『志村けんのだいじょうぶだぁ』(しむらけんのだいじょうぶだぁ)とは、1987年11月16日から1993年9月27日までフジテレビ系列で定期放送されていたお笑いバラエティ番組で志村けんの冠番組である。現在は単発スペシャル番組(後述)として不定期放送されている。1987年11月にスタートした、志村にとっては初めてのソロでのコントメインのレギュラー番組にあたる。その後もタイトル・時間帯等の変更を続け20年以上にわたり、フジテレビの志村のコント番組は継続されている。制作局のクレジットはなく、「企画制作 イザワオフィス」と表記された。番組タイトルは、TBS系『加トちゃんケンちゃんごきげんテレビ』(『加トケン』)のコメディドラマ「THE DETECTIVE STORY」で志村が扮していた「だいじょうぶだぁ教」から来ている。また、「1時間の間にショートコントをいくら詰め込めるか」といった「THE DETECTIVE STORY」とは正反対の試みがあった。志村の意向から前後パートに分けられ、ショートコントは前半パートに詰め込み、後半はお遊び要素のあるコーナーを配して改編期などを除き時間内全編コントとすることを避けた。メインコーナーであるコントでは、志村本人が若かりしきころや遊びに行った時などにひらめいたシチュエーションをヒントにしたショートコントを主体とし、本格劇映画やドラマ、有名番組から学んだ演出、演技法を用い、本物然としたセットの中で展開された。時には映画やドラマで活躍する本格俳優をゲストに迎え、本格志向の演技によって意外性を生み出し笑いを取る手法が取られた。ゲスト出演する大物俳優やトップアイドル歌手、有名ミュージシャンもパイをぶつけられたり、派手な衣装やメイクをしたり、ずぶ濡れになったり、本業では決して行わない大胆演技を繰り広げた。レギュラー番組終了後も、主にコントを主体とするスペシャル番組として放映されており、2016年現在も存続している(後述)。レギュラーのメンバーを総称して「だいじょうぶだぁファミリー」と呼んでいた。だいじょうぶだぁファミリーは過去4度コントの舞台公演を行っている(1989年本多劇場(東京・下北沢)、1990年前進座(東京都武蔵野市吉祥寺)、1991年、1992年サンシャイン劇場 (東京都豊島区)。主に後半コーナーの出演特番時のレギュラー『志村けんのだいじょうぶだぁ』発で最も有名となった志村のキャラクターであり、コントである。番組前期のメインコントの一つ。婆さん(志村)、爺さん(田代)、孫娘(松本)の3人がコタツに入り世間話をするが、婆さんは隙あらばダジャレや小ボケ、お約束(後述)を入れて話を脱線させ、爺さんが延々とツッコミ続ける、というのがお決まり。アドリブもふんだんに挿入される。開始時に「御存知!じいさんばあさん」というタイトルスーパーが表示され、舞台の幕が上がると3人が座っている段取りである。なお、初期においては幕のシーンがなく、オープニングBGM(『ハイスクール!奇面組』のもの)をバックに3人が座っているという形式だった。番組開始から半年ほどは公開収録版とスタジオ収録版が週代わりで交互に放映されていた。のちにスタジオ収録版は消滅し、隔週になった。なお、番組末期の1993年においては稀に放送されることがあり、その場合はスタジオ収録版だった。このコントはお約束の宝庫で、志村と田代の「婆さんや!爺さんや!」の掛け合いに始まり、その後も隙あらば往年のヒット曲の一節や替え歌が飛び出す。一例を挙げるだけでも、爺さんと婆さんの応酬がいくつか続き、最後に婆さんが言う「いっぱい笑ったな」が締めくくりへの合い言葉になる。孫の松本が婆さんと爺さんに関する縁起でもないボケをかまし、爺さんと婆さんが素直にそれを聞いたかと思ったら「馬鹿野郎!」と孫を罵倒、「勝手に殺すな」「まだまだ生きるぞ、もう終わろう」などと言うパターンもある。その後、3人はこたつの前に座りお笑い三人組の替え歌で「アハハ、ウフフ、エーヘヘのオーホホでダッフンダ!僕らの合言葉はダッフンダ!それでは皆さんまた来週(「またあとで」の場合もあり)、バイ!」と歌って締める(植木等の「ハィそれまでヨ」の一節を唄って締めるパターンもあった)。孫娘は松本降板以降、渡辺美奈代にバトンタッチした。番組の告知コーナーとしての役割もあり、舞台公演の告知、「ウンジャラゲ」のCD発売告知等をじいさんばあさん内で行っている。志村と田代が泥棒に扮し、富豪宅や寺から金目の物を盗むコント。中には銀行の金庫破りコントもある。その1からその7・8まで存在。田代と桑野のヤクザのコンビが暴れたり、ケンカしたりと様々な行動をするコント。柄本明をゲストに迎えたコント。レンタルビデオ屋に訪れた男(柄本)はアダルトビデオを借りに来たが、女性客が気になってどうしても借りることができない。アダルトコーナーと普通のコーナーを行ったり来たりする中、ようやくアダルトビデオを手に取りレジへと向かうが、レジの店員が耳の聞こえが悪いおばあちゃんの店員(志村)であった。おばあちゃんの店員はビデオのタイトルを紙に書こうとするが、目も悪いため書くことができない。そこで、男(柄本)にタイトルを言ってもらおうとするが耳の聞こえが悪く、何度もタイトルを聞き返す。そうこうしているうちに女性客がレジに並んでしまい、ビデオを借りているのがバレバレとなって男(柄本)は「借りない!」「帰る!」と言って諦める、というオチ。男の悲しい性を忠実に表現しているコントである。「だいじょうぶだぁ」レギュラー時代から放送され、現行のスペシャル版でも復刻版が放送された。