トレイ・ムーア（Warren Neal "Trey" Moore III, 1972年10月2日 - ）は、アメリカ合衆国テキサス州出身の元プロ野球選手（投手）。テキサスA&M大学時代は投手だけでなく一塁手としても出場することがあった。1994年のMLBドラフト2巡目でシアトル・マリナーズに指名されて契約。、モントリオール・エクスポズでメジャー初昇格。、アトランタ・ブレーブスに移籍。翌年から阪神タイガースに入団することが決まった。打撃に力を入れていた投手であり、大学時代には一塁手として先発出場もしていた。エクスポズに在籍していた1998年には代打として起用されたこともある（結果は三振）。来日1年目の2002年は先発ローテーション投手として10勝11敗、防御率3.33の成績を挙げた。5月17日の読売ジャイアンツ戦（甲子園球場）では、木佐貫洋から決勝適時打を三遊間に放ち、投打で活躍した。また、オールスターゲームのファン投票では一塁手代表として多くの票が集まり、一塁手部門3位に入った。この年は前年より調子を落とし、規定投球回を逃したものの、2年連続となる10勝を挙げ、チームのリーグ優勝に貢献した。日本シリーズでは第3戦と7戦に先発した。第3戦は和田毅からチーム初安打を放った。本業のピッチングでは勝ち投手にならなかったものの7回1失点と好投した。しかし、第7戦は3回5失点と打ち込まれ、敗戦投手となってしまい日本一を逃した。同年オフに阪神を退団。、2年連続二桁勝利の実績を買われ、投手陣が弱点だったオリックス・ブルーウェーブに移籍。阪神での優勝経験があることから救世主になり得る存在になるかと思われたが、6勝しか挙げられず防御率も6点台と不振で、チーム防御率5.65に足並みを揃える成績しか残せず、この年もチームは最下位に終わってしまった。同年オフに大阪近鉄バファローズと合併することに伴い解雇された。現役引退後は地元テキサスで野球教室のコーチとしてピッチングとバッティングを教えている。

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