コネクサント(Conexant)は、NASDAQに上場している半導体企業。かつてはロックウェル・インターナショナルの半導体部門であった。1983年、デジタル-アナログ変換回路を商用化するために Henry Katzenstein が Brooktree Corporation を創設した。また、1984年、ComStream が創業。ロックウェル・インターナショナルは、1996年9月、Brooktree を買収してロックウェル・セミコンダクタの一部とし、1997年5月、ComStream のブロードバンド関連製品事業を同じくロックウェル・セミコンダクタの一部として吸収した。ロックウェル・セミコンダクタは 1999年1月にロックウェル・インターナショナルからスピンオフして独立し、コネクサントとなった。コネクサントは、モデム、ファクシミリ、現金自動預け払い機などに使われる集積回路では世界有数のメーカーである。2010年現在も、コネクサント製 Softmodem プロセッサはモデム市場での高い市場シェアを保持している。モデム製品の他に、イメージセンサ、HDオーディオコーデック、ビデオエンコーダ・ビデオデコーダの開発、販売も行っている。Brooktree 買収後、セットトップボックス市場に参入し、TVチューナー用DSP(主にPC用アドオンカードおよびVTR向け)でも大きなシェアを有するようになっている。2003年、デジタル加入者線 (DSL) や無線ネットワーク(Wi-Fi)向けの集積回路で有名な GlobespanVirata を吸収合併した。GlobespanVirata のもたらした技術により、コネクサントは家庭と外界を繋ぐあらゆるブロードバンドメディアに関する技術を扱う企業へと成長した。2004年、H.264とVC-1の技術を保有する Amphion Semiconductor を買収した。これは、コネクサントのライバルであるBroadcomが、コネクサントに H.264 関連の技術を提供していた Sandvideo を戦略的に買収してしまったことへの対抗措置であった。この買収により、HDTV市場への道も保証された。コネクサントは2002年に半導体工場を Jazz Semiconductor としてスピンオフさせ、ファブレス企業となった。半導体製造は台湾のTSMCやUMC、ドイツ・シンガポールのGLOBALFOUNDRIESに委託している。2006年度末現在、過去3年間に渡ってコネクサントの業績は減退している。借金が多く、利子の支払いに悩まされている。債務削減をしないかぎり、投資家の信頼は回復しないとされる。 2008年4月30日に家庭向けブロードバンドメディア処理(BMP)事業をNXPセミコンダクターズへ売却、2009年8月24日にはブローバンド関連製品事業をIkanos Communicationsへ売却し債務返済に充てており、着実に経営状態改善を図っている。
出典:wikipedia
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