志村と田代が殺し屋のコンビになってライフル銃でとあるマンションの空き部屋から、ターゲットを狙い狙撃する。しかし2人は準備の前にボケをしていた。コントは志村と石野が夫婦という設定。毎回、志村のゴルフや出張などで早朝5時に起きなければならない設定。布団に入る際、夫役の志村が「明日5時起きなんだよ!」と呟き、妻役の石野が「ご!ご!ご!5時!?」と聞き返すパターンで始まり、様々な掛け合いが展開された。爺さん(志村)と息子の嫁(石野)のコント。爺「陽子さんや、メシはまだか?」→嫁「おじいちゃん、さっき食べたでしょ?」、爺「バアさんの姿が見えないけど、バアさんどこ行った?」→嫁「何言ってるの!お婆ちゃんは3年前に死んだでしょ?」の会話が繰り返される。その嫁がふと姿を消すと、そこに「ただいまー」と本当の娘(松本)が帰宅し、さっきまでいた「嫁」は、家族の外出時に爺さんの世話を頼んだ近所の人で、この間、爺さんは本当にご飯を食べさせてもらっておらずヒドイ扱いを受け続けていた、また婆ちゃんも存命で「元気に温泉旅行に行ったでしょ!」というようなオチがつく。バリエーションも多く、番外編で爺さんが老いた子連れ狼として登場したこともある。大五郎に「バアさんの姿が見えねーんだけど」と尋ねると、「さっき食べちゃったじゃないか」と答えられる。また「忠臣蔵」(赤穂事件)のコントであの「吉良上野介」がボケ老人の爺さんで登場して、石野は吉良の世話係りか吉良の息子の嫁で登場してお馴染みの吉良「陽子さんや、メシはまだか?」→石野「おじいちゃん、さっき食べたでしょ?」、吉良「バアさんの姿が見えないけど、バアさんどこ行った?」→石野「何言ってるの!お婆ちゃんは3年前に死んだでしょ?」の会話が繰り返した。ちなみに吉良の部屋にある布団が見つかり、まだ暖かいでそんなに遠くに行ってないあのシーンが吉良こと爺さんのオネショしてるシーンに成っていた。そして「赤穂浪士」たちに見つかり仇討ちをするが最後にあの歌で終わらせようとした、それが「好きになった人」で終わらせた。志村と田代が女性シンクロ選手に扮し、市民プールや銭湯、果ては街中やファッションショーでシンクロ的なダンスをする。当時ソウルオリンピックで銅メダルを獲得し、注目度が高かった小谷実可子・田中京コンビをモデルにしたもの。舞台は主に定食屋。サラリーマンの志村が先に店に入って席についていたが、後から入ってきた柄本と相席になる。初対面の二人は言葉を交わさず柄本は志村の言動などを真似てみたりする。主なボケの流れは、1、志村が「A定食にしようかな?」と言うと、柄本が「じゃあ私もA定食にしようかな」と返すが続いて志村が「でも野菜不足だから野菜炒め定食にしようかな」と言い、柄本も「確かに私も野菜不足だから野菜炒め定食にしよう」と言って柄本が「野菜定食で」と頼むが、結局志村はコロッケ定食を注文する。2、注文する際にお互い牽制して「先に注文していいですよ」と譲るが、結局志村が躊躇なく先に注文する(逆に柄本が先に注文するパターンもある)。3、料理の待ち時間で柄本が志村の言動を真似したりする。時々柄本が志村のフェイントに引っ掛かり、真似できないハプニングもある。4、柄本が自分の注文した料理に文句をつけ、志村の頼んだ料理から志村が目を離している隙に盗み食いをし、志村に指摘されると「みそ汁炒め定食」や「刺身そば」など盗んだものに応じてかなり無理のあるデタラメな定食の名前を言う。ところが志村はその料理の存在をあっさり信じ、食事を続ける。このやり取りが何度か続く。5、結局志村が「ジャンボエビフライ」や「ジャンボ餃子」など特大の料理を注文してそれも柄本が食べて大オチ。このコントは「だいじょうぶだぁ」から放送されている名物コントで、リメイク版が志村けんのバカ殿様や志村けんのだいじょうぶだぁIIなどでも放送された。志村・田代が正しい例とギャグの例をするコント。刑務所からの出所風景や、結婚式でのケーキ入刀場面、刑事モノや忍者モノなど、田代は正しい例で1度で終わるが、志村はギャグ的演出が繰り広げられ、1度だけでなく3・4パターン展開される。「田代の正しい例と志村のギャグの例で終わるコント」の部類の一つで同名刑事ドラマのパロディ。志村と田代扮する刑事があらゆるシチュエーションを演じる。本家のユージになりきっている田代刑事とは対照的に、志村刑事は田舎訛りの堅物である。「もっともっとあぶない刑事」の回は、DVD収録では「危険な刑事」のタイトルに差し替えられた。志村演ずる"ひとみばあさん"。度の強い眼鏡が特徴。ゴルフのキャディや温泉宿のマッサージ師などで登場するひとみ婆さんのずれた言動や行動に、客の田代(肥後)がさんざん振り回される。又いつも「ファンファンファンファン」と荒い息をしている。田代→肥後に息を注意されたときに息を止めることがあり、苦しくなって大声を出して「息はしていいですか?」と聞いて、「息はいいよ、死んじゃうでしょ!」と突っ込まれる。孫がいるらしく、田代(肥後)との会話にもよく登場している(孫から「おばあちゃん、なんでファンファン言ってるの?」と質問され、ひとみ婆さんが「特に意味はねえだよ」と答えて孫と大笑いしたという話をする)。他に1993年からひとみ婆さんを応援するソング(永井真理子の「瞳・元気」)が登場した。2010年代には不定期ではあるが、北島三郎の「詠人」の冒頭部分が登場曲として使用されることがある。いろんな店もやっているが中の人は誰もいない。2016年9月15日、湖池屋が発売するムーチョシリーズのキャラクターに就任することが発表された。