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総員玉砕せよ!

『総員玉砕せよ! 聖ジョージ岬・哀歌』(そういんぎょくさいせよ せんとジョージみさき あいか、米題:"Onward Towards Our Noble Deaths")は、水木しげるの自伝的戦記漫画。1970年に発表した『敗走記』がきっかけとなり、その3年後の1973年に書き下ろし作品として発表。また、2007年には『鬼太郎が見た玉砕 〜水木しげるの戦争〜』のタイトルでテレビドラマ化もされた。昭和20年(1945年)、南太平洋のニューブリテン島のバイエンを占領していた田所少佐率いるバイエン支隊の500名の兵は敵の包囲網の前に玉砕を覚悟する。ラバウル10万の将兵の捨て石として玉砕するまでを描いた、実話に基づく戦記物。長編版と読み切り版の2つが存在し、読み切り版は物語の結末のほかに題名も『セントジョージ岬 - 総員玉砕せよ - 』と異なっている。読み切り版が講談社『週刊現代』1973年8月1日増刊号『劇画ゲンダイ』に掲載された後、同年8月8日に長編版が講談社より書き下ろし単行本として発売された。現在は1995年に発売された講談社文庫版で読むことができる。水木によれば、自身が描いた中で一番好きな作品でもあるとのことである。漫画、テレビドラマ共に評価され、幾つかの賞を受賞している。(後述)昭和18年末、ニューブリテン島のココボで丸山二等兵は、今度行くところは「天国のような場所」と戦友の赤崎から聞く。彼らは出発前にピー屋に行くが、何十人も兵士が行列を作っているので目的を達せず「女郎の唄」を歌って帰って来た。そして彼らは若き田所少佐のもと、500名でバイエンに無血上陸する。丸山は古兵や上官にいびられ、また時には親切にされ、何とかバイエンでの時間を過ごして行く。だがそこは「天国のような場所」ではなく「天国に行く場所」であった。敵の攻撃で戦死する者のほかに、陣地構築中の事故で死ぬ者、伝染病で死ぬ者、ワニに食われて死ぬ者、手榴弾でとった魚を飲み込み窒息死する者・・・。やがて近辺のワランゴエ河口に連合軍が上陸、橋頭堡を築き攻撃を開始してきた。徐々に包囲してくる敵に対して、田所は中隊長の「高地にこもり持久戦をすべきだ」という意見を退け、玉砕覚悟の切り込み作戦を敢行する。その結果、田所は戦死、生き残った者は聖ジョージ岬に撤退するが、負傷した中隊長はその途中で自決する。そのころラバウル司令部ではバイエン支隊から玉砕の電信を受け、既に彼らは全員死んだものとされていた。ところが聖ジョージ岬警備隊から、バイエン支隊の生存者数十名が現在ここにいるとの知らせを受ける。この「敵前逃亡」は「ラバウル全軍の面汚し」とされ、事件処理のために木戸参謀が聖ジョージ岬に派遣されることになる。木戸の出発の前夜、バイエンの生き残りの軍医がラバウルを訪れて部下の命乞いをするが、談判決裂となり軍医は抗議の自決をした。軍医の遺骨とともに聖ジョージ岬に来た木戸はバイエン支隊将兵の尋問を行い、その結果、山岸と北崎の2人の小隊長は責任を取って自決、残りの81名は再突入を行うことになった。昭和20年6月、聖ジョージ岬に敵の有力部隊が上陸、バイエンの生き残り達は再び切り込みを敢行する。その突撃直前に木戸は「玉砕を見届け報告する冷たい義務がある」と退こうとするが流れ弾に当たり戦死。そして丸山達は「私はなんでこのような つらいつとめをせにゃならぬ」と「女郎の唄」を歌って切り込み、全員玉砕した。隣の陣地を守っていた連隊長は、後にこの玉砕を聞いて「なぜそこまでして、あそこを守らねばならなかったのか」と述べたという。この作品は太平洋戦争中のズンゲンの戦いに従軍した水木の自伝的漫画であるが、自身があとがきに「90パーセントは事実です」と書いているように、事実と相違する部分が数箇所ある。本作品を原作としたドラマ版。NHK総合テレビのNHKスペシャル枠にて2007年8月12日21:00-22:30に本放送。漫画家として成功した水木しげるが、戦時中を回想しつつ『総員玉砕せよ!』を描くという構成となっており、『鬼太郎が見た…』というタイトルのとおり、水木のマンガの中から抜け出してきたゲゲゲの鬼太郎、目玉親父、ねずみ男が物語の合間合間で狂言回しとして登場する。なお、声のみの出演ではあったがねずみ男の声を担当した大塚周夫にとって、本作が存命時最後のテレビドラマ出演であった(本作の放送後は、2015年1月15日に亡くなるまでアニメ、吹き替えのみを担当していた)。DVD基本的には長編版が短くまとめられた作品。だが最後に、木戸参謀が「軍医の遺骨とともにみなを埋めてやろう」と自ら完全武装の部隊を率いて、バイエンの生き残りを全員殺害することが暗示されて終わる。1957年(昭和32年)の日活の映画『最後の突撃』は、『総員玉砕せよ!』と同じ内容の映画である。成瀬大隊長も実名で登場している。この映画は松浦義教原作の戦記小説を映画化したもの(映画の原作者の松浦義教は実際に第三十八師団の参謀として派遣されており、実際の出来事を小説にしている。水木が所属した歩兵二二九連隊の上位部隊は南方派遣軍第三十八師団である)。

出典:wikipedia

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