教室(きょうしつ)は、教育を行う部屋である。多くは学校の中の授業用の部屋である。教場(きょうじょう)ともいう。初等教育(小学校など)や中等教育(中学校、高等学校など)では、主に、普通教室(ふつうきょうしつ)と特別教室(とくべつきょうしつ)に分類されている。普通教室は通常の授業を受けるための教室である。小学校・中学校・学年制の高等学校では「○年○組」の教室という風に各学級ごとに教室が割り当てられ、児童・生徒は一日の大半を教室で過ごし、特に、音楽や美術の実技を行ったり、理科で実験を行ったりする場合など、主に実技を伴う特定教科において教室を移動する。これを特別教室型と呼び、日本の学校では大半がこの形を取っている。一部の学校ではすべての教科で専用の教室を設け、児童、生徒が授業毎に教室を移動する形を取っている。これを教科教室型と呼ぶ。教科別、用途別などに用意される。次のような教室がある。これらの特別教室の多くには教員が授業準備をするための準備室が併設されている。大学などの高等教育では、主に、講義室(こうぎしつ)、演習室(えんしゅうしつ)、実験室(じっけんしつ)・実習室(じっしゅうしつ)などに分類されている。 2005年まで、教室には天井高の下限の規制があった。明治時代は石炭ストーブなどで暖房をしていて、高い天井で空気を回して一酸化炭素中毒を防ぐこと、1950年の建築基準法制定時は当時の過密な教室の空気をきれいに保つことが理由だった。埼玉県草加市は、昭和30年代後半から40年代初頭の人口増加で急造した公立学校が、耐震性が足りないということで建て替えを迫られたが、建て替えには莫大な費用がかかるためにコスト削減策として教室の天井高を3mから2.7mに下げる案を編み出した。そこで、同市は、2004年6月、天井高を下げる構造改革特区を国に申請したが、「子どもの心身に与える影響の調査結果が出ていない」と最初は却下された。検証を繰り返した末、2005年9月、同市の特区提案は認められ、同年11月には建築基準法施行令改正で天井高規制が廃止された。一部の例外を除き、東側・南側の日光の入る窓は、原則として教室の前方(教壇のある側)に向かって左側になるように、教室の前後(教壇や黒板の配置)が決定される。例えば建物が南に面している場合、教室の向き(教壇のある側)は西向きで設計される。これは、右側に窓を配して右側から日光が差し込むと、大半を占める右利きの利用者が机上で書き物をする際に自分の右手の影で帳面が暗くなってしまうためである。部屋そのものでなく、そこで学ぶ人の集まりを教室と呼ぶことがある。
出典:wikipedia
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