逐一「箸の持つ方」と確認しないと左右もわからない男(志村)が、様々な職業に就き先輩(田代→肥後・石野→井上→優香→丸高)から指導を受けるが、やる事すべてが珍妙な失敗に終わり最後はクビになる展開のコント。緊張すると「デシッ」と言ってしまう癖がある。最初の頃では「デシッ」という台詞無しでこのキャラを演じることもあった。また、田代→肥後がデシ男のように失敗ばかりする役に扮したコントもあった(外見は「じいさんばあさんコーナー」の爺さんに似ている)。このデシ男コントは、後継番組の『志村けんはいかがでしょう』でも引き続き放送された。中でもビアガーデンでビールを溢すコントは数回リメイクされている。桑野→上島と松本→和歌子→みひろ→多岐川も注文する。気弱で度々ピンチに陥るが「イエイエ」と言っているうちにピンチを脱したり幸運が転がり込んでくるおじさんのコント。シチュエーションが限られていたため実際の放送回数は僅か2回に終わったが、志村は「捨てがたい雰囲気がある」と語ったことがある。「座頭市」のパロディ。志村が座高がとても高く非常に足が短い座頭に扮し、悪者に襲われている娘を助けるが、その座高と足の短さゆえに、悪者を倒したのは良かったがどうも今ひとつ決まらず、ずっこけてしまう。志村が店長の屋台(主におでん)が舞台。客の柄本が突然笑い出し、志村が「どうしました?」と聞くと柄本が「実は今日お金持ってきてないの」と返し、志村が屋台を倒し屋台の屋根が柄本の頭を突き破る。母(石野)と娘(松本)のいさかいにキレまくる親父(志村)が、見境なく家の中を暴れまわって壁や障子を破りながら二人を殴りまくって血みどろにし、二人が耐えかねて家を飛び出した後に少しへこんでオチがつく。志村が全編クライマックスの如きハイテンションで一気に演じきるストレートな展開が特徴で、全般的に緩急やギミックの妙が駆使されている志村のコントの中では珍しい部類のものである。1989年6月頃に登場。シリアス調や日常生活などのコントの途中で突然BGMが変化し都はるみの「好きになった人」が流れてくると、だいじょうぶだぁファミリー全員が画面内に登場し、曲にあわせて盆踊りを踊るコント。踊りは「変なおじさん」のダンスにも似ているが、この踊りは志村がクラブのホステスらとカラオケに行った際、そこでホステスたちのその踊りを見た志村がコントに取り入れた。最後は画面全体にモザイクがかかりコントが終わる。中にはスタッフ(カメラマンとコントロール室のスタッフは除いて)も一緒に踊るパターンもある。また1時間コントの回のエンディングはこれで締められる。また、回によっては曲が流れる前に「誠にお名残惜しくはございますが、最後はこの曲でお別れ下さい。」のアナウンスもあった。このコントの主な採用例としては、下校告知のほかにも、当時中島みゆき「あした」がCMソングに使用されていたKDD(現・KDDI)のCMパロディ(本家のCMにはない空港での搭乗案内のアナウンスに続いて「誠に~」のセリフが加わる)や、1989年11月6日放送分で使用されたフジテレビのクロージング映像を映し出し、放送終了を告げるアナウンスに続いて「誠に~」のセリフが加わったり、陸上競技コントの際にも「誠に~」のセリフこそなかったものの、「位置について、よーい…」の合図に続いて、一息置いてから何曲か別の曲が流される光景が繰り返された末、最終的にこの曲で締められるなど多数あった。これ以外でも機械の動作音などがこの曲のイントロに変調するコントも存在した。以下にその採用例を挙げる。2時間スペシャル放送日の1989年10月9日のエンディングではスタジオでのメンバー全員が整列して挨拶を行った後、そのままこのコントに変化した。博士(志村)が助手(田代)に新しい発明品ができたことを告げ実験を始めるが、マシーンに入れたものが予定とは別の物に変わるというオチ。最後は助手役の田代か松本らがマシーンに入れられて(志村自らも入る場合もある)大オチへと繋がる。人体実験(石野と合体する)で志村が自ら入った時は変なおじさんに変身した。この時石野が着ている服の後ろに張り付く形で登場。元々は『新春かくし芸大会』(フジテレビ系)におけるハナ肇の「銅像」のオマージュ。ハナよろしく桑野信義がケンタッキーのマスコット人形、カーネルおじさんに扮し、店頭に立っているが、志村や田代がイタズラして壊そうとしたり、八つ当たりで殴る。オチに水をかけられ激怒し(回によっては墨汁や泥水もある)、「このヤロー!」、「痛ぇじゃねかー!」、「お前ら!今度は許せねぇからな!待てこのー!」と追いかける(動作をとる)。また、上記のデシ男(店員役)がカーネル人形の掃除をするという設定でイタズラをする回もあった。『必殺シリーズ』のパロディ。レギュラー陣やゲストが中村主水、念仏の鉄、飾り職人の秀、三味線屋の勇次らに扮して代官屋敷の悪党を片っ端から仕置していく。秀が屋根を上ったら重みで埋まってしまったり、鉄が障子越しに骨外しを決めた相手がテレビだったり、勇次が三味線糸で吊った相手に逆に引っ張られたりした。また最後の代官は志村扮する仕事人に倒されるも生きているというオチを繰り返した後、志村のオナラでトドメをさされるというのが定番であった。後にバカ殿でもたびたびこのコントが作られた。桑野信義が地蔵に扮し、上記のケンタッキーと同様、志村や田代等が水や墨汁などをかけてイタズラをするコント。志村は松本に水かけ地蔵、石野に墨かけ地蔵等と教えられ、最後に田代に糞かけ地蔵と教えられたときに桑野が激怒する。このコントは『志村けんはいかがでしょう』でも引き続き放送された。