ジャイアント・ステップス(Giant Steps)は、ジャズ・サックス奏者ジョン・コルトレーンが1960年にアトランティック・レコードから発表したアルバム。CD化に伴い、ボーナス・トラックが6テイク追加された。『ローリング・ストーン誌が選ぶオールタイム・ベストアルバム500』に於いて、103位にランクイン。コルトレーンは、マイルス・デイヴィスの『カインド・オブ・ブルー』への参加と前後して、本作をレコーディングした。まずは1959年4月1日にセッションを行うが、この時のテイクはアルバム本編には収められず、CD化の際に8.、9.、10.の3テイクが発掘された。そして、同年5月のセッションで、収録曲の大半が完成。「ネイマ」のみ12月2日のレコーディング。「ジャイアント・ステップス」は、複雑に変化するコード進行(1コーラス16小節中に長3度という珍しい転調を10回行う)と、♩=240を超えるハイテンポでの音数の多いサックス・プレイが話題となり、コルトレーンが従来のハード・バップから逸脱していることを示した。「カズン・マリー」はコルトレーンの従姉妹に捧げた曲で、マイルス・デイヴィスのアルバム『クッキン』収録曲「ブルース・バイ・ファイヴ」を改作したもの。バラード「ネイマ」は当時の妻に捧げた曲で、後に多くのアーティストにカバーされた。「ミスターP.C.」は、マイルス・デイヴィス・バンドの盟友で、本作にも大きく貢献しているベーシスト、ポール・チェンバースに捧げた曲。全曲ジョン・コルトレーン作曲。8.-13.はCDのみ収録。大江千里が1994年に同名のアルバムを発表している。そのときに、「コルトレーンのレコードは自分の血となり肉となった作品だった。」と述べている。
出典:wikipedia
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