サビオ (SABIO) は、ニチバンおよびライオンが製造・販売していたガーゼ付き絆創膏(ばんそうこう)の商品名である。北海道など、日本国内の一部の地域では絆創膏を指すものとして「サビオ」の語が使われることがある。サビオは元々、スウェーデンのセデロース社()の絆創膏ブランドである。セデロース社の絆創膏としては他にSalvequickというブランドがあり、世界的にはこちらの方がはるかに知名度が高い。日本では、1948年にQQ救急絆創膏というブランドの絆創膏を発売していたニチバンが1963年に提携して「サビオ」を発売。後に「サビオA」という商品名となった。商品名が変更になった年は不明。その後、ニチバンは「オーキューバン」という独自ブランド商品を発売し、サビオはライオン歯磨に譲渡され、当初は「サビオA」の名で発売。後に「サビオ」の商品名に戻った。サビオは一時期は日本国内で大きなシェアを占めたが、バンドエイドをはじめとする他の絆創膏ブランドの攻勢により販売量が減り、2002年に製造中止となった。ニチバンが発売していた当初のサビオのパッケージは、絆創膏そのものをあしらったデザインだった。商品名が「サビオA」に変わった後の1973年に「鼻に絆創膏を貼っている笑顔の白人の少年」のパッケージに変更された。ライオンに譲渡されてからもそのパッケージコンセプトは継承されたが、鼻に絆創膏を貼っている笑顔の白人の少年は一新された。ニチバンより発売されていたころのコマーシャルには、ハワイロケによる笑顔で絆創膏を貼った民衆(主に子どもたち)がサビオをアピールするコマーシャルなどがある。1970年代初期の東海テレビ製作・フジテレビ系の月~金曜昼13:30の帯ドラマのスポンサーとしてコマーシャルが流れていた。ライオンに発売元が移った直後の1975年には、夕暮れの中、北島三郎の『兄弟仁義』を思わせるテーマソングに乗せて鼻に絆創膏を貼った男の子が女の子を背負って道を行くというコマーシャルが放送された。ライオンがスポンサーとして加わっていた「8時だョ!全員集合」や「大空魔竜ガイキング」などでコマーシャルが頻繁に流れた。日本国内でのサビオの商標は、1968年にが取得した。その後、スイスのロウカムマネジメントSAに権利が移り、2006年に取り消し申請されている。この取り消しと同時期にライオンが商標登録を出願し、翌2007年に登録されている(第5100874号)。
出典:wikipedia
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