『ママとあそぼう!ピンポンパン』のパロディ。こども番組の体操コーナー風のセットと衣装でお兄さん(志村)とお姉さん(石野)が登場し、こども役は残りのレギュラー出演者が扮する。だいじょうぶだぁファミリーが男女ペアとなり、という体操をする。この体操は元々「じいさんばあさん」のコントで使われたギャグから派生したものである。回によってバカ殿様御一行、不良学生、老人などに扮したバージョンがある。ちなみに「パイのパイのパイ」というフレーズは同名のコミックソングからの引用であるが、同曲のカバーではない。なお、コーナー開始のBGMにはネタ元のピンポンパンの挿入歌「げんこつくん」(小林亜星作曲)の一部分が使われていた。柄本明をゲストに迎えたコント。売れないベテラン芸者の志村と柄本が愚痴(内容は時事ネタと決まっている)をこぼし合うが、そのうち貸した煙草銭を返せだの、立て替えた銭湯の湯上りの牛乳代返せだのと、せこい金銭(金額はたいてい10円単位~100円程度と決まっている)の争いになる。最後は女将に呼ばれた二人が座敷の仕事でなく広間の掃除やトイレ掃除といった雑用を言いつけられずっこける、あるいは嫌々その雑用をやる、で終わるのがパターン。時折、志村以上の狂気を見せる柄本との掛け合いは絶妙で、ゲストが出演したコントの中では下記の「トンネル」と並んで定番ネタとなっていた。スペシャル化後も定番化している。最近の文化に精通する若手芸者に説教をするが、結局老芸者二人が居残り、愚痴を言い合うというパターンになっている。『ドリフ大爆笑』のコント「名作トンネル」をだいじょうぶだぁ用にアレンジしたもの。電車内を舞台に、柄本明が演じるサラリーマンと志村が演じる車内販売のお婆さんが中心となり、序盤は「ひとみばあさん」のコントのような志村のボケと柄本のツッコミで進行していく。その後、柄本が買ったお酒がトンネルに突入するたびに量が減っていき、志村はしらを切るものの明らかに酔っており、最後はトンネルでないところで志村がお酒を盗み飲んでばれる、というオチがつく。松本典子が危険な目に会うと「ヤクルトマンだ!」とバットとヤクルトカラーのタイツでやってくるヒーロー。松本がプロ野球選手の笘篠賢治(当時ヤクルトの人気選手)との婚約を発表した事に起因し作られたコント。ヤクルトマンが去る時には桑野がトランペットで「東京音頭」(ヤクルト定番の応援曲)を奏でる。番組最初期のコント。志村と田代がDJに扮してミックスを演奏するコント。田代はまともに演奏するのだが、志村は演歌や民謡等のレコードを使って明らかにその場に不釣合いなミックス(レコードの早回し・遅回し)を演奏してしまう。なおその際に2人が歌の歌詞に合わせて振付をし、最後に片言で「だっふんだ」「サンキュー」等と言いコントを終えるのがオチ。パンプキンが振りまねで、しのざき美知が歌まねで登場するパターンもあった。バンドメンバーに扮した虎やライオン等のマペットキャラが、ロックのリズムに合わせ番組内のギャグ(主にだっふんだやじいさんばあさんコント内のギャグ)メドレーを演奏する。このコントでは志村や田代は声だけの出演である。また、このコントが放送された回の番組ED曲には、このコーナーのギャグメドレーの曲が使用された。相手の組に殴り込みに行くヤクザ(志村)と、それを何とか止めようとする舎弟(田代)のコント。志村の行く先がラブホテルや公衆便所だったり、落とし穴に落ちてしまうオチ。志村とその回の女性ゲストが酒場で別れ話などをするトレンディードラマ風コント。恋人同士と見せて、実は志村が人違いに気づかず別れ話を続けるというパターン。ある団地が舞台となっており、志村と石野が様々なシチュエーションに応じ連続したコントを演じていく。最初は志村と石野の新婚生活コントで始まり、途中に志村のボケ老人コントやお花坊の父娘コントを挟みつつ、最後に「ご・ご・五時!?」の夫婦で終わる。桑野がプロレスラーのラッシャー木村に扮し、喧嘩のシーンになると突如現れ(ちなみに登場時に流れるBGMは黛敏郎作曲「スポーツ行進曲」、通称「日本テレビスポーツのテーマ」である)、仲裁役として宥めるような言葉を残し、最後には「兄貴が待ってるから」と言い残し去ろうとするが、大抵障害物に衝突してしまう。ちなみに“兄貴”とはジャイアント馬場のことらしい。志村が自動販売機でジュースを買おうとすると、「当たれば1本プレゼント」というルーレットで見事に当たる。しかし、その「1本」はジュースではなく、剣道の1本であり、自動販売機から竹刀を持った田代が現れ、「一本!」と言って志村を竹刀で叩く、というオチ。オチの後、叩かれた志村が田代に「田代覚えてろよ」とひとこと言い、田代が「ごめ~ん!」と志村の後を追うというアドリブ的なオチも披露された。萩尾みどりと田代が演じる貧乏な親子が毎回様々な出来事に遭遇し、一度はハッピーエンドかと思われるのだが、最後に大どんでん返しが待っている。志村・石野のカップルが満員で賑わっているバーやビアガーデン、ディスコ等で一杯飲みながら会話するのだが、志村の「今日泊まってもいい?」の一言を発するたびに無言で反応する周囲の客(田代・松本・桑野など)や店員からの冷たい視線に恥ずかしさのあまり困惑する。小学生の女の子・おハナ坊(石野)の行動に、父ちゃん(志村)が振り回されるコント。お花坊の家は母親が買い物に出て行ったきり帰ってこないという設定。基本的には屋内(家の中)を模したセットでコントが演じられるが、屋外を模したセットで行われる事もあった。