海馬 瀬人(かいば せと)は、高橋和希による漫画『遊☆戯☆王』および、それを原作とする派生作品に登場する架空の人物。「武藤遊戯」のライバルであり、準主役キャラ。また「城之内克也」の天敵。「学園編」の「牙を持つカード」(単行本2巻/文庫版1巻収録)で初登場。原作では在学生だが、アニメ第一作では転校生として登場している。一人称は当初は「ボク」だったが、後に「オレ」となる。現役高校生でありながら、大企業「海馬コーポレーション」の若手社長を務める程のエリートで文武両道。ソリッドビジョンシステム関連を手掛け、ヘリコプターやジェット機も操縦できる。天才的なゲームプレイヤーでもあり、特に「マジック&ウィザーズ」と「チェス」を好み、M&Wに関しては「カードの貴公子」の異名で呼ばれている。ライバルである遊戯には一見すると実力で勝利した事は一度も無いが遊戯本人も「友情の力が無ければ負けていた」と実力を認めており、互角に近い実力を有し戦う事が出来る天才的な人物。5歳の時に母を亡くし、8歳の時に父も亡くした後、親戚に遺産を奪われ、弟のモクバと共に施設に預けられた。この時の経験から「良い暮らし」と「親のいない子供たちを楽しませる遊園地を作る」という2つの夢を抱くようになる。10歳の時、養子探しで施設を訪れた海馬剛三郎に「自分がチェスで勝ったら、モクバと共に養子に迎え入れる」という条件を突きつけてのチェスで勝利し、海馬家への養子入りを果たす。海馬家の人間となってからは、剛三郎の手で英才教育という名の虐待を施されるが、6年後に剛三郎を失脚させて、自らが海馬コーポレーションの社長となった。軍事企業だった海馬コーポレーションをゲーム企業に転換。海馬ランドの建設も始める。しかし、自らの勝利と目的のためなら手段を選ばず、非道に徹する悪党にもなり、モクバへの愛情も次第に失われていった。遊戯たちとは当初はクラスメイトの関係にすぎなかったが、遊戯の祖父・双六がレアカード「青眼の白龍(ブルーアイズ・ホワイト・ドラゴン)」の所持者であることを知ってから遊戯たちと深く関わるようになる。双六から「青眼の白龍」を借りてきた遊戯から「青眼の白龍」を強奪するが、闇遊戯とのデュエルに敗北し、カードを奪い返された上、罰ゲームを味わわされる。この後、双六以外の「青眼の白龍」所有者を破産や自殺に追い込んでいき、3枚の「青眼の白龍」を入手。双六を決闘で負かした後、罰ゲームとして、双六の「青眼の白龍」を破り捨てた。この理由を本人は「デッキに入れられる同じカードは3枚…4枚目の青眼の白龍は敵になるかもしれないからな…」と言っている。双六戦の直後、遊戯への復讐のために作り上げた「DEATH-T」で遊戯たちを苦しめ、敗北したモクバには罰ゲームを行った。最終ステージで遊戯との二度目のデュエルを展開。仲間たちの友情に支えられた遊戯に敗北し「マインドクラッシュ」で悪に満ちた心を砕かれた後、幼い頃の自分が自らの心をパズルのように組み立て直し始めた。「DEATH-T」から半年後、遊戯と死の物真似師の決闘の最中に復活。ペガサスに捕らわれたモクバ救出のためにペガサス島に赴く。プライドの高さと傲慢かつ破天荒な面は変わっていないが、誇り高い人物に変化。モクバへの愛情も取り戻し、孤児院時代にモクバと一緒に写った写真から作った兄弟お揃いのカードペンダントも身に着けるようになる。遊戯のことも憎むべき敵から好敵手と見るようになった。王国終了後、モクバとの再会により、心のパズルも完成させた。原作ではバトル・シティ編で事実上の出番を終え、「王の記憶編」では古代エジプトにおいて彼の前世に位置する「神官セト」として終始に渡って登場。その後は最終回で姿を見せたのみである。アニメ版ではバトル・シティ編以降も登場。ドーマ編でペガサスに自社の株を買い占められたことを発端に、ドーマとの戦いに参加。伝説の竜「クリティウス」の所持者となり、世界を救う戦いに身を投じている。KCグランプリ編では主催者に徹していたが、ジーク・ロイドとの決闘に臨んだ。