ショッパーズプラザ横須賀(ショッパーズプラザよこすか)は、神奈川県横須賀市本町に所在するイオンリテール株式会社が運営するウォーターフロント型複合商業施設(ショッピングモール)。市内最大の敷地面積と売場面積で建物はイオン横須賀店と一体になっている。ダイエー時代の店番号は0425。ネットスーパー取扱店舗。開業当初のキャッチコピーは「衣・食・住・快。新しい暮らしは、海のそばにある。」国道16号(横須賀街道)沿線の住友重機械工業横須賀分工場・林兼造船横須賀造船所跡地に立地し、ショッピングモール版のショッパーズプラザとして、1991年4月25日に開業した。前述の通り、当施設の前身は住友重機械工業横須賀分工場(以降:住友重機)・林兼造船横須賀造船所である。住友重機の工場内に存在した高架起重機(ガントリークレーン)は1908年に横須賀海軍工廠時代に設置されたもので、1975年に解体されるまでの永い間、横須賀のシンボルであった。終戦後アメリカ海軍に接収されていたが、1959年に日本政府へ返還され、住友重機と林兼造船へ払い下げられていた。オイルショックなどの不況により1978年に住友重機の工場が閉鎖されると、1979年1月に住友重機側が土地を、倉庫やビルの賃貸している不動産業者の本荘(本社:東京都)に約35000mの土地を33億6000万円(1mが約9万5700円)で売却することが合意し、横須賀市に報告したことがキッカケである。住友重機の土地は東京絹物や大蔵省(現:財務省)から3度に渡り計37,628mを3億6000万円で購入していた国の土地であった。横須賀市側は、建設予定であった本町山中有料道路に使用する土地6000mの無償譲渡などの6つの条件を出した。住友重機側はこれを呑み、額変更はあったものの翌年売却された。跡地は本荘により商業施設となる事が確実となっており、ダイエーやイトーヨーカドー等の大手スーパーの出店が囁かれていた。ダイエーの出店表明が明らかとなったのは1982年5月の横須賀市議会総務常任委員会にて市都市計画室より、「ヨコスカシーウインドウ構想」が発表された時であった。更にこの頃、住友重機と隣接していた林兼造船の工場が閉鎖され住友生命保険(以降:住友生命)に土地を売却。上記構想の為に本荘と住友生命の所有する土地を使用する事が決まった。しかし京急本線の汐入駅や横須賀中央駅付近の地元商店街の反対は凄まじいもので、本荘が住友重機から土地を購入する際にも大手スーパーの進出を危惧し、ダイエー出店表明後も合わせて11件もの陳情書が横須賀市に提出されている。しかし、汐入地区の商店街はダイエー進出は脅威であったものの、横須賀市の中心は横須賀中央駅周辺である事、1980年代の横須賀の商業力は弱く、都市間競争に勝つ必要があった事、返還運動を続けていた在日アメリカ海軍兵員クラブ(EMクラブ)が1983年に日本政府に返還された為、それに合わせて汐入駅周辺を再開発する機運が高まった事を理由に出店を徐々に容認する傾向になっていった。SC名称に関しては、計画発足以来、「ヨコスカシーウインドウ」が仮称であったが、ダイエーグループが展開するショッピングセンター名の「ショッパーズプラザ」と整合性を持たせる狙いで現名称が使用されることとなった。当初のダイエーの計画では直営28,000m、テナント14400mを提示していたが、地元商業者等で組織されたダイエー対策委員会が反対し、あっせん案(オープンして3年間は直営12,000m、テナント11,320m)を提示。ダイエー側はこれに基づき再度調整を行った後、1987年2月、横須賀商工会議所に三条申請を行った。三条申請を行った際には、未だ詳しい内容が決まっておらず、ショッピングモール以外に24時間営業の大型飲食店ゾーンや水上レストラン、博物館それにホテル等、様々な施設の建設案が出ていた。最終案に近かった14階建てで6階-14階をオフィスビルにする案もあったが中止され、オフィスビルのフロアを取り除いた地上6階建ての建物を設計することで決定した。1989年9月から着工し1991年4月にショッパーズプラザ横須賀が開業した。設計は株式会社アール・アイ・エーと明和工芸が担当し、後に建物は商環境デザイン賞を受賞することとなる。開業当初、220ものテナントを有したが、商業力が弱いことと、最寄りの汐入駅からのアクセスの悪さが災いし、数ヶ月で閉店したディスコを皮切りに地元企業、市外企業問わず1年も満たないうちに相次いでテナントが撤退した。ダイエー側は新規テナントを募集することと1995年にダイエーの売場を広げることで対応、2011年現在は約130店が営業しているが、テナントの入れ替わりは激しい。なお、ダイエーは出店計画当初から子会社でショッピングセンター開発を担当するダイエーリアルエステート(略称:DRE)に一任し、当店の運営も行ったが、1991年8月に店舗の迅速出店への体制強化の一環でDREが行ってきたショッピングセンターの開発・運営をダイエーが引き受け現在に至る。1993年にはEMクラブ跡地に横須賀芸術劇場と都市型ホテルの複合施設「ベイスクエアよこすか」が開業、翌年、汐入駅前と当施設を結ぶ「ベイウォーク」(ペデストリアンデッキ、建設省(現:国土交通省)が建設)が完成し、汐入駅からのアクセスの不便さが解消された。2016年3月1日よりショッパーズプラザ横須賀の運営が株式会社OPA及び株式会社ダイエーからイオンリテール株式会社に承継された。中核のダイエー横須賀店の運営も承継され、同年3月14日までダイエーとして営業した。改装休業を経て3月17日にイオン横須賀店として開業した。フードワンダーランド (FOOD WONDERLAND) は、イオン横須賀店内のフードコートで6つのテナントが営業している。内装は1950年代の映画俳優のポスター(マリリン・モンロー、エルヴィス・プレスリー等)が貼ってあったり、シーリングファンが多数設置されていたりと、横須賀の地に合うアメリカンな雰囲気を漂わせるもので、「アメリカンホリデー」をテーマに内装している。後に開店するダイエーハーバーランド店、イオン甲子園店の同名のフードコート及びイオン金沢八景店のフードパークと類似している。開業当初は、シーリングファンと共に飛行機のプロペラや映写機など様々なものが回転していたが、後に撤去された。当店の駐車場には様々な動物が表示されている。出店テナントの詳細は公式サイト「フロアガイド」を参照。
出典:wikipedia
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