『仮面ライダー THE NEXT』(かめんライダー ザ ネクスト)は、仮面ライダーシリーズの劇場用特撮ヒーロー映画。2007年10月27日公開。2005年11月に公開された映画『仮面ライダー THE FIRST』の続編。キャッチコピーは、「すべてを超える。」「アクションに酔え。怪奇に震えろ。これがNEXTエンタテインメントだ。」。主役は前作と同様、本郷猛/仮面ライダー1号で、一文字隼人/仮面ライダー2号も前作から継続して登場。また、本作には風見志郎/仮面ライダーV3が敵として登場する。本作におけるV3は、テレビシリーズの「ライダー1号・2号に改造された」という設定と異なり、「ショッカーによって改造された改造人間(V3=Version 3)」という設定である。V3=風見志郎役には、『仮面ライダーカブト』で仮面ライダードレイク=風間大介の役を演じた加藤和樹が起用された。その他、ライダー作品に出演経験がある石田未来、森絵梨佳らも共演している。ショッカー首領の声は第1作『仮面ライダー』と同じ納谷悟朗が担当した。スタッフでは、監督が前作の長石多可男から、平成仮面ライダーシリーズの多くの劇場版を作ってきた田﨑竜太に交代した。脚本の井上敏樹、音楽の安川午朗など、その他のメインスタッフはほぼ前作から続投している。恋愛映画の要素が多く盛り込まれていた前作に対し、本作では漫画版『仮面ライダー』や昭和テレビシリーズの序盤で見られた「怪奇性」が強調され、ジャパニーズホラーの演出技法やバイオレンス描写を多く取り入れた「ホラーアクション」としての色彩を濃くしており、恐怖感を煽る場面も多い。このため、仮面ライダー映画としては初のPG12指定作品となった。セル用DVDは、劇場公開時そのままの「RELEASE Ver.」と、公開時にカットされたシーンを追加した「EXTENSION Ver.」を選択して再生するマルチエンディング仕様になっている。本郷猛と一文字隼人がショッカーを裏切り、組織と激闘を繰り広げてから2年が過ぎた。本郷は高校の生物教師となったが、生徒からの信頼は得られず、うだつの上がらない日々を送っていた。そんな中、世間では顔面を無残に切り刻まれた惨殺死体が次々と発見され、同時に奇妙な噂が広まっていた。事件現場には、国民的アイドル・Chiharuの曲が必ず流れているという。ある日、本郷は教え子で問題児である菊間琴美の家庭を訪問した後、琴美が親友であるちはるの自宅マンションに向かうのを追う。しかし、そこで待っていたのは衝撃的な事実と、ショッカーの襲撃であった。ショッカーの改造人間チェーンソーリザードと、6人の量産型ホッパー・ショッカーライダーの襲撃を受け、必死に逃げる中、琴美はダメ教師でしかないはずの本郷がホッパー=仮面ライダー1号として戦っている姿を目撃する。本郷の力を知った琴美は、自分がChiharu=風見ちはると親友であること、ちはるの身に何らかの異常が起きているらしいことを打ち明け、本郷に真相解明の手助けを依頼する。彼らは事態の把握のため、ちはるの兄、風見志郎の元を訪れる。しかし、風見は再度襲撃してきたチェーンソーリザードやショッカーライダーたちとともに、本郷に襲いかかる。彼は、ナノロボットによる改造手術を受けたショッカーの新たなる尖兵、ホッパー・Version 3だった。本郷と一文字を除き、前作の主要人物(緑川あすか、立花藤兵衛、ショッカー三幹部など)は登場しておらず、その関連についても触れられていない。世界を裏から操る謎の秘密結社。本作では新たにナノロボットによる改造技術が導入されており、これは対象となった人間を一瞬で(本人も気づかないうちに)改造することが可能である。それによって誕生した改造人間は、リジェクションが起きない・小さな傷なら短時間で治癒する・ショッカーへの忠誠心がより強くなるなど、あらゆる面で以前よりも発達した技術である。その反面、ナノロボットには致死率の高い細菌兵器としての側面も持っており、成功率は極めて低く、多くの人間はナノロボットに適合できず死んでしまう。改造の際は対象者が適合できるか否かを問わず無差別にナノロボットを大気中に散布するため、改造が終わった後はナノロボットに適合できたわずかな者だけが生き残り、その周囲には不適合者の死体の山が築かれることになる。基地内で首領の命令を受ける際、怪人たちは全裸に仮面だけを手にした姿で待機していた。2008年4月21日発売。通常版、コレクターズエディション共に本編は劇場公開版「RELEASE Ver.」と未公開シーンを追加し、再編集した「EXTENSION Ver.」を収録。
出典:wikipedia
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