アニメ版での「王の記憶編」ではバクラの誘導で古代エジプトに赴き、遊戯やアテムと共にゾークと戦った。現実世界に戻った後はアテムのデュエルの相手になろうとするが、その役を遊戯に譲り彼と闇遊戯の決闘を見届ける。アニメ第一作目では前述の通り、剛三郎が存命なことから社長ではなく、童実野高校の転校生として、遊戯たちと顔を合わせた。闇遊戯との最初の決闘は引き分けで終わるが、海馬本人にとっては屈辱であり、以降は配下のゲーム四天王に遊戯の相手をさせながら「DEATH-T」を建造していった。遊戯のことは憎からずも好敵手と認めている為、体調不良と闇遊戯の助力を得られずにいたことから影山三姉妹に苦戦中の遊戯からデュエルを引き継いで勝利したこともあった。アニメ第二作では「マインドクラッシュ」を受けても廃人化まではせず、自身の「力のカード」が、遊戯の「心のカード」に負けたことから、自身を見つめ直すための旅に出た。旅先でデュエルディスクを完成させた直後、ペガサスとビッグ5の結託を知り、ペガサス島に赴く。モクバとの兄弟の絆が強調されており、モクバが絡むと他の全ての物事が眼中から消えてしまう。この点で他者と感情を共有させることはなく、アニメ版オリジナルの「ドーマ編」で海馬コーポレーションの関わった戦争で、弟を失ったアメルダからの問い掛けに、「自分ならどんな事があっても弟を守る」と突き放し、「KCグランプリ編」では、幼少期から因縁があるジーク・ロイドに対しても慰め一つ言わなかった。モクバが攫われたときには、ヘリで突っ込み自力で助け出し、「乃亜編」では洗脳されたモクバを救い出すことを第一に行動していた。「王の記憶編」では幼い頃の自分とモクバに酷似した兄弟が、大邪神ゾークによって焼き殺されるのを目撃し激怒した。ゲーム作品でモクバが洗脳されて敵に回ったりしたときは「モクバには手は出せない」と発言している。非現実的な事に関しては否定的で、ヒステリックな反応をする。アニメ版では「電脳世界に生きる精神だけの存在と戦う」「異世界の存在であるクリティウスの所持者に選ばれる」など、非現実的な出来事の渦中にいて慣れてしまい、ドーマ編以降は全くその手の現象に反応しなくなっている。さらに続編の『遊☆戯☆王デュエルモンスターズGX』では、会社をあげて自らオカルト的なプロジェクトを行っている(後述)。プレイステーションゲーム『真デュエルモンスターズ2 継承されし記憶』では薔薇十字団に所属するクリスチャン・セト・ローゼンクロイツも登場しており、海馬と瓜二つの容貌で彼もまた闇遊戯の宿敵であり、青眼の白龍と縁ある存在である。アカデミアの生徒たちから「伝説のデュエリスト」と呼ばれている存在。海馬コーポレーション社長を続ける一方、デュエリスト養成のための全寮制の学校「デュエル・アカデミア」を設立。オーナーとして万丈目準の兄達による学園買収の持ち掛けや、アカデミアの修学旅行などの際に、間接的に登場している。GXの物語が始まる以前、子供達から新しいデュエルモンスターズのカードのデザインを募集し、採用されたデザインはカードにしてタイムカプセルに詰めて宇宙へ打ち上げ、宇宙の波動をそのカードに取り込むという、非科学的な企画を行っている。4期ではダークネスによって彼の不在時に自分以外のKC社員を全員消滅させられ、本社ビルも斎王によって破壊されてしまう。巨額の富と最高のデッキ構築力を持ち、伝説のレアカード「青眼の白龍(ブルーアイズ・ホワイトドラゴン)」を中心としたパワーデッキを使用する。原作では「青眼の白龍」以外に存在するドラゴン族は「カイザー・グライダー」のみだったが、アニメではドラゴン族を中心としたデッキを使用している。海馬は誰も所持していないようなレアカードを好み、とにかく利用したがる傾向にあり、彼のデッキにはレアカードが多数投入されている。
出典:wikipedia
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