このコントは父子家庭と知的障害児を馬鹿にしていると人権団体から抗議を受けたため途中から一切放映されなくなったが、『志村けんはいかがでしょう』で復活している。2014年の舞台『志村魂』では、志村・いしのコンビで20年振りに復活した。「いいよなおじさん」(志村)が「○○はいいよな〜」と注目したものについて周りの人間に講釈をしたり、「いいよな〜」と言いつつ人のものを横取りしてしまうコント。たいていは周囲で話を聞いている人間には気持ち悪がられてしまいに逃げられてしまう。派生キャラとして研ナオコによる「いいよな〜おばさん」が存在する。「いいよなおじさん」が女性(主に松本や石野)に言い寄るのに対し「いいよなおばさん」は男性(田代や桑野)に言い寄る。また、結局は言い寄った人たちに嫌われて取り残された「いいよなおじさん」と「いいよなおばさん」が一緒になり、「○○はいいよな〜」と同時にぼやいたこともある。このコントは大別して2種類あり、松本が田代の行動をHな方向に勘違いしてしまうパターンと、志村と石野扮する夫婦が、娘の部屋から洩れ聞こえてくる娘(松本)と男子同級生(田代)の会話をHな方向に勘違いしてしまうパターン。夫婦がその会話を勘違いし、慌てて娘の部屋に入ってみると部屋の蛍光灯を交換している最中だった、というようなオチである。番組絶頂期を支えた人気コントの1つ。中には矢崎滋が入り込むパターンがあった。一度だけ、まさしと研ナオコバージョンが作られたことがあった。志村扮する父親と、石野扮する母親と松本や渡辺扮する娘と、家族全員で食事しているシーンから始まるコントで、途中で電話が鳴り、母や娘が電話の応対をし、相手が「今、どんなパンツ穿いてんの?」と聞かれ、母や娘は怖がって震えてしまう。母が父にガツンと言ってと言い、父が電話の応対をし、また同じ事を言われると、父が「ビシッ!」や「ガツン!」と本当に言って電話を切り、母にツッコまれる。また電話が鳴り、父が出て、さっきと同じ事を言われると、父が「ちょっと待ってろ」と言い、母のスカートを捲り上げて「赤い毛糸のパンツだ!!」といい、電話を切った後、母に壁を叩きつけられて終了。まさしと典子のコントでも行われた事がある。最近では「志村運送物語」でも一度行われており、上島が応対をし、夏川のスカートを捲り上げて、「黒のTバックだバカヤロー!!」と言って電話を切り、志村にハリセンで叩かれたのだが、その志村自身も優香にハリセンで叩かれた。理由としては、志村も夏川のスカートの中を覗いていた。コントでオチやネタがなかったり、コントで可笑しくてもう駄目な時、だいじょうぶだぁファミリーやゲストやエキストラやスタッフが全員「冗談じゃねーよ!」と散見で言うツッコミ。同意に『ジョーダンじゃない!?』が放送されていた。オープニングとCM前に、志村・田代やだいじょうぶだぁファミリーが顔半分を鏡面に映して珍妙な顔を作り、福笑いのような顔になって「だいじょうぶだぁ〜」と言う(いわゆるアイキャッチ)。同日出演のゲストも同様の収録をして「だいじょうぶだぁ〜」と言うことがあった。とあるアパートの一室で、一緒に暮らすカップル(志村と石野)がかぐや姫の楽曲である『赤ちょうちん』のBGMに合わせて演技をする。途中歌詞の一部が『雨がつづくと仕事もせずに キャベツばかりをかじってた』となり、これが延々と繰り返されて二人は何度も生のキャベツを食べさせられる(回によっては大量のキャベツを食べさせられた事もあった)。これは後に『志村けんはいかがでしょう』でも放送された。『天才!志村どうぶつ園』でも、パンくんとこのコントをやった事がある。店主(志村)が出てくると同時に専用のBGMが流れる。注文を聞くまではいいのだが、客(桑野他)がタバコを吸ったり騒いだり屁をしたりすると、専用BGMが流れ店主が再び現れて持っている棒(場合によっては包丁になることもある)をテーブルに叩きつけて、「そばににおいがうつっちまうんだよ!」「うまいそばが食いたかったら静かにしてもらえねえか?」と言い、客を黙らせる。その後再びBGMが流れて、たぬきそばがくるのだが、そのたぬきそばはカップの方のたぬきそばで、客に「仕事しろ!」とツッコまれる。また、他にも居酒屋や喫茶店版も存在する。最近ではタカアンドトシがゲストの時によく行われる。店主(志村)が江戸っ子のノリで客に接する。江戸っ子で威勢がいいのはいいのだが、両手に唾を吐き、客に「汚ねえな!」とツッコまれるも、寿司を握る前に再び唾を吐き、客が「寿司はいらねえ、刺身くれ」といい、包丁片手に刺身を切ろうとする前に店主がお茶を口に含み、包丁に水を吹き、客が「汚ねえな、帰るぞ!」と言い帰った。店主が女房(渡辺)に「何で帰っちゃうんだろう?」と言うと、女房に「アンタが悪いんでしょ」とツッコまれる。小料理屋(桑野が板前)で飲んでいた課長(志村)・田代・渡辺らサラリーマンたち。課長が流しの思い出を話したことから、電話で流しを呼ぶことに。しかしやってきた流し(すわ親治)の歌はかなりブラック(放火や犬食など)ないしは下ネタ・ダジャレ混じりな替え歌ばかりで、ついには課長によるハリセンのツッコミが入る。回が重なるにつれ流しの登場が強引になって来る(呼んでもないのにやってくる、小料理屋に備え付けられたカラオケの歌に割って入る、小料理屋帰りにタクシーを呼んだら運転手が流し、ビヤガーデンに行ったらウェイターが流し)。タクシーの回ではまともに歌えという課長からの要請に応じまともに歌ったが(井上陽水の『傘がない』)、まとも過ぎて笑い所がないという理由でハリセンで叩かれた。コントではないシリアスなサイレントドラマ。