京福リムジンバス株式会社（けいふくリムジンバス）は、石川県（加賀地方）を拠点に路線バス・貸切バスを運行しているバス事業者。京福電気鉄道の完全子会社で京福グループに属している。京福電気鉄道の子会社である京福バスの石川県における貸切バス事業拡大のために設立された。また、京福バスより小松空港連絡バスの運行を移行した。近年では、福井駅と永平寺門前を結ぶ特急バスの運行や石川県金沢市にある商業施設KOHRINBO109と金沢駅を結ぶ無料送迎バス「マルキューシャトル」の運行も行っている。2001年の旧・京福電気鉄道越前本線における電車正面衝突事故に伴う運行停止後に開設された「永平寺特急」をルーツとする。当時は京福バスターミナルを発着する路線であり、平日は1日4往復・土休日は1日6往復が所要35分で運行されていた。運賃は運行停止前の福井駅〜永平寺駅間の金額である720円（大人片道）に設定され、えちぜん鉄道と路線バスを永平寺口駅で乗り継ぐ場合の850円（鉄道440円・バス410円）より安価である。2009年5月22日に福井駅東口のバスターミナルが供用開始されたのに伴い、発着地が移転された。同時に平日は1日6往復、休日は下り（福井駅発）が7便・上り（永平寺門前発）が8便に増発され、運行間隔もほぼ1時間間隔に揃えられた。所要時間も下りが30分、上りは28分と若干短縮されている。開設当初より、中部縦貫自動車道を1区間（松岡IC - 永平寺参道IC）のみ利用している。一部便には、京福バスが運行する「SYOINGバス」シリーズの1つとして、若草色の車体に「道」の文字が書かれた専用ラッピングバスが使われている。2012年10月1日運行開始。22時過ぎに福井駅東口へ到着した小松空港連絡バス最終便車両を平日のみ丸岡車庫へ回送せず、福井駅（西口）23時発の坂井市丸岡町方面一般路線バスの最終便に充当している。福井市中央卸売市場周辺までは京福バス38系統（大和田エコライン線）、その先は同36系統（丸岡線:開発口経由）に沿う経路（全区間一般道）となっており、当該区間に相当する京福バスの定期券、回数券等も含め割増運賃等なく利用できる。

出典:wikipedia