山野線(やまのせん)は、かつて熊本県水俣市の水俣駅から鹿児島県姶良郡湧水町(営業当時は栗野町)の栗野駅までを結んでいた、九州旅客鉄道(JR九州)の鉄道路線(地方交通線)である。国鉄再建法施行により1984年に第2次特定地方交通線に指定され、国鉄分割民営化後の1988年2月1日をもって全線廃止となった。山野線は、沿線にある鉱山の開発のため敷設された路線で、栗野 - 山野間が軽便鉄道法に基づき1921年に山野軽便線(やまのけいべんせん。1922年に山野線に改称)として開業した。水俣 - 山野間は改正鉄道敷設法別表第124号の予定線で、1934年に水俣 - 久木野間が山野西線(やまのさいせん)として開業、従来からの山野線は山野東線(やまのとうせん)と改称。1935年には山野東線が薩摩布計まで延長され、1937年には県境区間の久木野 - 薩摩布計間が開業し全通した。この時に、線名は再び山野線に戻った。なお、久木野 - 薩摩布計間にはループ線(大川ループ)があったことで知られている。直径300mほどの円形で、そばに「生活博物館るーぷ亭」が建っている。廃止前年の1987年末から漫画が車体に描かれていたキハ52形気動車1両も、1988年1月31日の山野線最後の旅客営業日を迎えた。廃止に当たっては、沿線住民の半数が見送りに駆けつけたという。山野線廃止時のもの。急行「からくに」山野線内廃止時停車駅接続路線の事業者名・駅の所在地は、山野線廃止時点のもの。
出典:wikipedia
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