スタッフと飲んでいた際に志村が「人を笑わせられるなら、人を泣かすぐらい簡単な話」と豪語したことが発端となった企画で、志村にとってはスタッフ・視聴者との「勝負」であった。志村は「コントの中に予告なく悲しいドラマを入れることで視聴者を驚かせたかった」と後に語っている。1本あたりの時間が他のコントに比べ長く、30分弱の作品もあったが、基本的にドラマ途中にCMは挿入されなかった。BGMには主に宗次郎の『悲しみの果て』が用いられた。番組後半のパートもしくはスペシャルで放送。番組内で異色の存在だったが、番組終了までに十数本放映された。以下に主な作品を挙げる(カッコ内は放映時間)。このドラマはDVD各巻に収録されている。なお、「シリアス無言劇」というコーナー名は俗称であり、実際には正式名称は無い。作品の展開としては、登場人物の一人が物語の中で死を迎えるパターンが多い。以下の作品はDVDに収録されたものである。ただし、シリアス無言劇と見せかけて、途中から「変なおじさん」や「好きになった人」になる引っかけ的なコントになることもある(総集編でも放映された)。後番組となる「志村けんはいかがでしょう」でもBGMコントでこの音楽を桑野信義が吹いてボケるというギャグが使われた。シリアス無言劇と見せかけた「変なおじさん」の引っ掛けコントになった作品の一つとして、次の作品がある。このコーナーは番組内でも異色な存在であったが、視聴者には概ね好評であった。なお、1992年10月に放送された太地喜和子追悼特集のエンディングも、「シリアス無言劇」風に製作された。志村演じる父親と優香演じる娘を中心としたコント。前述の「貧乏母子」の設定に、「おハナ坊」の「父子家庭」設定を合わせたものと思われる。主な内容としては以下の流れがある。クイズコーナー。オープニングは、マイケル・ジャクソンの「BAD」のイントロ部分の後に志村の「なんだろうな!」の掛け声に観客が「なんでもねぇよ!」と返してから、進行役の3人(志村けん・田代まさし・松本典子。松本卒業後は、渡辺美奈代が務めた)が登場し、最後は音楽に合わせて一礼。解答者は基本的に、石野陽子・渡辺美奈代(松本卒業前)・桑野信義にゲストを加えた4人。ただし、回によってはゲストや出題側に回った桑野(後述)の代わりに、松本や田代が解答側になる事もあった。田代まさしが解答者のときは田代のみわざと紹介し忘れたり、柴田恭兵のものまねをさせる(志村「柴田恭兵さんです」→田代「関係ないね!」)などしていた。クイズの内容は、ドッキリを仕掛けてそのリアクションを当てるクイズ、ある曲のイメージ映像を見て曲名を当てるクイズ、方言の意味を当てるクイズ(この際、〝まさし〟という響きに似た方言が出てきたことがあり、それが虻の意味と知って田代がショックを受け憤慨、以後しばらく〝アブ=田代〟という構図で弄られていた)、合唱団5人が別々の歌を歌い、何を歌っていたのかを当てるクイズがあった。なお、歌当てクイズのときは、桑野信義が合唱団5人のうちの一人として出ていた(ちなみに、たいてい桑野だけ他のメンバーと比べて突飛な歌を唄っている)。出題されたあと、ゲストは司会者に質問してヒントを探っていく(なお田代が回答者として参加している場合には「みんな甘いですね」と他の回答者を挑発しておきながらもっとしょうもない論理を展開する、桑野の場合は質問内容に若干からんでいるかのようなボケを連発して志村を怒らせる、などお決まりのパターンがあった)。一通り質問が終わったら、志村が「残り10秒です!」と質問を締め切って、ゲストに解答を書かせる。このラスト10秒の間、シンキングタイムのBGM(『TVプレイバック』のババ抜きショックでも使われていたジングルを10秒にしたもの)に合わせて、進行役(歌当てクイズでは、出題側の桑野や合唱団も一緒に)が両腕を前後に動かし、最後のチャイムの音に合わせて股間を突き出す変なダンスをしていた。クイズの正解者には、週替わりの賞品(主にココ山岡のダイヤモンド)が贈られた。中盤からは赤・青のボックスを用意、ダイヤモンドと毬栗というように賞品にランク付けがされている。正解者はボックスを指名して中の賞品を獲得。指名されなかった賞品は会場の客に抽選でプレゼントされた。正解者多数の場合はジャンケン。正解者なしの場合は司会者が箱を選んで会場プレゼントを決定した。観客から抽選で選ばれた人が挑戦者になり、巨大人間ルーレットを回す。タイトルコールは志村・田代・松本が「人間ルーレット!ジャカジャン!!」と言い、抽選では志村がボックスが無い所に手を突っ込むマネをして田代に突っ込まれ、番号を読み上げる際は「(当選番号は)三桁です(実際はそんなにいない)」「2万飛んで…」とボケをかまして、田代が「ない。ない。」と言って突っ込むという流れがあった(時には志村がボケをかまさず、そのままストレートで番号を読み上げるときもあった)。内側でルーレットマン、外側で賞品の書かれたリングが回転するような形になっており、田代が「人間、ルーレット!」の掛け声で外側のリングを回した後、挑戦者がスイッチ操作でルーレットマンを回転させる。暫くしてからスイッチ操作でルーレットマンをストップさせる(大抵逆さにされる)と、外側のリングの回転が遅くなり、完全に止まった時点でルーレットマンの頭が示した賞品を獲得する。ルーレット回転中のBGMは、「だいじょうぶだぁ」のボイスがラップ調で延々と流れるものであった。回転が遅くなるとともに、BGMの速度もゆっくりに(ボイスはだんだん低音に)なっていく。