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船首

船首(せんしゅ、Bow)は船の前の部分のこと。艏(舟偏に首)と書いて「おもて」ともいう。特に先端部は「舳先」(へさき、Stem)と呼ばれる。軍艦の場合は「艦首」(かんしゅ)とも。船が効率よく水を切って進むためには船首の適切な設計が必要になる。船首が水を切ると水面には波が立つため、船首の設計は主に波を立てることによっておきる抵抗、つまり、造波抵抗を最小にすることに主眼が置かれ、加えて漂流物等の衝突や波の衝撃に対しても十分な強度が要求される。多くの船では、船首楼と呼ばれる上甲板上の構築物を備えている。バルバス・バウ(Bulbous Bow、球状船首)は、船首の起こす波を低減し、造波抵抗が小さい。Ax-Bow(アックスバウ)、LEADGE-Bow(レッジバウ)、Whale Back Bowは、波から受ける抵抗が小さく、波浪中での船速低下が少ない。実海域でのシーマージンが小さい(シーマージン低減型船首)。船体が波と衝突する時に受けるパウンディング(Pounding)やスラミング(Slamming)、シンケージやバウダイビング(Bow diving) 時のパンティング(Panting)などの外力に対して十分な構造強度が要求されるため、21世紀現在の鋼鉄船は、ブレストフック(Brest Hook)という船首肘板、サイドストリンガー(Side Stringer)という船側縦材、パンティング・ストリンガー(Panting Stringer)防壌縦材などが船首内部から支え、船首最前部はファッション・プレート(Fashion Plate)と呼ばれる丸みを持った鋼鉄板でさらに補強されている。これらの部材によって船首は船体の中でも最も強く作られている。船首は複雑な曲面で構成されることが多く、熟練作業員の手作業によって一枚の平鋼板を過熱し冷却しながら力を加えて所定の形にする撓鉄(ぎょうてつ)と呼ばれる高度な技術が必要であり、一連の撓鉄により加工された鋼板を接合することで船首が製造される。船首の形状は船が作られた時代の造船技術を物語っており、船首を見るだけで古い船や新しい船といった印象を強く受ける。20世紀初頭の鋼鉄船の初期には、船首の下が出っ張った船など幾分の混乱期があって、まっすぐ垂直なものと上部が前に出るものとが混在し、20世紀の中頃からは上部が前に突き出した一般的な形に落ち着いていたが、バルバス・バウが広がりだすと、大型船ではほとんど全てが独特の形状を備えるようになった。21世紀になってからは、船首を細く尖らせた高速船も現れてはいるが、ほとんどの船は燃費に優れるバルバス・バウを持った、互いにそっくりな船首でゆっくりと航海している。また、シアーと呼ばれる前部の乾舷、つまり水面から上甲板までの高さが高くなっている場合が多く、その傾きは船種や国籍によっても異なるため、これも各船独特のスタイルを作り出している。

出典:wikipedia

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