アリカ(Arica)は、チリ最北部、ペルーとの国境に近いアリカ・イ・パリナコータ州の港湾都市。アタカマ砂漠北部の乾燥地帯にある。人口は18万5268人(2002年)。アリカ・イ・パリナコータ州の州都である。考古学的調査により現在のアリカの場所には、少なくとも1万年の間、異なる原住民が居住していたことが判明した。アリカは1541年にスペイン人のルーカス・マルティネス・デ・ベガーソ(Lucas Martinez de Begazo)が創設した。1545年より町はポトシ銀山から産出される銀の輸出港となった。ポトシ銀山は歴史上で最大の銀山である。そのため、アリカはスペイン帝国にとってその命運を左右する港となった。港はフランシス・ドレーク、トーマス・キャベンディッシュ、リチャード・ホーキンス、ウィリアム・ダンピアなどの著名な海賊、バッカニア、私掠船の襲撃を受けた。1836年から1839年までアリカはボリビアに占領された。1855年、ペルー政府がアリカ-タクナ間の53kmに鉄道を開設した。南米で最初の鉄道のひとつである。この鉄道は現在も使用されている。ボリビアの首都ラパスやペルーのタクナへ通じる鉄道がある。パン・アメリカン・ハイウェイが通じ、国際空港がある。市街地の南側にある岩山の上には、アリカ要塞(現:歴史軍事博物館)がある。1880年の太平洋戦争を記念したもので、当時の塹壕などの展示もある。
出典:wikipedia
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