『The Elder Scrolls IV: Oblivion』(ジ・エルダー・スクロールズ・フォー・オブリビオン)は、Bethesda Game Studioが開発したロールプレイングゲーム。本作品は、1994年に第1作が発売された『The Elder Scrolls』のメインシリーズの第4作目かつ、 の続編にあたる。米国ではWindows版とXbox 360版が2006年に、PS3版が2007年に発売され、日本でもスパイク社の翻訳によってXbox 360版とPS3版に限り2007年に発売された。世界で累計300万本以上の売り上げを記録し、複数の国際的な賞でGame of the Yearを受賞、「GameSpot」誌は本作を「史上最高のRPGの一つ」と評した。『オブリビオン(Planes of Oblivion )』とはThe Elder Scrollsの世界における異界で、 プレイヤーキャラクターが存在し現実世界の地球に相当する世界ニルン(Nirn)に対する別次元の世界。プレイヤーキャラクターはその別次元の世界へと通じる扉「オブリビオンゲート」から襲来するデイドラやドレモラたちからシロディール世界を守るため、失われた帝位継承者を見つけ出し、世界を破滅へと導く陰謀を阻止する。ゲーム内のノンプレイヤーキャラクター(NPC)は1,000人にも及び、1人1人自らの意志を持ち生活をする。ゲーム中、プレイヤーの行動はストーリーによる制約を受けないため、必然的にプレイヤーごとのストーリーを描く事になる。プレイヤーの行動の自由度の高さと、Radiant AIと呼ばれるNPCの人工知能システムを大きな特徴としている。続編の『』は2011年11月11日に英語版、同年の12月8日に日本語版が発売された。なお、Windows 10 Anniversary Update (version 1607)で実装されたWDDM 2.1以降の環境では起動やデータロード後のプレイが不可能である。本作を特徴づける最大のシステムは、Radiant AIと呼ばれる人工知能システムである。NPCはある類型に従ったAIを、一部のNPCは独自のAIを保有し、それに従って生活している。まず朝には自宅で目覚め、日中は商売をしたり畑を耕したりし、夜になれば酒場で一杯して眠る、といったようにそれぞれがリズムに従った生活をしている。2人のNPCが出会うと、ストーリーの進展に応じた世間話を始めたりもする。あまり善良でないAIを設定されたNPCはスリや殺人をして、衛兵や善良な市民のNPCに追われ、殺されることもある。同様にプレイヤーもNPCと世間話をしたり、スリや空き巣、殺人をすることも可能であり、無罪の人間を殺せばもちろん罰せられ大人しく牢屋に行くか逮捕に抵抗して戦うか罰金を払うかを迫られる。町の外では強盗や野生動物やモンスターに襲われることもあるが、警備中の衛兵が近くにいれば救助に駆けつけてくれる。森の中では衛兵や山賊が鹿や熊を狩っていることもある。このようなNPCの行動の幅広さ、プレイヤーの行動の自由さが本作の魅力となっている。本作には破壊の王子デイゴン(Dagon)の進攻を阻止するという本筋があるものの、The Elder Scrolls の過去のメインシリーズ同様に、それらのクエストを全く行わなくても支障がない。メインクエストも含め、大小合わせて150以上ものクエストが存在し、プレイヤーはこれらを好きな順番で進めることができる。またメインクエスト以外にはギルドクエストと呼ばれる大きなクエストラインが5種類存在し、戦士(Fighters Guild)、魔術師(Mages Guild)、盗賊(Thieves Guild)、暗殺者(Dark Brotherhood)、闘技場(Arena)と、それぞれのプレイスタイルに合ったギルドで遊ぶことができる。これら全部を1つのキャラクターでクリアすることも可能である。プレイヤーは、タムリエル(Tamriel)大陸のシロディール(Cyrodiil)という約41km²の地方を実寸大で再現した巨大なオープンワールドマップを、シームレスに歩き回ることができる。ワールドマップ上には、9つの主要都市、40以上の小村および宿場、200以上のダンジョン(遺跡、洞窟、廃坑、砦等)、その他数十の特殊地点が存在する。シロディールという温暖な一地方を舞台としたことで、前作ほどには多様な地形が見られないが、それでも湿地帯から雪の降り積もる高山まで、様々な自然環境が存在する。グラフィックも美しいとして高い評価を受けている要素の一つで、遠くの都市や建造物は遠景として写り込み、特にシロディールの中心にそびえ立つ巨大な白銀の塔(White-Gold Tower)は、どこからでも見上げることができる。木々や草花、水面の揺れは、天候によって左右され、物理エンジンの計算によって自然な動きを見せる。 そのため、プレイヤーは、ただワールドマップを歩き回って、景色を楽しむことも可能である。内部ではゲームエンジン「Gamebryo」、物理エンジン「Havok」などを採用しており、特に植物には専用の描画エンジン「SpeedTree」を使っている。Windows版に限定されるが、MODと呼ばれる拡張ファイルによって、システムの変更や、海外MODの翻訳をしたり、グラフィックのクオリティを上げたり、オリジナルの装備品や魔法などをゲーム中に反映させる事が出来る。