阿笠 博士(あがさ ひろし)は、『週刊少年サンデー』で連載されている青山剛昌原作の漫画作品およびそれを原作とするテレビアニメなどのメディアミックス『名探偵コナン』の作品に登場する架空の人物。アニメでの声優は緒方賢一、少年時代を田中一成が担当する。ドラマでの俳優は田山涼成が担当。小学校は帝丹小学校出身。小学校6年生のときに初恋をしており、相手は2歳年下で、現在は有名なファッションブランドの社長であるフサエ・キャンベル・木之下(声 - 増山江威子、幼少時は本多知恵子)。その後、奥穂中学校に進学し、東都大学工学部博士課程を卒業。工藤新一が幼児化した際に彼から正体を知らされ、他人に正体がばれると周囲に危険が及ぶと助言し、江戸川コナンのことを「親戚の子」として毛利蘭に預けた。その後、新一を捜して倒れていた灰原哀を保護して現在では共に暮らしており、彼女を周囲から怪しまれないようにと帝丹小学校に編入させている。住所は東京都米花市米花区米花町2丁目22番地。庭付きの敷地に建つ研究所兼自宅は詳細な間取りこそ不明であるものの、作中の描写から最低でも地上2階、地下室まで備えた豪邸であることが判明している。隣人の新一(コナン)は、阿笠の住所について「年賀状は手渡しで(住所を)知るわけがない」と述べている。江戸川コナンの協力者。工藤家の隣人で天才科学者を自称しており、コナンが使用している道具の製作者でもある。52歳という年齢設定。未だ独身である。なお、お尻のホクロには毛が1本生えているらしく、本人以外で知っているのはコナン(新一)のみであるため、彼が自分が新一であると証明するためにこのことを話した。コナンの正体を最初に知った人物であり、2015年時点でコナン、灰原、および沖矢昴の正体をいずれも知っている唯一の人物である。工藤家・毛利家とは新一と蘭が幼少期の頃からの付き合いであり、変な発明品ばかり作るためか若干呆れられてはいるものの、新一や蘭をはじめとする友人たちからはそれなりに信頼されており、小五郎も阿笠に対しては敬語で話す描写もある。また、コナンや灰原と少年探偵団の3人(元太・光彦・歩美)を遠くへ遊びに連れていくのは大抵、阿笠である。少年探偵団からも若干呆れられたりバカにされたりと振り回されることも多いが、基本的には面倒見がよく穏やかな性格ゆえに実祖父同然に慕われ、信頼されている。コナンに探偵役をやらされることもある。コナンの正体を知っているため、麻酔銃を使用されず口パクで彼の台詞と合わせている。そのため、口パクのない小五郎や園子のような不自然さは軽減されている。当初、コナンが麻酔銃を持ってくるのを忘れたことから、この方式が生まれた。最近では小五郎や園子のように警察から名探偵扱いされることに調子に乗っている節もあり、少年探偵団の前で「工藤新一に探偵術を教えたのはワシじゃ」と言ったりしたこともある。頭頂は禿げ上がっており残っている髪も全て白髪なので、老けて見られることが多い。阿笠自身は「わしは白髪で爺さんのような容貌だがまだ52歳じゃよ」と自称している。体形は太っており、目暮警部と同様の体形をしている。そのため、灰原によって栄養管理の厳しい食事を摂らされる羽目になっている。10年前(42歳)は、まだ髪はフサフサで黒髪だった。劇場版『天国へのカウントダウン』では、10年後(62歳)の顔を予想できる機械を試したが、現在と変わらない顔だった。発明家として名を馳せており、その技術はかなりのもの。公安警察の降谷零(安室透)からは「MI6も顔負けの発明品」と称賛されており、領域外の妹は阿笠が製作した盗聴器について「見たことのないタイプ。駆動時間は短そうだが、この形状(フォルム)でこの性能(パフォーマンス)、なかなか興味深い」と評している。また、『ルパン三世VS名探偵コナン THE MOVIE』では少年探偵団に持たせていたメカの数々を見たルパン一味がその性能に唸ると共に、それを子供たちに持たせることを非難している。いつか自分の発明で大儲けすることが夢。コナンによれば「作る物はガラクタばかりでジリ貧」らしいが、豪邸住まいで自動車を所有し、灰原を同居させていることからも、金銭面に困っている様子は見られない。親戚筋には豪邸や別荘を持つ者がいる。コナンが身体能力でハンデを負いながらも、探偵として凶悪な犯罪者と対等以上に渡り合えるのは、阿笠の発明したさまざまなアイテムによるところが多々あり、灰原もそう考えている様子である。また、コナンからお礼を言われることもあるが、基本的にはガラクタ扱いすることが大半である。近所に配った発明品が壊れ、クレームが殺到したこともある。工藤新一当時のコナンには、目暮警部へ「阿笠博士は変な発明ばかりしている」と漏らされていたらしいことが描写されている。コナンに提供している一部の発明品(名探偵コナン#道具を参照)には、現実世界での法律に抵触する可能性が非常に高いものがあるが、作中でそのことについては一切触れられていない。愛車は「フォルクスワーゲン・タイプ1」で、作中ではほとんど愛称の「ビートル」で呼ばれる。ナンバープレートは「新宿 500 ひ 164」である。発明品であり、商品展開も行われたボイスレコチェンジャーの売り上げで、同じタイプの新車に買い換えた。しかし、話によっては故障で止まっていることがあるほか、テレビスペシャル『名探偵コナン 江戸川コナン失踪事件 〜史上最悪の2日間〜』では走行中に犯人一味の大型トラックの体当たりで壁に挟まれてフレームが原形をとどめないほど損傷したうえ、助手席の灰原が破壊された扉から眼下の森へ落下するという惨事にも遭っている。少年探偵団の引率役として、彼らをビートルに乗せてさまざまな所に出掛けている。小五郎は「毎回毎回、よく飽きずにキャンプへ行けるな」という趣旨の発言をしているため、かなり頻繁に出掛けていることがうかがえる。
出典:wikipedia
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