アル・ケーライン（, 1934年12月19日 - ）は、アメリカ合衆国メリーランド州ボルチモア出身の元プロ野球選手(右翼手)。右投げ右打ち。現役22年間をタイガース一筋で過ごし、"Mr. Tiger"（ミスター・タイガー）と呼ばれた名選手。にデトロイト・タイガースに入団。ケーラインは高校を出たあとマイナーリーグを経由せずに直接タイガースに合流、同年30試合に出場する。に152試合に出場、まだ20歳だった彼はこの年打率.340で、メジャー史上最年少の首位打者となり、また安打数200もリーグ最多であった。メジャー史上最年少首位打者は、チームの大先輩タイ・カッブとわずか1日差であった。に18補殺を記録。には23補殺とリーグ最多を記録した。以降は新たに創設されたゴールドグラブ賞を計10度受賞した。1イニングに2人の走者を本塁で刺したこともあった。には日米野球に参加し来日している（タイガース単独チームとして来日）。にワールドシリーズに1度だけ出場した。この時は29打数11安打で2本のホームランを含む8打点をあげ、チームをワールドシリーズ制覇に導いた。は指名打者としてすごし、同年通算3000本安打を達成して引退。に記者投票にてアメリカ野球殿堂入りを果たした。タイガースは彼の背番号『6』を永久欠番としている。引退後はまでジョージ・ケルらと共にタイガース戦の中継放送に関わり、その後タイガースの球団特別顧問を続けている。

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