初期は、挑戦者が実際の舞台でレギュラーキャストが実演する間違いクイズを行ってその正解数(最高4問)によってルーレットの回数が来まる、しかし4つのうち1つは非常にわかりにくかったりマニアックなものであり、みつけられない場合が多い代わりに3箇所は判定を甘くしており、うろ覚えな回答でも正解にするケースがあり大抵3回できることが多い。その後クイズが撤廃、更に豪華商品の獲得が乱発した事もあって、無条件に3回→1回に縮小に至る。賞品は、けんちゃん賞(金色のプレートに志村の似顔絵で2箇所、賞品は国際ロータリー旅行主催の海外旅行、ハワイ、シンガポールなど)、マーシー賞(銀色のプレートに田代の似顔絵で2箇所、賞品は国内旅行、北海道、沖縄など。1989年1月9日から登場の予定だったが、昭和天皇の崩御による特別編成になったため中止となり、1週間後の1月16日放送となった)、ココ山岡のダイヤモンド、カメラ、高級ブランドグッズ、ウォークマン、ビデオカメラ、ステレオコンポ、腕時計、トイレットペーパー1年分(実際は可哀想なのでウォークマンをプレゼントしていた)など。また、末期に入ってからは外側のリングの賞品エリアにそれぞれ赤・青・緑のラインが引いてあり、観客にそれぞれの色を割り振り、止まった賞品のラインによって観客にも番組グッズが贈られた。最後に視聴者から届いたハガキから抽選で1枚を引き、出た目と同じ賞品を視聴者プレゼントしていた。その際志村が「フジテレビの志村さん」と宛名の方を読み、田代に突っ込まれる事もあった。けんちゃん賞、マーシー賞の場合、旅行はペア御招待となる。ルーレットマンの頭が賞品と賞品の境に止まったりした事も数回あったが判定は甘かった。稀にけんちゃん賞(海外旅行)、マーシー賞(国内旅行)が出そうな時点でルーレットマンの頭がその賞品と賞品の境に止まった事もあり、志村の裁量でけんちゃん賞かマーシー賞のマスの所へルーレットマンの頭を持って行って旅行を獲得させたことがあった。このコーナーは1991年秋の『FNS番組対抗!なるほど!ザ・秋の祭典スペシャル』でも行われ、予選各ブロック最終問題終了時に4番席に座ったチームが挑戦した。進行は志村・田代の2人で通常のルーレットマンではなくルーレットマン役として各番組の出演者が役を務めた。賞品は、新高輪プリンスホテルの宿泊券、松茸、柿の種、フジテレビのマーク「大目玉」をあしらったお菓子だった。ちなみに「なるほど!ザ・春秋の祭典」で一番優勝回数の多かったチームがこの番組である。この人間ルーレットのコーナーは、セガ・エンタープライゼスにより、アーケードゲームやおもちゃなどに商品化された。レギュラー放送末期の1992年頃からはこれらの公開収録コーナーを廃止、代わりに志村がゲスト出演者とのトークを行うコーナーを設けていた。単発ドラマ枠『月曜ドラマランド』の後を受け、1987年11月16日にスタート。開始当初は思うように視聴率が取れず、初回も一桁台からのスタートであった。しかし視聴率は徐々に上昇し、開始から半年経たないうちに毎週20%を超える人気番組へと成長した。1988年4月からフジテレビにて21時から放映だった、田原俊彦主演のドラマ『教師びんびん物語』が大ヒット作となり、主演の田原が「志村さんの番組のおかげで、視聴者がそのまま僕のドラマを続けて見てくれている」と志村の楽屋まで挨拶に訪れ、志村が快く迎え入れたという出来事もあった(田原は当番組へのゲスト出演もある)。1988年から1991年は視聴率上位番組の常連となっていたが、1992年から視聴率が苦戦する週が存在しはじめ、番組は若干のリニューアルを余儀なくされた。1992年は、3月にTBS『加トちゃんケンちゃんごきげんテレビ』が終了となるなど、志村にとっても過渡期を迎えていた。1991年秋以降、当時の鹿内宏明会長がゴールデンタイムの番組改編を示唆するなど、番組を取り巻く環境は変わりつつあった。1992年末をもって、開始時からのレギュラーだった石野陽子と松本典子が番組から卒業し、2人が演じた人気キャラクターのコントも終了。以後、新作のコントの代わりに過去の総集編を乱発する傾向が強まった。そして1993年9月27日に、番組は終了した。番組終了後は『志村けんはいかがでしょう』が新番組として開始された。レギュラー放送最終回ではこれまでのコント総集編を放送、出演者一同で「スペシャルでお会いしましょう」と言い残した。以降のフジテレビでの志村単独の冠番組に共通し、出演者の「卒業セレモニー」はあっても「番組自体の終了」を告げる挨拶は行われていない。6年間の平均視聴率は、15.9%。レギュラー放送終了後も、数ヶ月に一回の割合でスペシャル版が放送された。内容は「爆笑決定版」や「大同窓会」という名目で放送され、全てが旧作の総集編としての回や、オール新作コントの回など内容はその都度まちまちであった。1994年のスペシャルでは、ゲストにレスリー・ニールセンが出演、志村と映画「裸の銃を持つ男」風に麻薬組織壊滅の日米合同捜査の刑事コントを共演した。1995年4月には当時放送していた『志村けんはいかがでしょう』、『志村けんのバカ殿様』との合同総集編としてスペシャル放送したこともある。同年9月27日に「10周年スペシャル」を放送し、1996年には「こんなにみせていいの?スペシャル」と題した総集編が放送された。志村の冠番組がゴールデン枠から消滅したあと、レギュラーだった田代まさしが度重なる不祥事を起こして芸能界から追放される。ゴールデンで放送を継続していた『志村けんのバカ殿様』も含め、志村の冠番組に田代が出演できなくなり、『志村けんのだいじょうぶだぁ』のスペシャルの放送も途絶えていた。