PP-19 Bizon(, 英:ビゾン/バイゾン)は、ロシアのイズマッシュ社が製造・販売する短機関銃(, 略称:ПП/PP)である。AK-47以来の信頼性の高い機関部に独特の64発弾倉を装着した特徴を持つ短機関銃であり、1993年にビクトル・カラシニコフ(AKで有名なミハイル・カラシニコフの息子)やアレクセイ・ドラグノフ(ドラグノフ狙撃銃の開発者、エフゲニー・F・ドラグノフの息子)らによって開発された。なお、愛称のビゾンはロシア語でバイソン(野牛)を意味し、稀に「BISON」と誤記される事もある。部品の6割がAK-10x系統と互換しており、作動機構はAK-74Mそのままである。安全装置もAK系と同じ大型のレバーで、上から順にセーフモード・フルオート(表記)・セミオート(表記)となっている。改良型のBizon-2のリアサイトは、50, 100, 150mの3段階(のゼロイン距離)に切り替え可能。Bizon-3のリアサイトは耳の保護を図ったデザインとなっている。Bizonはドラグノフに、2/3はAK-74Mに正面からの外観が似ており、敵に本格的な軍用ライフルと誤認させる効果も持っている。PP-19の最大の特徴として、「スパイラルマガジン」と称する円筒形の弾倉を銃身と平行に装着していることが挙げられる。この弾倉は、他の短機関銃やアサルトライフルが下部にバナナ型マガジンが突き出しており伏射の障害になりやすいのに対し、コンパクトであると共に他の短機関銃には見られない64発という大容量を達成している。その一方、射撃を続けるうちに重心位置が変化してしまうという欠点もある。弾倉は黒色で、外から確認できる残弾目盛りが4, 24, 44, 64発目の4箇所に打ってある。なお、派生型のPP-19-01では、スパイラルマガジンの代わりに一般的なバナナ型マガジンを使用する。AK系のアサルトライフルと同じ構造・外形だが、拳銃弾を用いたことで低反動での連射が可能であるうえ、単発や手動バーストによる精度向上も大きい。100m以内の接近戦で機動的に複数の敵を倒す必要がある特殊作戦(人質救出など)や、陣地から身を乗り出さずに反撃する用途などに特に優れるとされる。弾薬は9x18mmマカロフ弾の他、特に貫徹力を重視した7.62x25mmトカレフ弾、輸出向けの9x19mmパラベラム弾・.380ACP弾の各種バリエーションがある。また、銃口に装着できるサプレッサーも供給されている。
出典:wikipedia
LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。