもって復活させた機体。キャピタル・アーミィにおける型式番号は「CAMS-RX0」。その全身は黒いメタリック装甲で、サイコフレームの発光色は赤となっている。キャピタル・タワーに漂着したサイコフレーム素材を回収したことで再現製造が可能となった。その内部フレームが露見する特殊モード発動時には、フォトン・バッテリー由来とは異質の光を放つ。
出典:wikipedia
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