2005年から深夜枠で継続していた志村の冠番組において『志村けんのだいじょうぶだぁII』が放送を開始し、番組タイトル名は復活という形となった。しかし放送開始時点でレギュラーメンバーが大きく変更されていた事もあり、関連性はほとんど薄い番組であったが、かつてのだいじょうぶだぁのコントはいくつか再放送されるなど、当時を意識した内容にはなっていた。そしてこの番組をきっかけに、2007年実に約11年ぶりとなる完全新作で単発のスペシャルを放送している(後述)。2009年末にはDVDも発売された。歴代オープニングテーマ歴代エンディングテーマ系列は当番組終了時(1993年9月)のもの。CS放送では1998年にフジテレビ721で初回から最終回まで放送、「ファミリー劇場」(以下、ファミ劇)では1999年12月から2001年まで特番を除く通常回を週に2回放送し、こちらも初回から最終回まで放送。2003年5月と12月には特番を計4回分放送。また2006年10月から2010年9月中旬(後述)まで通常回を再放送した。ファミ劇での2006年からの放送は本放送当時のオリジナルを基本的に尊重し、田代まさしの出演分(放送開始の時点で田代は服役中であった)や放送当時に流れていた募集告知(一部の回ではボカシ処理されている場合がある)も含んで作品を放送している。この為、2009年途中までは本編開始前に「この番組は制作された当時のまま放送しております。テロップなどの表記は制作当時のものです」という一枚画テロップを付加して放送していた(後述)。2009年途中より個人情報保護の観点から、前述の通りオリジナルを尊重しつつ、以下のように本編の一部を加工して放送。一枚画テロップも変更された。また、2009年8月に発生した酒井法子の覚醒剤使用容疑により、同年10月以降一部放送回が欠番扱いとなったが、2010年9月からは放送可能となっていた。2010年9月の時点で日曜夜の初回レギュラー放送分は完結間近であり、同月には拡大版を日曜午後の枠に集めた集中放送や、放送1回目からの再放送がスタートしていた。しかし、同月16日に田代がコカイン使用容疑により再び逮捕された事で、翌々日以降田代が出演する全番組の放送が自粛され、同じイザワオフィスが権利を持ち、ファミ劇でも放送実績がある『ドリフ大爆笑』や『志村けんの失礼しまぁーす!』に順次差し替えられている。また、この一件により一時的にコンテンツ不足が発生したため、ファミ劇では『けんちゃんのオーマイゴッド』や『志村Xシリーズ』、『志村けんのバカ殿様』等の放送権を追加購入し、順次ラインナップに追加している。放送時間2000年の大晦日に放送されたフジテレビのこれまでのコントを扱った特別番組にて当番組も1コーナーとして放送され、こちらでは田代の登場シーンはカットされていた。『志村けんのだいじょうぶだぁII』では一部の傑作コントが放送されており、こちらでも上記同様田代の出演分はカットされていた。その後、様々な諸事情によって流せるコントが減少し、自然消滅する形となった。このことから田代の出演シーンは地上波でNGというフジテレビの判断基準を知らしめる事となった。2009年12月16日に初のDVD化となる「志村けんのだいじょうぶだぁ BOXI だっふんだ編」、2010年1月6日に「BOXII ウンジャラゲ編」が発売された(ともに発売元はポニーキャニオン)。発売前に田代が志村に謝罪を終えたこともあり、これらには田代の出演シーンもカットせず収録されている。ただしメインコーナーであった「クイズなんだろな」や「人間ルーレット」は未収録である。以下は、2007年から不定期放送されている単発スペシャルについて述べる。基本的には『志村けんのだいじょうぶだぁII』以降続く志村けんの深夜コント番組のスペシャル版とも言うべき内容で、コーナーや出演者が共通している場合が多い。志村が扮する「変なおじさん」「ひとみ婆さん」「デシ男」「いいよな〜おじさん」の他に「お花坊」「ベテラン芸者」などの人気コントがゲストを交えてのリメイクで復活し、さらに以下の新作コントも登場した。元々は、水曜深夜枠のレギュラー番組『変なおじさんTV』『志村流』『志村塾』『志村通』にて不定期に放送していたコントで、志村扮する社長と優香扮するキャバ嬢の2人が中心のコント。優香が社長の志村に甘い声でねだり、志村が大金を支払わされるオチに繋げているパターンで定着している。この中で、優香は志村のことを「けんちゅわん」と呼ぶ。レギュラー準レギュラー過去のレギュラー※◎印は志村ファミリー(現在)のメンバー、●印は『志村けんのだいじょうぶだぁII』以降、志村主演の深夜番組のレギュラー。2007年8月14日放送のゲスト2008年3月25日放送のゲスト2008年10月28日放送のゲスト2009年6月2日放送のゲスト2010年2月16日放送のゲスト2010年9月7日放送のゲスト2011年2月8日放送のゲスト2011年9月6日放送のゲスト2012年2月21日放送のゲスト2013年2月26日放送のゲスト2013年9月3日放送のゲスト2014年3月25日放送のゲスト2014年6月17日放送のゲスト2014年12月2日放送のゲスト2015年4月29日放送のゲスト2015年7月21日放送のゲスト2015年11月25日放送のゲスト2016年3月15日放送のゲスト
出典:wikipedia
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