大規模なものでは、建造物やダンジョンを配置した冒険可能なエリアを拡張するものやクエストやシナリオを追加するもの、更にはゲームバランスを大きく変更するものまで豊富に存在する。MOD開発キット「The Elder Scrolls Construction Set」が公式に提供されていることもあり大半はユーザ作成の物が多いが、中にはメーカー公式の有料コンテンツとして、アドオンと呼ばれ、(オンライン版ではDLC、 ダウンロードコンテンツ)と呼ばれるMODとして長編MODの『DLC8 Knights of the Nine』をはじめとして、馬に鎧を着せるMOD『DLC1 Horse Armor Pack』、エンチャントされた膨大な矢と、強力な武器が手に入る『DLC9 Mehrunes' Razor』、ヴァンパイアや賞金首になって困ったPC用に用意された『DLC5 The Vile Lair』などがある。いずれも有料で、オンライン購入専用の『DLC6 Fighter's Stronghold』以外はCD-ROM 『The Elder Scrolls IV KNIGHTS of the NINE Oblivion Downloadable Content Collection』と『The Elder Scrolls IV OBLIVION GAME OF THE YEAR EDITION』で入手可能である。本作はフルボイスで、種族/性別ごとに声優が当てられているが、一部のキャラクターは俳優のパトリック・スチュワートら、特別に有名なキャストが演じている。シロディールの各都市に支部を持つギルド。前科持ちや犯罪者でなければ誰でも加入することができる。仕事は主に市民の依頼を受ける事だが、最近は仕事の依頼も少なく、割に合わないと仕事を投げ出すギルド員も増えてきている。その不況の裏には同業の傭兵団が関係しているらしいのだが…。設立紀元は不明確。浮浪者の間で話題として聞く事が出来る。しかし一方で、一部帝都の官僚達はその存在を頑なに否定している。歴史はかなり古く様々な説があり、市民の間でもしばしば語られるいわゆる「暗殺ギルド」。前作 に登場した、帝国公認の合法暗殺組織 "モラグ・トング(Morag Tong)" から派生した。近年ではビジネス的要素が強く、依頼者のニーズに合わせた暗殺が主でこの組織の力を借りる者は権力・階級を問わず多く存在し、組織の存在は無くせないものになりつつある。しかし最近組織メンバーの多くが謎の死を遂げていて、内部に裏切り者がいるという噂が囁かれている…。なお、ラシャンスの奪いし者は随分前の任務中に殉職し、マシウ・ベラモンドには未だ居ない。シロディールの魔術師ギルドはハンニバル・トレイヴンがアークメイジ(Arch-Mage) に就任して以降、死霊術の使用を全面的に禁止し、多くの魔術師がギルドから離れ、死霊術師になったとされる。死霊術師のローブは魔術師ギルドの魔術師達にとっては見るのも汚らわしいものであり、装備して話しかけた場合は、「すぐに脱げ!そんなものを着るな!」と注意される。レヤウィン一帯に広がるブラックウッド地方を本拠にしておりレヤウィンの住人達を脅かしている盗賊団。この組織の多くの山賊が、山賊団の名前にもなっているブラックボウという弓(外観や性能は鉄の弓とまったく同じ)を装備している。レヤウィンに本部を持つ傭兵団。黒を主体とした独自の防具を持つ。戦士ギルドが請け負わない依頼も格安で受け持ち、急速に勢力を伸ばしてきた。その一方で、善悪の見境なく人や物に損害を与えているという黒い噂も絶えない。デイドラ16王はそれぞれのオブリビオンを支配していてその領域はデイドラによって異なる世界観を持つ。デイドラ王たちは時にデイドラ・ロードとも呼ばれている。神のような存在であり、必ずしも全員が(人間の価値観から見て)善き存在であるとは断じることはできないが、(人間の価値観から見て)邪悪な存在であるというわけでもない。メエルーンズ・デイゴンを除いてはタムリエルへの侵略や大々的な干渉といったことは考えておらず、ごく一部の信者にのみ声を聞かせたり、暇つぶしのような行為を行わせたりしている。公式の拡張パック 『』を購入してインストールすると登場、PS3版とXBOX360版はGOTY版を購入することでプレイ可能。シヴァリング・アイルズの舞台はデイドラ16王の一人であるシェオゴラスの持つオブリビオンの領域である。同じオブリビオンであるメエルーンズ・デイゴンの領域「Deadlands」とは打って変わって緑豊かな晴天の広がる大陸である。シェ オゴラスの二面性を体現するかの如く、領域の中心都市であるニューシェオスには人々の喜びや欲望等の明るい面を表しているマニア(Mania)と、恐れや裏切り等の暗い面を表しているディメンシア (Dementia)と言う二つの派閥が存在し、二人の君主がそれを統率している。さらに街を警備している衛兵もマニアに加担する、前作『』にも登場したゴールデンセイント(Golden Saints)と、ディメンシアに加担するダークセデューサー(Dark Seducers)と言う二つの種族が存在し、互いに対立している。
出典:wikipedia
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